たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.8.11 春香山の登山道は木陰だったが、ときおり、日が差し込む場所があった。そんな道端には、スレスレではあるが、ミドリシジミ属のオスが路上や草の上で吸汁していた。そして、まだ新鮮なメスが目の前にたびたび止まった。 1コマ目は新鮮なメスだが種名不明。2~4コマ目は、擦れたオス。これも不明。5コマ目は、たぶん1コマ目と同じ。6コマ目は、大きさが小さく、ハンノキの傍にいたので、ミドリシジミのメス。 橙紋近くに特徴があるが、これも不明なメス。 少し開けたところには、テリ張りするオスがいた。1~3コマ目は同一個体。後翅の黒縁が太い、昼過ぎになってもテリ張りしていることからエジミドリと推定。4コマ目は、道端で吸汁していたもの。金色系なのでアイノミドリと思う。前々画像の4コマ目と同一個体。 少し遠くから撮るとボロは目立たなかった。 これも種名不明。O型メスの開翅。 ゼフィルスでは、時期遅れながら、ウラゴマダラシジミ、ミズイロオナガシジミもいた。北海道では、ナミアゲハよりキアゲハが普通。開翅したが少し傷んでいたヒメキマダラヒカゲ。開いたところを撮れなかったルリタテハ、いつまでも開きっぱなしのシータテハ。 路上にはエルタテハが飛んできた。 山頂から見た石狩湾。砂浜の内側にはカシワの林が拡がっている。キタアカシジミ、ウラミスジシジミなど、カシワのゼフが棲息する。林の隣はツアーにも使われる有名なゴルフ場。カシワの林をつぶしたように見える。 ボロなので種名がわからないミドリシジミのオスに出会えた。もっと早い時期に来れるとよいのだが、8月中旬としては上出来だ。ミドリシジミ属のメスはほとんど新鮮だった。飛んでいるときの判断からO型ばかりだったが、同定できないのはちょっと悔しい。 今回のハイキングでは、思ったより多くの、懐かしいチョウに会えて、子供時代に戻ったような気がした。 PS このカラスシジミ、夜の11時30分ごろ撮ったもの。さて、どこで撮ったものでしょうか。(答えは、次回)
by otto-N
| 2011-08-24 20:55
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Comments(4)
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owlj
at 2011-08-24 21:47
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何時もながら蝶の開翅には驚かされます!?
地味な蝶が開くと、あまりの艶やかさの変身に夜の蝶等と表現されるのですね! 納得です。 それにしても落差が激しいです。 石狩湾、風光明媚ですね。
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otto-N
at 2011-08-25 19:47
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owljさん、オスとメスを比べた場合、チョウも含めてですが、動物は断然オスのほうが派手です。すべて、メスも気をひくためです。
ヒトの場合、気の引き方が動物とは違いますが、似たようなもんです。 石狩湾は風光明媚というわけでは撮ったのではなく、今度はあのカシワの林に行くぞという意味で撮り、ここに載せました(忘備録です)。
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otto-N
at 2011-08-25 19:53
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Akakokkoさん、オスはボロボロでしたが(われわれみたいに)、メスはまだまだきれいでした。
チョウの図鑑は、昭和37年発行のもの(価格1200円、日本は奄美大島まで)しかもっていないので、そろそろ新しいのを買わねばいけませんね。
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