たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.8.12 この日は、晴れたり曇ったり。中学生のころ、ジョウザンシジミを採集に行った山はここから近い。2化目がいるかもしれないということで、行くことにした。しかし、交通量の多い国道から入る道が判然としない。うろうろしたが結局あきらめ、昨日の登山道へ行った。目的は、登山道で何回か見かけたベニヒカゲとミヤマカラスアゲハ。昨日は、写真を撮った後、妻に追いつくため、ときどき速足で登らざるをえず、結構疲れた。一人でもっとゆっくりしたかったポイントもある。 アカシジミが少し傷んでいるが、まだいた。北米から帰化し問題となっているオオハンゴンソウに吸蜜するキバネセセリ。クロヒカゲ。路傍で開翅するミドリシジミ属のオス。オオバコの葉上で吸汁しているのをたびたび見た。 ミドリヒョウモンとアカハナカミキリ。(フタコブルリカミキリが隣にいたが、撮る前に花から落ちて逃げられた) 前日、寄ることができなかった川のほとり。ミヤマカラスの吸水を期待したが、川の向こうに2頭いるだけ。代わりに、スジグロシロチョウがあちこちで群れていた。 林道の水たまりでは、カラスシジミ、ミドリシジミ属のメス、コムラサキ、オナガアゲハが吸水していた。中学生のとき、オナガアゲハは希少種、羨望の的だった。 前日はこの水たまりに気をとられて気づかなかったが、頭上を見ると、クサギの木が3本。ミヤマカラスアゲハが来ていた。少し翅が損傷していたが、この個体はましなほう。次々飛んできたがみんなボロだった。 クサギの下で次のミヤマカラスを待っていたら、ルリシジミのメスが止まった。日が差したとき開翅した。 登山道では、エルタテハを何度か見たが、撮れたのは1枚だけ。 ミドリシジミ属のメス。 林道の出口、日の当たる葉の上で、オナガシジミを見つけた。1枚撮って帰ろうとしたところ、近くの別な葉に移り、翅を開いた。 この日、前日あれだけいたオナガシジミが少なかった。前日は風が強かったため、下草に降りていたのかもしれない。それにしても、オナガシジミが開翅をするとは思ってもみなかった。日向に出たオナガシジミは要注意です。 結局、お目当てのベニヒカゲは遭遇するものの止まってくれないので、だめ。そして、残念だったのは、キツリフネ草で吸蜜するミヤマカラスアゲハを撮り損なったこと。もっとも、花に止まるというよりは、一瞬ホバリングするだけなので、うまく撮れそうにもなかったのだが。
by otto-N
| 2011-08-25 17:50
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Comments(4)
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rana_sp at 2011-08-25 23:12
カラフルでいいですねえ。
こんな風にいろいろな種類がいるのは気分良いですね!
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otto-N
at 2011-08-26 20:22
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ranaさん、撮った画像を忘備録としてアップした結果です。
この登山道は、麓でのアプローチが長いせいか、北海道では普通種ですが、色々なチョウと出会うことができました。 頂上まで3時間かかりましたが、その分、楽しめました。
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otto-N
at 2011-08-26 20:34
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naoggioさん、オナガシジミが開翅するとは思いませんでした。
いつも日蔭にいるチョウが、珍しく日の当たるところに出てきたら、開翅のチャンスがあるような気がします。 目的のチョウを絞らず、行き当たりばったりで撮った結果です。なんかいれば、ありがたく撮ることにしています。
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