たかがヤマト、されどヤマト

2017.8.6-7 長野県・ヒキオコシの急斜面 オオゴマシジミ   2017.8.15 (記)

2017.8.6-7
急遽、夏場は松本在住の千葉のSさんに案内いただき、オオゴマシジミを観に行く。

2017.8.6
現地に着いたのは午後。1週間ほど前、あるブログにオオゴマシジミの画像が掲載され(おそらく今季初)、その翌日は朝から採集者で溢れかえっていたそうである。なるほど、ここがかの有名なポイントかと感慨したわけでないけれど、深山の急斜面の鬱蒼とした繁みの中の踏み跡を見て妙に納得する。この日は撮影者と採集者が数人ずつ。撮影者の中にDさんがおられたので様子を聞くと、まだ証拠写真しか撮っていないとのこと。すでに採り尽くされたのかもしれないが、1頭くらいは出てくるだろうと付近を探す。アサギマダラが日影のヨツバヒヨドリに群がっていた。エルタテハはいたけれどコヒオドシは姿を現さなかった。
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しばらくすると、オオゴマシジミが飛んできたがすぐ斜面の上に行ってしまう。思ったより小さい。飛んでいる感じは、飛び方も色もゴイシシジミのようだ。飛び方を頭に刻む。空が曇って暗いせいで飛んでこないのかもしれない。諦めかけたが、少し離れた場所で飛んできた。後を追うと、遠いクガイソウで吸蜜を始めた。300ミリで撮るが豆粒大。
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近くの別の花に飛び移り、花の上を移動しながら吸蜜する。しかし、顔がよく見えない。
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やっと翅の少し開き、顔が見えた。
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別の花に少し飛び、また同じ花に戻ってきた。こちらの花のほうが甘いということか。あいかわらずいい向きにはなってくれない。
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じゅうぶん撮れないままに、さらに別の花に飛ぶ。
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今度はゆっくりしていたが、横からだけしか撮らせてくれなかった。
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14時、空が暗くなってきたので、ここを諦めゴマシジミの場所に移動する。山麓は晴れていた。



2017.8.7
松本に泊り、朝から同じ場所に出かける。雲1つない快晴。しかし、オオゴマシジミはすぐには飛んでこなかった。やっと1頭の飛来。しかし、数日前ここにあったというクガイソウはすでになく、吸蜜する花がないのか、少し休んだだけで斜面の上に舞い戻ってしまう。
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アイノかジョウザンミドリが賑やかにテリを張り始め、コヒョウモンが姿を見せるが、相変わらずオオゴマは出て来ない。1コマ目はおそらくジョウザンミドリ。この個体だけは擦れていなかった。
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9時すぎ、足元のヨツバヒヨドリにアサギマダラが2頭。逆光だけど時間つぶしに撮影でもするかと思った時、アサギマダラの近くからオオゴマが飛び出し、ゆっくりと付近を飛び回り下草の中に潜る。付近はクロバナヒキオコシの密生地。産卵行動だった。
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すぐ少し飛び、別な花穂(まだ花は咲いていない)の根元に産卵のポーズ。マクロ距離だったが、300ミリで出来る限り引いて撮った。
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翅に光が微妙に当たる。背景の緑がきれいだった。
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また別の穂先に。今度もマクロ距離。300ミリでは近すぎだった。
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ときどき藪の中で休み、産卵場所を探していた。翅を全開したが、ちょっと擦れていたのは残念だった。
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実は、カメラの設定が一番イヤな位置にずれていた。ペンタックス特有のエフェクト「銀残し」。超アンダーで彩度を極端に下げ、まるで白黒写真のようになってしまう。JPEGだけでなくRAWでも撮っておれば、直すのは簡単だろうと思うが、撮影中の書き込みに時間がかかり過ぎるので普段はRAWでは撮っていない。この日は、すべて「銀残し」で撮ってしまい、付属ソフトで修正するのが大変だった。日射しが強いためブルーが強く出ているのかもしれないが、ブルーを修正しきれていないと思う。また、ハイコントラストも修正できていないせいか、裏翅もギンギンになってしまった。
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左後翅の損傷が見えないアングル。透けた翅がうつくしい。
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そして、目の下での全開。この後、飛び去ってしまい、戻ってくることはなかった。現れてから飛び去るまで12分。至福の時間だった。(この時点では、まだ「銀残し」に気がついていない)
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ちなみに、この原画は以下(同じくらいにトリミング)。そうでなくても、いつもEV-0.3~ー0.7で撮っているので、真っ暗だった。
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# by otto-N | 2017-08-15 16:50 | Comments(0)