たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.6.9 天気がよかったので、ミドリシジミが出始めた横浜・戸塚区の舞岡公園へ出かけた。本年3回目です。 クリの葉陰に休んでいたアカシジミ。少し遠く、暗かった。午後にも、下草に止まっているのを見つけた。 ミズイロオナガシジミが道路脇、あちこちで見られた。羽化直後と思われ、新鮮だった(画像は2個体分)。 今まで気が付かなかったが、脚は黒と白の縞模様だ。 ミドリシジミは、なかなか見つからなかった。しかし、午後、クワの木の葉陰にいた。少し移動するものの翅を拡げない。諦めかけたとき、前触れもなく、突然開翅した。ただ、位置が悪い。もっと低い所へと願ったが、同じような高さのところに移るだけだった。少し遠かったけれど、光が部分的に当たっていたので、よく輝いた。 4コマ目は、クワの完熟した実にしがみつくミドリシジミ。クワの実が吸蜜源とは知らなかった。 数人で見守る中、少し低いところに移ってきた。そして開翅。今度はいい位置だ。翅が輝く右のほうへ回り込んで撮った。 このポーズを数枚撮ったが、ピントが合っていたのはこの1枚だった。 この後、奥のほうに引っ込んでしまった。クワの実を吸っていたのだろうと思う。 夕方、帰り際立ち寄った池の畔で、Hackenbacherさんが見守っていた羽化直後の4頭のうちの2頭。最後まで見たかったが、帰る時間となり、残念だった。 ポイントを行ったり来たり、うろうろしていたわけだけれど、その間に道路で見られたチョウたち。 テングチョウ、アカボシゴマダラ、ウラギンシジミ、そして、アカシジミくらいの大きさしかない小さなキタキチョウ。 この日、ルリシジミが大発生していたが、どうせ開翅しないだろう、昨日撮ったしね、と思ったのは不覚。数頭の集団吸水シーンを撮っておくべきだった。 やっと、ミドリシジミを撮ることができた。今年は、発生が遅れているとのこと。マクロでの撮影はできなかったけれど、まだチャンスはあるだろう。それにしても、ミドリシジミの開翅の瞬間にはいつも興奮する。その前のドキドキ感がいいのかもしれない。(ドキドキ感より、諦め感のほうが強いですが) この日も、Hackenbacherさん、ありがとうございました。
by otto-N
| 2011-06-14 21:12
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Comments(8)
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owlj
at 2011-06-14 22:06
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ミドリシジミの緑ぶり!に感動です。素晴らしい!の一言です。
瞬間の切り取り術が冴えて幸運も摑んでますね。 体毛にはドッキリですが・・・
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いやー、9日ですか、良いチャンスに恵まれましたね。
ここまで新鮮なミドリの開翅、ありそうでざらにないチャンスです。羨ましい限りです。美しいの一言です。
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otto-N
at 2011-06-15 20:22
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owljさん、ミドリシジミは今がシュンです。
私が初めて見たのは(北海道で)、近似種のジョウザンミドリシジミという種類ですが、そのメタリックが輝きは今でも忘れられません。 体毛?チョウはみんな濃いです。鳥と同じで、保温と防水のためかなとは思っています。
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otto-N
at 2011-06-15 20:34
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naoggioさん、「犬も歩けば棒に当たる」ということは、確かです。
そして、みんな時の運です。あと5分遅れていれば、3分早かったら、ということばかりです。 今日は、さいたま市に行って、蚊に20ケ所以上刺され、「棒に当たりませんでした」の一言です。
ミズイロオナガも新鮮で素晴らしいですが、やはりミドリシジミの翅表が素晴らしいですね。
桑の実での吸汁もはじめてみました。
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otto-N
at 2011-06-16 20:53
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ダンダラさん、コメントありがとうございます。
ミドリシジミが翅を開く瞬間は、いつもドキドキです。 翅を閉じるまで、つい何枚も撮ってしまいます。 桑の実の吸汁は珍しいのではと思っていましたが、ここでは、普通とのことでした。
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otto-N
at 2011-06-17 11:27
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Akakokkoさん、開く瞬間、風があったのでピンぼけです。ちょっと残念でした。
全開は申し分ないですが、ちらっと表翅の煌めきが見えた瞬間は、いつも一瞬息が止まります。
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