たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.5.28 黄龍 この日、朝からどんよりと暗い。しかし、黄龍観光の日。黄龍とは、何万年の歳月をかけ、地下に浸み込んだ石灰岩質の雪解け水が、再び地表に出て、棚田状の景観を形成する世界遺産。水の色は、水底の色、空の色、木の緑を映しさまざまに変化するという。 宿泊していた九寨溝の標高は2000m。そこから、バスで黄龍へ移動したが、峠を越えるたびに高度をあげ、ついに標高4000mの峠を越えた。この峠をあえぎあえぎバスは登った。峠から見た雪を抱いた山。この後の下りは、霧で視界は20mくらいしかなかった。 この峠を下ったところに黄龍観光のベースがあった。ベースは標高3100m。ここから、ロープウェイで3470mまで登り、さらに3560mまで徒歩で登る。さて、そこで見たものは・・・ 乳青色の不思議な世界。五彩池という。 もっと正面(向かって右)から見ようとしたところ、逆光で青い色は消失し、がっかり(1、2コマ目)。もっとゆっくりするのだった。 ベースまで、徒歩で下りる途中にもポイントがあるという。時間もないので急いで下山した。しかし、水量が足りず空っぽのままの石灰棚が多い(3コマ目)。水があっても、曇り空ではさえなかった(4コマ目)。 霧と雨で濡れそぼった花たち。小さな石楠花、豆ザクラ、青いケマン?、6コマ目は黄色いケシのつぼみ。 やはり、黄龍は上の方しか水がなかった。6月の雨で水量が増えると下まで満たされるという。でも、五彩池で十分だった。ほんとに不思議な色だった。雨が降るか降らないかの天候の中でも輝いていた。 麓までおりたとき、雨が降ってきた。ラッキーだった。 翌29日、5:00に起床し、九寨溝から成都に帰るため飛行場に行った。しかし、8:40発の便は、天候不良のため4時間遅れ。山岳気象のうえ、山を削って作った飛行場なのでやむをえない。じっと待った。 そのため、成都での観光は大幅カットされたけれど、見るものは見たし何の不満もなかった。 そして、5月30日、5:00に起床し、上海経由で成田に帰ってきた。朝は早かったけれど、時差は1時間。全然疲れなかった。
by otto-N
| 2011-06-03 21:59
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Comments(4)
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at 2011-06-04 23:02
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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otto-N
at 2011-06-05 19:39
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非公開コメントさん、こちらこそ、ツアーではお世話になりました。
みなさん愉快な方ばかりで、とても楽しい旅行でした。 ちょっと大きいカメラを持っていき、少しはましな写真が撮れたと思います。 チョウばかりのマニアックなブログですが、旅行に行ったときは旅行のことも掲載したいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
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otto-N
at 2011-06-06 20:51
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naoggioさん、雨が降りそうな天気で、水量も少ないので、登るだけ登ろうかと、展望台まで行ったときの景色です。
エッと絶句しました。確かに作り物のような奇観でした。 トルコのカムッパレ石灰棚と同じ原理でできた景観と思いますが、4000mの峠を越えて行くというところが、ありがたみを増しているようです。
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