たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.4.15 天気がよい。トラフシジミの開翅を狙って、朝一番で入園した。 トラフシジミは、午前中、吸水に降りてくる。「散歩」のShinさんによれば、そのとき、翅を開くこともあるという。 このところ、教育園に行くと必ずShinさんと出会う。今日も会った。2人で園内をうろつく。 アオキの花に吸蜜するトラフと、小川の端で吸水しているトラフを見つけた。アオキの木の下にに吸水トラフがいる構図。といっても、飛んできたのを追っただけ。止まっているのを見つけることは難しい。4コマ目は、葉裏で休むトラフ。(尾っぽが切れていたのが残念) 吸水しているトラフをじっと待っていたけれど、状況は変わらず、アオキの花に潜り込んでいるトラフが出てこないか見守っていた。 ふと、下の吸水トラフを見ると、翅を開いていた。あわててシャッターを押した。全開ではなかったけれど、一応撮れていた。 この後、トラフシジミをさらに探したが、もう下には降りてこず、ツマキチョウを撮る。先端が白いメスが増えてきた。 食草の一つのナズナに止まったのを撮ることができ、嬉しかった。 園内のツマキチョウは少なく、どうやら、園外に拡散したようだ。隣の区立公園のほうがむしろ多いくらいだ。 高さ1mくらいのところに、交尾しているツマキを見つけた。左の大きいほうがメス。風にあおられても、しっかり足をからまらせ飛ばされない。 見ているのもあきたので、そのへんのツマキを撮って戻ってみると、オスがメスを突き放すような乱暴な動き。別れるなと思った瞬間、オスが離れた。 離れた後のオスとメス。オスはすぐ下の葉上でちょっと翅を拡げたあと、どこかへ飛んでいった。 メスは枝をしっかり掴んだままずっと動かなかった。 (ちょっと、ドラマ仕立てで解説したいところですが、止めました) トラフシジミが、都心に棲息していること自体が不思議だし、数がこんなに多いとは思わなかった。異常発生なのかもしれないが、数年前はもっといたとのこと。また、園内にはびこっているアオキが吸蜜植物と判明したことは心強い。園芸植物も吸蜜するので、意外と都市型のチョウなのかもしれない。 吸水中は全開翅はしないようであるが、それに近いくらいは開きそうである。ただ、マクロで撮るには距離が遠い。 何よりも、通路以外は、立ち入ることはできないので、マクロの出番がほとんどない。指をくわえている呆然と見ていることのほうが多い。 嵐山のような夕方の開翅ポイントを探したが、園内は木で鬱蒼としており、簡単に見つかりそうにもない。 さて、明日も探すか。
by otto-N
| 2011-04-16 20:15
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Comments(4)
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banyan10 at 2011-04-16 22:23
ツマキの交尾はずっと狙っているのですがチャンスありません。
綺麗な翅の形状がシンメトリックな状態で逆光で雄のオレンジが透けて見えるのが理想です。(^^;
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otto-N
at 2011-04-17 20:14
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banyanさん、シンメトリックだと、ハート型になりますね。
小さめのメスと大きめのオス、それと逆光。条件が厳しいですね。 交尾は全く興味がなかったのですが、別れ際ががぜん面白くなってきました。 別れるまで見ていることはなかなかできませんが。
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otto-N
at 2011-04-18 08:53
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