たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2018.3.26 朝から晴天のはずだった。しかし、現地に着いてみると気温は高いものの薄い雲が拡がっていた。コツバメの以前のテリ張りポイントは消滅し、かなり離れた場所に移ったとのことだが、そのポイントでは2年続けて見ていなかった。いつも到着は遅めだったし、晴天ではなかったし、気温も低めだったのでしかたがないと諦めていたわけだが、今度もダメかと思いつつ様子を見るだけと、とぼとぼとポイントにたどり着く。が、やはりコツバメはいなかった。別な場所を少し探索しているうち、日射しが増したのに気づき、急いでポイントに戻ってみると、複数のコツバメが飛び交っていた。とりあえず、静止を撮っておく。狙いは飛翔だがうまくいくとは限らないのでアリバイを作っておく。 笹や枝の先にとまることが多いけれど、地面にもとまっていた(吸水?)。飛んだところを連写。 飛んだところというのは正確ではない。別の個体が接近したりミヤマセセリなどが来たりしない限り、自ら飛び出すことはない。いつまでも翅を閉じ日光浴をしている。だから、飛ばせたというのが正しい。問題は飛ぶ方向。どこに飛び出すか判らない。下方向にも上方向にも飛び出す。飛ぶ方向が決まったとしても、置きピンの距離でシャッターが切れてくれるか判らない。何しろ1秒8コマ。近すぎたり遠すぎたりボケているのはまだいい。全く姿さえ写っていなかったりする。真横への飛び出しはピントは合うけれど凡庸すぎる。 コツバメのテリ張りの場合、限度があるはずだが何度飛ばせても戻って来る。戻って来るとき一瞬ホバリングするのだが、ぴったり同じ場所に来ないので失敗ばかりだった。これは偶然、前から撮れたもの。ピントは顔にしか合ってない。 飛翔がメインであったがあまりにもうまくいかないので、諦めてこれはと思った背景では静止も撮った。 これが一番飛翔感が出たと思う。地面にとまっていると上にしか飛び立たない。後は距離と高さだが、やはり偶然の産物。 午後からはミヤマセセリの飛翔に挑戦する。静止を撮る暇があったら、飛んでいるのを追いかけろと言いたいのだが、やはり静止もいいもの。ただ、♀は4度も遭遇したのに最初の個体しか撮らなかった。この個体、完品だと思っていたのに右後翅が傷んでいた。ちょっと反省。 ミヤマセセリの飛翔はムズカシイ。もう完全には撮れないので背景の雑木林が主体となる。 撮れない時は逆光であろうなかろうと勝手に手が動く。もう、やけのやんぱち。 枯葉の積もった小道を行き交うミヤマセセリ。逆光だが、早春の雑木林の雰囲気は出ていると思う。
by otto-N
| 2018-03-29 21:03
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