たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2010.8.18 昨日、幕別から、狩勝峠経由で、親のいる札幌・手稲区に移動した。この日、手稲山(1023m)に登った。実は、この日、小樽近郊の余市岳(1488m)に登る予定で入山地点のキロロスキー場に行ったけれど、登山時間を大幅に短縮できる林道が閉鎖されていたため、登山を断念。天気も良く、このままではしゃくなので、急遽近くの山にハイキングしたわけです。山の頂上付近の緩斜面には、ベニヒカゲがいると踏んでのことです。 手稲山は、冬にはスキーで何度か来ているので、地形的には何となく判る。ロープウェイ前の駐車場から、少しだけ緩やかだけれど、すぐ急斜面(女子大回転コース)の直登。この直登は、冬、カリカリのこぶ斜面となる所で、結構きつかった。直登を過ぎると、待っていたのは、ヒヨドリバナの咲き乱れる緩斜面。コヒオドシ、クジャクチョウ、ヒョウモンが集まっていた。 ヒヨドリバナに吸蜜するコヒオドシ。こんなに見たことはなかった。 さて、ベニヒカゲはというと、いたにはいた。が、新鮮なものは少なく、しかも暑いので活発すぎ、なかなか止まらない。 麓の日影にいたミドリシジミのメス(ピンボケ)。オオミドリシジミのような気がするが、メスはよく判りません。 ヒメキマダラヒカゲ(少し翅が壊れていて残念)とクロヒカゲ。キアゲハもいました。 夏の手稲山は初めてだった。頂上からは、札幌の街が一望でき、昔とはえらい違いと、リフト降り場の日影で休んでいたら、さすが北海道、涼しさを通り越してすぐ寒くなってきました。すぐそばに見える山なのに、標高1000mもあることを忘れていました。 ヨーロッパのコヒオドシ: 2010年の今ころ(3月)は、退職したら半月はヨーロッパでスキーをという願いがかない、フランス/シャモニー・モンブランとスイス/ツエルマットに行っていた。そのとき、ツエルマットのスキー場の中で撮ったコヒオドシの画像です。 コヒオドシはガントというゴンドラの駅の日だまり(ゴンドラが停止する枠の所)で日光浴をしていた。日だまりとはいえ、春スキーではなく冬スキー、まさかと思いました。 ガント(2323m)からはホーテリ(3286m)に1本のゴンドラが架かっています。標高差963mの急斜面。全山コブです(拡大すると判ります)。この斜面、スキーヤーはまばらで、自然の中で遊ばせてもらっているという感じで、やっとスキーらしいスキーを楽しむことができました。 このコヒオドシはデジカメ(Canon Pawer Shot A720 IS)で撮ったもので、ボケていますが、日本のコヒオドシ、ヒオドシチョウ、エルタテハと較べてみると、前翅はコヒオドシ、後翅はヒオドシチョウと両者の中間みたいな感じです。大きさはコヒオドシより大きめ。 3月11日の地震発生当時は、自宅にいた。いったん揺れが収まり、外出していた妻から無事との電話があり、ほっとしたのもつかの間。津波に襲われているリアルタイムのTV映像を見て以来、どうしようもない無力感で、ブログ更新もする気になれませんでしたが、昨年の画像を整理していると何となく落ち着くので、ブログの更新を再開することにしました。 この地震で亡くなった方のご冥福を心から祈ります。 そして、被災地の皆様に心からお見舞い申し上げます。 がんばって下さいとしかいいようがありません。
by otto-N
| 2011-03-15 12:02
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Comments(2)
地震のおりは自宅におられたのですね。
奥様も無事でなによりでした。 真冬でもコヒオドシがいるのにはビックリしました。 何か勘違いして出てきてしまったのでしょうか。
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by
otto-N
at 2011-03-15 14:29
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ダンダラさん、お心遣いありがとうございます。妻は10kmくらい歩いて帰ってきました。日ごろ鍛えてあるはずなので心配はありませんでしたが、帰ってきて初めて津波の様子を知ったようです。で、二人で意気消沈という具合です。
ツエルマットのこの日、日差しが強く、ガントに下りる前、ブラウヘルド(2575m)の山頂レストランで昼食してましたが、チョウが何度か横切って飛んでいきました。飛び方はセセリのようでしたが、コヒオドシだったかもしれません。
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