たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.7.4 この日も晴れ。8:00ころ、ホテル近くの空地にヤマトシジミのメスを撮りに行った。実は、昨日の夕方も行ったのだが、あまりにも蚊が多く、撮影どころではなく早々に退散した。 この空地には、これまで見たこともないくらいの数のヤマトシジミがいた。すべてが新鮮個体とは限らない。また、これだけ多いと、目移りしてしまう。オスのほうが、朝日を浴びてよく開翅する。2、3コマ目は同一個体だが、前翅の黒縁に個体差がある。 朝日の影が長く伸びる。 オスより、メスを探した。裏翅が黒っぽいのがメスだが、なかなか開かない。開いても半分。 それでも、目星をつけたメスを目で追っていると、全開してくれた。 東京では、寒冷地型として青メスが出るのに、どうして? どこに行こうかと、ガイドブックを見ていたら、保良泉(ボラガー)・ビーチというのがあった。行ってみると、波が高く、潮が引いてからのほうが良いとのこと。浜には、シーカヤックが並んでいた。カヤック軍団が出た後、やれやれと海に入ったが、サンゴはなし、サカナもいなかった。1回入っただけで撤収。海は上から見ただけではわからない。 次に向かったのは、有名な新城(アラグスク)・ビーチ。潮が引き始め、サンゴの間をすり抜けるのに苦労した。サンゴは大きいが、種類が少ない印象。向こうに見える島は大神島。 このビーチでも砂浜との境目には、モンバノキ、クサトベラが茂っており、シロオビアゲハ、ベニモンアゲハが来ていた。が、翅が傷んでいるものばかりだった。観察していると、モンバノキ(葉が白っぽい)にはベニモンアゲハ、クサトベラにはシロオビアゲハと花が決まっていた。 クサトベラに来たシロオビアゲハとウスキシロチョウ。 モンバノキには、スジグロカバマダラが集まっていた。クサトベラには来ない。 セセリを撮ったが、どうやらユウレイセセリというらしい。変な名前だ。それと、ゴマダラカミキリ。 パイナマガ・ビーチの夕焼け。明日も晴れ。(夕焼けモードはなかなかのもの) やっと、ヤマトシジミのメスの開翅を撮影できた。宮古島に来て以来、毎日、翅の開く瞬間を探していたが、5日目にしてやっと撮ることができた。それにしても、同じヤマトシジミとは思われない。オスだって、東京のものより一回りは小さい。色も白っぽい。飛び方も、朝夕だけかもしれないが、ゆっくりだ。 スジグロカバマダラは、逆光気味でよかったが、前翅が少し欠けていたのが残念。PCで見て気が付いた。
by otto-N
| 2011-07-12 12:31
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Comments(4)
同じヤマトの青♀でも、本土のものとは青い部分の範囲がちょっと違いますね。
モンパノキに集まるスジグロカバマダラが南の島らしくて好きです。
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owlj
at 2011-07-12 21:32
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ヤマトシジミの全開翔見事です! スッゴク綺麗!!
ホラガービーチはカヤックで左の方に進むと鍾乳洞入り口があり、 その先に珊瑚が見られます。沖縄は天気が良くて好きなビーチを 巡れて楽しめましたね! 蝶も良く撮れて羨ましいです。 夕焼けも最高!!!
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otto-N
at 2011-07-13 14:56
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furuさん、あらためて本土の青メスと見比べました。本土産のほうが、青部分が広いようです。
スズグロカバマダラは、ちょっとどぎついので、光に透かしてちょうど良いのかもしれません。 複数頭同時に開くのを待ちましたが、かないませんでした。
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otto-N
at 2011-07-13 15:05
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owljさん、こだわりのヤマトシジミですので、蚊にもめげず、撮りました。
蝶を探した分、ちょっとだけビーチを楽しめませんでしたが、昨年よりは、蝶がたくさんいた気がします。
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