たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.7.27 最近のヤマトシジミはどうだろう。この日は、曇天。あまり暑くないので開翅するだろうと、自宅から3分の恵比寿ガーデンプレースに様子を見に行く。 あまりいなかったが、晴れていないので、オスは翅を開いてくれる。 ギボウシの葉の上が好きなようだ。 オスを目で追いかけていると、メスを見つけてくれた。しかし、このオス、すぐ振られてしまった。 近くには、別のペアがいた。いつもは、あまり熱心には撮らないけれど、オスもメスもピカピカだったのと、背景の緑がきれいだったので、他を撮っている間、断続的に撮影した。その間、位置が微妙に変わっていた。 こうして、左右を比べてみると、オスとメスの斑紋の違いがよく判る。メスのほうが濃い。 数日前、夕方、1頭のナガサキアゲハが来ていた。風に流され、花から離されるが、すぐ舞い戻る。30分以上これを繰り返していた。翅が少し壊れているところが、都会の郷愁をさそう(?)。 都心では、ヤマトシジミさえ貴重な遊び友達だ。天気しだい、背景しだいで、2時間はすぐ過ぎてしまう。 ほんとうはもっと背の高い花がいいのだけれど、贅沢はいっていられない。都会の路地裏、路傍、公園の草花は、毎年変わる。昨年咲いていた花が今年もあるとは限らない。多くは、雑草として引き抜かれることが多い。カタバミくらい残してほしいものだ。
by otto-N
| 2011-07-29 12:37
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Comments(6)
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owlj
at 2011-07-29 22:17
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やはりヤマトシジミは可愛らしいですね!ハートの斑紋は雌らしい。
ナガサキアゲハも優雅でこの花と会話してるみたいです。 何時も良い瞬間を撮られていて感心します。努力と運ですか?
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Shin
at 2011-07-30 06:32
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我が家のベランダにはヤマトシジミが普通ですが、教育園でヤマトシジミはあまり見かけませんね
カタバミが少ないからでしょうかね
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otto-N
at 2011-07-30 20:48
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owljさん、ヤマトシジミの裏翅の斑紋をハート型だといったのはowlj
さんが初めてだろうと思います。(ハートの紋は、オオウラギンヒョウモンというのが引き合いに出されます) ナガサキアゲハは、優雅というより、都会で懸命に生きていかねばならない憂鬱さを感じました。そして、なぜか、ナガサキハキョウモダメダッタという歌詞がでてきました。 良い瞬間は逃がしてばかりです。すべて偶然のなせることですが、偶然を生かす技がまだまだ未熟です。
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otto-N
at 2011-07-30 20:52
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Shinさん、おっしゃるとおり、教育園でヤマトが少ないのはカタバミが少ないせいだろうと思います。
でも、隣の(児童)公園にはカタバミ畑?もあり、ときどき寄っています。
されど、ヤマトですね。ピンが全面に合っていて、背景への配慮もうかがえます。
これくらいちゃんと撮らないとダメなんですね。 感動しました。自分の写真を振り返ってみると……、最近新しいものを追いかけてばかりでした。反省です。 生憎の天候ですが、たまには家にいるのもいいもんですね。 九州で撮った写真を整理中です。 ハートマークのオオウラギンヒョウモンも撮ってきました。
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otto-N at 2011-07-31 12:01
ごまさん、ありがとうございます。
実は、そろそろヤマトも飽きてはいます。が、止まった場所、花の種類、アングル、光の向きなど、撮り始めたらきりがありません。 なかなか思うようなところに止まってくれないし、撮れたと思ってもぴんぼけだったり、時間だけはある私にとって、ヤマトシジミはかっこうの遊び相手です。
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