たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.8.10 手稲山の続きです。山麓での本命はベニヒカゲ。昨年は、スレた個体が多かったので今度こそと思ってここに来たのだが、1頭見ただけ。それも止まる気配はなかった。コヒオドシとクジャクチョウは多かったが、ヒョウモン類が少ない。コヒョウモンはもうスレているし、ミドリヒョウモンでさえあまりいない。というわけで、時折、薄日が差し雨も降りそうもないので、山頂の緩斜面に行くことにした。ただ、水の用意がなく、札幌五輪の女子大回転コースの直登はちょっと苦しかった。 山麓で撮ったウラギンスジヒョウモン、ヒメキマダラヒカゲ、サカハチチョウ。 ミドリヒョウモンのオスとメス。 ミドリヒョウモンのメス。この渋さがたまらなくなった。 ヒメシジミはほとんどボロに近かったが、メスの中には比較的きれいなものもいた。 もう少し傷んでいなければ・・・ この個体は、前翅の青い鱗粉が美しい。 山頂の緩斜面にも、ヒョウモン類が少なく、いるのはヒメキマダラヒカゲくらい。空も急に暗くなってきたので、帰ろうとしたとき、新鮮なヒメシジミが何頭もいるコロニーを見つけた。15m四方程度の藪だった。 ヒメシジミは止まるとすぐ開翅するので、撮りやすかった。オスのきれいな個体は、数年前に樽前山の中腹で見て以来だ。 手稲山のチョウは、北海道ではどこにでもいる普通種。でも、東京ではお目にかかれないものばかり。2~3時間ぶらつくだけで、こんなに楽しめたのは久しぶりだった。特に、ヒメシジミのオスは、シーズン的にもう遅いと思っていたので、嬉しかった。
by otto-N
| 2011-08-22 14:13
|
Comments(2)
| |||||
ファン申請 |
||