たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2010.10.22 ジンバブエの蝶② この日の朝、ビクトリアフォールズを離れ、ボツワナ共和国のチョベ国立公園に移動した。迎えが来るまでの間、することもないので、ロッジ内で蝶を探した。 庭のはずれにアリ塚を見つけた。その後ろの木に止まったシジミチョウ、尾状突起があり、一見ゼフィルスのようだが、ウラナミシジミ系だと思う。開翅はしなかった。2コマ目は、近くに寄れないうち飛んでいったが、まぎれもないメスアカムラサキ。ただ、ムラサキ部分がない。そして、マダラチョウ系とコノマチョウの類。どのチョウも敏感で近づく前に飛び去ってしまった。 花壇にやってきたのはオナシアゲハ。最初見たとき、尾っぽのないキアゲハという印象。「オナシキアゲハ」と命名。「キ」がよけいだった。飛び方は、キアゲハというより、アオスジアゲハに近い。尾のないせいか、敏捷。せわしなくやって来て、すぐ飛び去って行った。 オナシアゲハ、最後のカット。ナミアゲハに似ているか、キアゲハに似ているかは微妙なところ。 さて、ヤマトシジミは、アフリカにもいました。「アフリカヤマトシジミ」にしようか。裏はヤマトシジミとそっくりだ。ただ、大きさがとても小さい。地を這うように飛ぶので、すぐ見失う。そして、ピントが合わない。ヤマトシジミにはカタバミがつきもの。カタバミは芝生の陰にありました。でも、小さい花だった。メスの開翅も撮れました。 3コマ目は産卵シーン。4コマ目は、オスだと思うが、表翅の中心近くが少し青い開翅個体は、残念なことにピンボケ。別個体も、開翅時間が短く、芝生の中に埋もれているので、うまく撮れない。それにしても、アフリカの蝶は敏感すぎた。 後日、ビクトリアフォールズの町に行く機会があったが、町の中はパサパサで、緑が少なく蝶の姿はなかった。それに較べると、町中の高級ホテルや、このロッジ内は、芝生を育てるため、絶えず灌水しており緑も豊かだ。蝶は、緑のあるところにしかいない。 それにしても、アフリカにヤマトシジミがいるとは思わなかった。かなり小さく、すばしっこい。開翅を撮ろうとしたが徒労に終わった。
by otto-N
| 2011-04-26 16:07
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Comments(3)
最後の蝶は本当にヤマトシジミそっくりですね。アフリカにもいるんですねえ。
3枚目のマダラの蝶は多分アオスジアゲハの仲間の Graphium leonidas だと思います。leonidasはかのレオニダス王のことでしょうか? アフリカにはこれに似た種類が何種類もいるようですね。 Papilio demodocus(オナシアゲハ)、いいですねえ。憧れの蝶なんです。 またしても、羨ましい・・・
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otto-N
at 2011-04-27 22:40
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naoggioさん、このヤマト、ほんとに小さかった。オスの開翅が撮れなくて悔しいです。
胴腹はマダラのようでしたが、確かに翅はアオスジですね。 オナシアゲハは、もっといいのがあります。ちょっとだけ期待してもいいです。
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otto-N
at 2011-04-28 08:39
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naoggioさん、このヤマト、大きさと、オスの濃いブルーに太い黒縁という特徴から、ハマヤマトシジミにそっくりです。
ハマヤマトシジミの食草はイヌビユとのこと。 上の写真では、カタバミに産卵していますが、かなり近縁の種だと思います。
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