たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2010.8.4-7 毎年8月、お盆には北海道へ墓参りに行っている。北海道ではクルマがないと動きがとれないため、新潟まで300km走り、そこからから小樽までフェリーで行っていたが、東北の温泉をいくつか回ってから、下北半島の大間から函館に渡ることになった。 8月4日:東京から東北道を一気に盛岡ICまで北上し、国見温泉「石塚旅館」に泊まった。秋田駒ヶ岳の麓にある鄙びた旅館だ。ここの温泉はほんとに素晴らしい。それまで見たことのない緑色の硫黄泉だった。朝の内風呂は印象的だった。 8月5日:田沢湖をかすめ、阿仁町、森吉町と山の中を走り、能代市に出てから、十二湖に行ってハイキング。人気のないブナの原生林は素晴らしかった。その後、「黄金崎不老不死温泉」へ。夕食前に、岩浜にある露天風呂に入り、太陽が沈むのを待つ。日が沈んだ後の赤く染まった空と海は圧巻だった。まさに黄金色だった。 8月6日:この日、白神ラインを通り、弘前に抜けた。事前にどうするか調べた結果、「めったに来ない所、走ってみよう」と、ちょっと無謀だったが走ることにした。1車線の砂利道が40km続いた。幸い、前半のタイトなところでは、対向車は1台だけだったけれど、先の見えないカーブが連続し、アップダウンを繰り返す薄暗い砂利道を4時間走った。途中カラスアゲハ(ミヤマ?)が吸水していたが、撮る余裕はなかった。津軽峠を通り、暗門の滝を見て、弘前に。そして、八甲田山麓の「猿倉温泉」に泊まった。 8月6日:七戸町、野辺地町を抜け、恐山へ。恐山は2回目だったが、やはり不気味。境内に温泉(硫黄泉)があったが、外が暑くて入る気にならず。山を下りて、尻屋崎に行った。そこで、予期せぬ野生の馬「寒立馬」の集団に出会う。この日は、下風呂温泉「まるほん旅館」に泊まる。濃厚ないい湯だった。 8月7日:朝、マグロの1本釣りで有名な大間へ。11:30発の函館行きフェリーに乗る。 さて、下の画像は、 国見温泉「石塚旅館」の渡り廊下にいたヒメキマダラヒカゲ。 朝の内風呂。朝日の反射がきれいだった。 黄金崎不老不死温泉の夕焼け。(この4枚はコンデジ撮影) 沖縄の海と錯覚するブルー。恐山の山頂の湖。 偶然出会った寒立馬。たくましい体だった。 チョウの画像はわずかです。 国見温泉、駒ヶ岳登山口にいたルリシジミ。朝、旅館前にいたキベリタテハ。 十二湖のサカハチチョウ。猿倉温泉の駐車場では、アカタテハとウラギンヒョウモン。 クサギで吸蜜するぼろぼろのクロアゲハ (8/5 15:57 十二湖) 温泉めぐりをしたわけだけれど、夏に東北の温泉に行くのは少し考えたほうがよいです。この夏はとても暑かった。大旅館はともかく個人的に好きな小さめの旅館は、冷房設備がない(北海道もです)。温泉から出ても汗が引かない。大誤算だった。 下北半島・大間から北海道に渡ったが、ちょっと失敗した。大間はゴマシジミの棲息地であることを北海道から帰ってから知った。大間では時間が結構あったのに、残念。 (ゴマシジミは北海道・十勝で撮ることができましたが、大間でも見たかったです。それから、弘前側から途中までならよいですが、白神ラインの走行はお勧めしません。)
by otto-N
| 2011-03-03 16:12
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