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たかがヤマト、されどヤマト

2011.7.18 福島県・桧枝岐 ウラキンシジミ    2011.7.19(記)   

2011.7.18
福島県の桧枝岐に行った。翌日(7/19)に、会津駒ヶ岳(2133m)に登るためだった。しかし、朝から雨、登山は断念。することがないので、近くの湯ノ花温泉の共同浴場(湯端の湯)に寄った後、台風6号の影響による大雨で視界不良で50km制限の東北道を帰ってきた。

東北道・西那須野塩原ICを出て、塩原温泉をすぎ、栃木・福島県境付近の蕎麦屋に入ったところ、入口の網戸にミドリシジミ属のメスがいた。手乗りにして外に放したとき、大きな赤い紋が見えた。後裏翅の橙紋の黒点からメスアカミドリシジミのような気がする。2コマ目は、蕎麦屋の空地にいた、なじみのないセセリチョウ。開翅を撮り損ねたので、スジグロチャバネセセリかヘリグロチャバネセセリかよくわからない。
桧枝岐村に着いたときは、晴れだった。しかし、突然の豪雨。15:00過ぎ小降りになったので、竜ノ門滝というところへ行った。その林道脇のあちこちで、曇り空にもかかわらず、名前は判らないがミドリシジミの卍飛翔が見られた。ミドリシジミ以外のミドリシジミの卍飛翔は、実に47年ぶり。忘れていた感触がよみがえった。しかし、止まる位置が高く撮影は無理だった。近くにアサギマダラが飛んできたので、数枚撮ったが上の空だった。4コマ目は、久しぶりのヒメシジミのメス。ただ、少し位置が悪かった。
2011.7.18 福島県・桧枝岐 ウラキンシジミ    2011.7.19(記)   _a0181059_2035307.jpg

宿にクルマをおき、近くを散歩したものの、暗い雲が立ち込めチョウのいる雰囲気がなかった。一度宿に帰り、桧枝岐歌舞伎の舞台を見に行った。そのとき、旅館の路地裏で、ウラキンシジミが吸水しているのを発見。ワイドズームしか持っていなかったが、それで撮影。下がコンクリートなのが残念だった。
2011.7.18 福島県・桧枝岐 ウラキンシジミ    2011.7.19(記)   _a0181059_20354964.jpg


大雨のドライブで疲れたせいもあるが、やはり、山に登れなかったというのは気落ちがする。しかし、泊まった桧枝岐の旅館の料理は、山の料理としての統一感があり、なかなかのものだった。山は再挑戦しよう。
近くの林道で、ミドリシジミ属の夕方の飛翔を久しぶりに見た。結構暗く曇っていても飛び出していた。雨さえ上がれば、撮るチャンスがあるということか。
翌朝、起きたときは曇り。天気さえもってくれれば、登るつもりでいたが、登山口に着いた途端、雨。ミドリがいるかもしれないと、その辺を探すが、いたのはトンボだけだった。

by otto-N | 2011-07-19 21:10 | Comments(12)
Commented by いつでもアートゾーン at 2011-07-19 22:50 x
この気象はとても心残りのある状況でしたね。でも貴重な卍飛翔(:当方は未知)でしっかり逆転するとは、なでしこジャパンを垣間見る感じですよ。前コメからの続きですがたしかにショットはそのときの自分の感動のそのまんまが見るひとに直球で届けばいいなと思ってます。By oyajiart
Commented by Shin at 2011-07-20 05:11 x
きれいなウラキンシジミですね
写真は撮ったことがありませんが、なぜか三角紙に入った未展翅のウラキンを所持しています
かなり昔のことで採った時の状況など全く覚えていません
Commented by otto-N at 2011-07-20 20:20 x
いつでもアートゾーンさん、お手軽登山なので、雨では、即、中止です。
蕎麦屋の中でミドリシジミ系のメスを見つけたとき、オスの卍飛翔がどこかで見ることができると思っていました。
ここまで来ると、さすがにミドリはどこでもいるようです。
見るだけでなく、オスの輝きを撮りたいですが。
Commented by otto-N at 2011-07-20 20:34 x
Shinさん、実は、ここでウラキンを探していました。
雨がポツポツの夕方でした。それにしても、とまるところを見つけたのではなく、足元にとまっているのを見つけたのは、我ながら快挙でした。
55ミリでも撮っておくもんですね。ウラキンを見るのは、中学生のとき以来です。
Commented by banyan10 at 2011-07-20 22:08
天気は残念でしたね。
僕も先日ウラキンを撮影できて感激しましたが、魅力的な蝶ですね。
メスアカも雌の翅表を撮影できれば貴重なシーンでしたね。
セセリは100%ではないかもしれませんが、縁毛が白っぽいのはヘリグロと言われています。
Commented by otto-N at 2011-07-20 22:35 x
banyanさん、banyanさんのウラキンは、「なでしこ」の優勝にふさわしい金色に輝き、別種と思えるほどです。すばらしいウラキンです。
セセリは、撮り損ねた表翅の記憶からも、ヘリグロチャバネだと思います。
Commented by Akakokko at 2011-07-20 23:41 x
メスアカにウラキンとは羨ましい。
登山目的で出かけて、これだけの蝶に会えるなんて、いいですね。
私も福島に行ってみたいです。
Commented by otto-N at 2011-07-21 12:24 x
Akakokkoさん、登山、旅行のとき、チョウを撮ることができる機会は、いろいろあって、かなり限定されます。
今回、ウラキンが出てきたので、何とか形になりました。
メスアカミドリらしいのは、何でこんな所に?といった感じでした。
そして、ちょっと遠くに来ると、ゼフはたくさんいる気配。もっと外に出る必要があるようです。
Commented by RANA at 2011-07-21 23:18 x
ウラキン、綺麗ですね!
偶然の出会いが、また素晴らしい!
うらやましいです(笑)
Commented by otto-N at 2011-07-22 20:22 x
RANAさん、偶然、すべて偶然です。
この日、登山靴をクルマに入れるのを忘れて、首都高に入る前に気が付き、30分のロス。このロスがなかったら、登山道を歩いているうち、大雨に会うところでした。
雨が上がり、たまたま、見つけたのがこのチョウでした。この時も、30秒遅かったら、横から来た人に飛ばれていたと思います。
最近、「偶然」について考えさせられます。
Commented by H.A. at 2011-07-27 08:32 x
この記事のセセリが私のブログのコメントにいただいたセセリですね。
確かに白い縁毛ですので、ヘリグロっぽいですね。
それにしても、ウラキン、本当に金色に輝いていて綺麗です。
Commented by otto-N at 2011-07-27 20:10 x
H.A.さん、遠出すると、見ただけではわからない、写真に撮ってもわからないセセリが色々いますね。
都心では、セセリの種類が少なく、イチモンジばかりが目につきます。(セセリはどうも苦手です)
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