たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2018.4.13 埼玉でアカヤシオが見られると言う。飯能にある標高がわずか1033mの蕨山。電車とバスで行けるけれど本数が少ないので車で行く。名郷バス停の駐車場から林道を抜け、暗い杉林の急登を1時間で尾根道にたどり着く。この日は尾根道は風当たりが強く、気温12~13℃。尾根道はアセビ街道だった。 登山口に飛んでいたがとまらなかったので見送ったが、尾根道でスギタニルリシジミが風にあおられ地面にしがみついた。(完全なる証拠写真) 尾根道は平坦ではあるが、ところどころに岩場がある。アカヤシオだけではなくイワウチワもあると言う。そのイワウチワ、群落ではなくポツンポツンと数輪だけ咲いていた。 近くにあったのは少しピンク色。風が一瞬止むのを待って撮る。 ところどころにミツバツツジが咲いているが、アカヤシオは見当たらない。 そのうち、アカヤシオが遠い所にポツンポツンと咲いているのが見えてきたが近くにはなく、すでに散ってしまったのかと思っていたら、突然現れた。 上のほうは風にあおられ花が吹き飛ばされそうだ。 最後の急登を終え、山頂に着いたのはちょうど12時。登り始めて2時間だった。山頂にはアカヤシオが咲いていたが、それほどの数ではなかった。でも、ここだけは風がなく気持ちが良かった。ヒオドシチョウがテリ張りしていると思ったが、気温が低すぎるせいか1頭も現れなかった。 このピンクは青空に映える。 12時20分、道が急なのでカメラをザックにしまい込み下山開始。イワウチワの下の尾根道に来たところで、小さなブルーが目の前をよぎる。風にあおられ満足に飛べない。路上に降りたので近寄ってみると、登る時には全く見なかったコツバメだった。 飛び去った後も、時々ブルーが目の前を横切る。上から見ているので日に照らされたブルーがとても明るい。風に逆らう場合はホバリング状態。とまったところしか撮らなかったが、こんなに遅くしか飛べないのであれば飛翔もチャレンジすべきだった。使っていた18-135ミリには距離目盛がなく、AFで自分の手なりを撮影してからMFに切り替えるしかなく、そんな余裕がないのが実情ではあるが、気温12℃、強風の中、コツバメが次々と出て来るとは思わなかった。2回目の遭遇の後に飛翔用に設定しておくべきだったと、下山中は悔やみっぱなしであった(今も)。 14時すぎに登山口到着。結論から言うと、往復3時間半の山でのアカヤシオはそれなり。ただ、どうしてもアカヤシオを見たいという人にはオススメだ。アカヤシオがトンネルとなる群馬の袈裟丸山の標高は1878m、その前峰までしか登らなかったがそれでも往復4時間かかった。
by otto-N
| 2018-04-24 16:03
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