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たかがヤマト、されどヤマト

8月、北海道・札幌、コヒオドシ (2010.8.18)  2011.3.15

2010.8.18
昨日、幕別から、狩勝峠経由で、親のいる札幌・手稲区に移動した。この日、手稲山(1023m)に登った。実は、この日、小樽近郊の余市岳(1488m)に登る予定で入山地点のキロロスキー場に行ったけれど、登山時間を大幅に短縮できる林道が閉鎖されていたため、登山を断念。天気も良く、このままではしゃくなので、急遽近くの山にハイキングしたわけです。山の頂上付近の緩斜面には、ベニヒカゲがいると踏んでのことです。
手稲山は、冬にはスキーで何度か来ているので、地形的には何となく判る。ロープウェイ前の駐車場から、少しだけ緩やかだけれど、すぐ急斜面(女子大回転コース)の直登。この直登は、冬、カリカリのこぶ斜面となる所で、結構きつかった。直登を過ぎると、待っていたのは、ヒヨドリバナの咲き乱れる緩斜面。コヒオドシ、クジャクチョウ、ヒョウモンが集まっていた。

ヒヨドリバナに吸蜜するコヒオドシ。こんなに見たことはなかった。
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さて、ベニヒカゲはというと、いたにはいた。が、新鮮なものは少なく、しかも暑いので活発すぎ、なかなか止まらない。
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麓の日影にいたミドリシジミのメス(ピンボケ)。オオミドリシジミのような気がするが、メスはよく判りません。
ヒメキマダラヒカゲ(少し翅が壊れていて残念)とクロヒカゲ。キアゲハもいました。
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夏の手稲山は初めてだった。頂上からは、札幌の街が一望でき、昔とはえらい違いと、リフト降り場の日影で休んでいたら、さすが北海道、涼しさを通り越してすぐ寒くなってきました。すぐそばに見える山なのに、標高1000mもあることを忘れていました。

ヨーロッパのコヒオドシ:
2010年の今ころ(3月)は、退職したら半月はヨーロッパでスキーをという願いがかない、フランス/シャモニー・モンブランとスイス/ツエルマットに行っていた。そのとき、ツエルマットのスキー場の中で撮ったコヒオドシの画像です。
コヒオドシはガントというゴンドラの駅の日だまり(ゴンドラが停止する枠の所)で日光浴をしていた。日だまりとはいえ、春スキーではなく冬スキー、まさかと思いました。
ガント(2323m)からはホーテリ(3286m)に1本のゴンドラが架かっています。標高差963mの急斜面。全山コブです(拡大すると判ります)。この斜面、スキーヤーはまばらで、自然の中で遊ばせてもらっているという感じで、やっとスキーらしいスキーを楽しむことができました。
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このコヒオドシはデジカメ(Canon Pawer Shot A720 IS)で撮ったもので、ボケていますが、日本のコヒオドシ、ヒオドシチョウ、エルタテハと較べてみると、前翅はコヒオドシ、後翅はヒオドシチョウと両者の中間みたいな感じです。大きさはコヒオドシより大きめ。
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3月11日の地震発生当時は、自宅にいた。いったん揺れが収まり、外出していた妻から無事との電話があり、ほっとしたのもつかの間。津波に襲われているリアルタイムのTV映像を見て以来、どうしようもない無力感で、ブログ更新もする気になれませんでしたが、昨年の画像を整理していると何となく落ち着くので、ブログの更新を再開することにしました。

この地震で亡くなった方のご冥福を心から祈ります。
そして、被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。
がんばって下さいとしかいいようがありません。

by otto-N | 2011-03-15 12:02 | Comments(2)
Commented by ダンダラ at 2011-03-15 13:31 x
地震のおりは自宅におられたのですね。
奥様も無事でなによりでした。
真冬でもコヒオドシがいるのにはビックリしました。
何か勘違いして出てきてしまったのでしょうか。
Commented by otto-N at 2011-03-15 14:29 x
ダンダラさん、お心遣いありがとうございます。妻は10kmくらい歩いて帰ってきました。日ごろ鍛えてあるはずなので心配はありませんでしたが、帰ってきて初めて津波の様子を知ったようです。で、二人で意気消沈という具合です。
ツエルマットのこの日、日差しが強く、ガントに下りる前、ブラウヘルド(2575m)の山頂レストランで昼食してましたが、チョウが何度か横切って飛んでいきました。飛び方はセセリのようでしたが、コヒオドシだったかもしれません。
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