たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.7.8 そろそろオオムラサキの季節。曇っていたけれど、高尾山に出かけた。 現場に9:00に到着した。空は曇っていたが、風はない。ご神木のこのコナラ、樹液の出ている位置が昨年とは違うようだ。アカタテハ、ボロボロのスミナガシ、カナブン、スズメバチ、ヒカゲチョウがすでに集まっていた。待つこと10分、1頭目のオオムラサキがやってきた。早速、シャッターを押すが、暗くてピンボケ。ストロボを焚くとピカピカに写りすぎ、しかも、連続してシャッターが切れない。しかたがなく、ISOを1250に上げた。 まだピカピカの新鮮個体だった。 オオムラサキはほとんど翅を閉じて、樹液を吸う。そばに邪魔者が、特に、スズメバチがきたら、一瞬翅を拡げる。拡げた瞬間にシャッターを押しても後の祭り。まるで遅い。スズメバチが来て、ぶつかると思った瞬間フライングでシャッターを押した。(ボツ写真を量産した) スズメバチへの威嚇の他、飛来した直後、翅を開閉しながら、樹液の出ているほうに歩いて移動するときもチャンスだった。 樹液の出ている箇所はいくつもあったが、逆光なので、撮影箇所は限られた。 普通サイズのスズメバチには勝つが、オオスズメバチには勝てる個体はいなかった。席取りに負けても、舞い戻ってくる。戻ってきたところを撮った。(勝負にならないが、オオスズメバチとの絡みを撮っておくべきであった) この個体、黄色の斑紋が白っぽい。紅点も薄い。(裏翅が、黄色と白っぽいのがいたのに気が付いた。裏が白いほうなのか?) オオムラサキを待っている間、樹上やその近くにいたチョウその他。 ピカピカのルリタテハ。どういうわけかボロボロのスミナガシ。タマムシの一種とムラサキシジミ(♀)。 テリを張るオオムラサキ(午後、テリ張りが多くなった)。クロヒカゲ。何度かやってきたアサギマダラ。アカタテハ。 オオムラサキが飛んでくるとき、空を切る音がする。翅を開く瞬間は、ウォーと声を上げたくなる。 午後から、近くの木の上に翅を拡げる個体が増えた、緑の葉上の開翅を撮りたかったが、あまり低い所には来なかった。 この日、結局15:00まで粘った。半径20mの狭い場所に、こんなに長くいたのは初めてだった。昼からは晴れたが、午前中は曇っていたので、それほど疲れなかった。オオムラサキを堪能した1日だった。 (この撮影で、ご一緒した「いつでもアートゾーン」さん、楽しいお話ありがとうございました)
by otto-N
| 2011-07-14 12:19
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Comments(4)
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RANA
at 2011-07-15 21:47
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オオムラサキも、それ以外のチョウも美しいですね。
暑いけど、楽しい季節になりましたね!
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otto-N
at 2011-07-16 21:06
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RANAさん、オオムラサキは、中学生の時に、札幌・円山公園で採集したのが1回目、昨年この場所で撮影したのが2回目、今回で3回目です。
昨年は少し遅かったので、ちょっと疲れた翅のオスでした。 今回は張り切りすぎて、画像数だけが多くなってしまい、ちょっと失敗でした。 北海道のオオムラサキは小さいですよー。メスでもこちらのオスより小さいかもしれません。
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いつでもアートゾーン
at 2011-07-17 18:51
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その日はたいへんおつかれさまでした!やはり縁と運はその人を選ぶみたいですね。ほとばしるパッションがこの熱気にも増して伝わってきます。by いつでもアートゾーン:oyajiart
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otto-N
at 2011-07-17 21:03
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いつでもアートゾーンさん、一人だったら、もっと早く帰ったかもしれません。
楽しいお話、色々ありがとうございました。 こだわりのコンデジ、ぐうーっと近づかないと撮れないので迫力が違いますね。 (コンデジの魅力をすっかり忘れていました)
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