たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2018.9.11 気温が低下し、薄曇り。近所のヤマトシジミを見に行くと、とても綺麗なオスが出てきた。この時は気がつかなかったが、後でPCで見るとブルーがヤマトにしては濃い。シルビアに近いブルー。光線の当たり具合の関係だろうか、こんなヤマトは見たことがない気がする。飛び去った後、次が現れなかったので別の場所に移動したが、もう少し粘るべきだった。 移動した先はキアゲハの多い中目黒の公園。ビルを背景にできる場所は限られており、そこへはあまり飛んで来ず、しかも逆光気味で色が出なかった。 2018.9.12 薄日の射す絶好のヤマト日和。隣のマンションの芝生の隅に50cm四方のカタバミの群落があり、そこに行くとすぐにやってきた。高温期から低温期への移行型。ブルーがとてもきれい。 続いてもう1頭。前日の個体かもしれない。 時々オス同志が絡みどこかに行ってしまうが、しばらくするとまたやって来る。これは高温期型に近いがとてもきれい。 不思議なことに摺れたオスはあまりいなかった。6~8月の高温期型のオスは灰色がかったブルーであまり好きではないのだが、光線の当たり具合だろうか、灰色が消えブルーが濃くこの日はとてもきれいだった。 この日現れた唯一のメス。擦れてはいたが、全開したとき虹色に輝いた。虹色は鮮度とは関係ないのかもしれない。薄曇りの日に真っ黒に撮るのが好きではあるが、直射日光下のこの虹色幻光も楽しみである。半開翅の逆光撮影はクロツに十分張り合える。 このカタバミの群落は低いフエンス際にあり、四角い格子の間からレンズを突き出さねばならないので、自由なアングルをとれなかった。 叢を掻き分けるようにメスを探してゆっくりと飛ぶオス。飛翔速度が遅いので撮りやすいが葉被りが多くなってしまう。大きくトリミング。 だが、オープンスペースではがぜん速くなる。方向転換の予測もつかない。カタバミ群落の前で待っていても撮り逃がしてばかりいた。やっと入ったのだが右の隅。 カタバミの上では2~3頭が時々絡むが、ピントが来ないし、まるでフレームに入らない。そんな中、まるで飛び立ち合成のような1枚が撮れていた。1/4000ではチョウがブレているのは仕方がないにしてもピントが今一つ。とても惜しい1枚だったが、カタバミが入っていないので諦めはついた。と、言い切るのはむずかしい。
by otto-N
| 2018-09-19 16:40
|
Comments(2)
ごぶさたしております。
昨年は病気をしたせいで、ヤマトシジミ(特に青メス)を撮影する時期を逸したので、otto-Nさんのヤマトの写真を見ると、今年こそはしっかり撮りたいと思いますね。 でも、今年は当地は何故かヤマトが少ないです。 カタバミもないので、しっかり除草されたのかとも思います。
0
Commented
by
otto-N
at 2018-09-20 20:08
x
H.A.さん、コメントありがとうございます。
こちらこそご無沙汰してます。 靑メスは青ければ青いほど奇麗とは限らないようで、光線の当たり具合や撮り方次第で印象が大きく変わる不思議なチョウです。 ヤマトシジミはこれから増えると思いますが、北国の方が靑いのが多そうですね。
| |||||
ファン申請 |
||