たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.8.14 この日、札幌から帯広の近くの幕別町に移動。富良野の隣の山部町により、メロンと蜂蜜を買ってから、狩勝峠を超えた。狩勝峠にはベニヒカゲがいるはずだが、雲っているし、前日撮ったのでパス。峠を下りた所にある新得町の蕎麦屋に入った。ソバ畑に囲まれた大きな蕎麦屋である。待ち時間30分、蕎麦が出てくるまで20分。いつもはこんなに混むことはない。でも、お盆くらい混まなくてはかわいそうだ。 待ち時間に蕎麦屋の駐車場の脇で撮ったチョウ。今にも雨が降りそうだった。気温も20℃くらいか。 コムラサキ(♀)、ミドリヒョウモン、トラフシジミ、オオヒカゲ。 コムラサキのメスはマクロで寄ることができた。 2011.8.15 夜降っていた雨は、朝には上がった。晴れてくる気配。昨年、偶然見つけたゴマシジミのポイントへ行った。 ファースト・ショット。開翅したゴマシジミ。 今年は、昨年より多かった。25mプールほどの藪に、太陽が顔をだすたびに、同時に10頭以上がとびだした。ワレモコウ(正確には、ナガボノシロワレコモウというらしい)に産卵するゴマシジミ。ぐるぐる回りながら花穂に産卵する。なかなかピントが合わない。 産み付けられた卵も見える。 1つの穂に複数集まることも。 なかなか翅を開いてくれない。産卵中の写真は撮り飽きた。なんとか開翅を撮りたいなと思っていたとき、産卵後、多くのものは一気に飛んでいってしまうが、次の花穂に移るとき、一瞬だが、翅を開く個体がいることに気がついた。 このことが判ってから、ひたすら、飛び立つ前に開く個体を捜した。 オスは、いずこ?と思っていたが、叢の中で翅を拡げていたのはほとんどオスのようだ。PCで見たら。前翅のゴマ斑点が小さいようだ。そして、ピカピカの個体はいなかった。メスより敏感でマクロでは撮れなかった。 この場所には、オオヒカゲも多かった。太陽が隠れると、ふわふわやってきた。また、萩の花も咲いており、チョウの吸蜜源になっていた。以下、コミスジ、オオヒカゲ、ナミアゲハ。 オオヒカゲの産卵。 このポイントのゴマシジミは、昨年より、とても多かった。最初、着いたときは太陽が出ておらず、これはダメだと思ったが、太陽が出てきたとき、草の間から湧き出したように、あちこちで飛びまわり始めた。 産卵後、飛び立つ前に翅をちょっと開く個体があった。開かないのは、次も開かない。どうやら、個体差のようだった。(同様な例は、ヤマトシジミでも見られ、開翅を撮りたいとき、開き癖のある個体を捜すことにしている) 十勝には、オオヒカゲが多いようだ。クルマの運転中でもたびたび見かけた。たくさん撮ったけれど、新鮮なものは少なかった。大きさから、惹きつけられてしまう。
by otto-N
| 2011-08-30 14:19
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Comments(10)
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banyan10 at 2011-08-30 19:46
北海道のゴマは青くていいですね。
また食草も青いところに産卵するので卵も確認しやすいように見えます。 栃木のオオヒカゲは一ヶ月くらい後に産卵が多く観察されていますが、北海道はこの時期なのですね。綺麗な雌の産卵シーンが見事です。
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at 2011-08-31 00:15
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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otto-N
at 2011-08-31 13:11
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banyanさん、こちらのゴマはまだ見たことがないのですが、そう多いものではないようですね。来年の課題します。
オオヒカゲの産卵シーンは偶然で、マクロでも寄ることができました。
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otto-N
at 2011-08-31 13:15
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Akakokkoさん、表を撮るのは難しかったのですが、「飛び立つ前に開く個体」を見つけてから撮ることができました。
ただ、この方法、こちらのゴマには通用しないかもしれませんが。
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otto-N
at 2011-08-31 13:29
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非公開コメントさん、ああ、びっくりした。また、なんか変なこと書いたかと思いました。
子供のころ、小樽ではみたことがなく、十勝では普通のようで、青ゴマの産地は、下北半島と、海をはさんだ北海道の太平洋側に多いのかもしれません(ただの憶測です)。ワレモコウがあっても、発生しているわけではなく、10頭以上のコロニーの発生場所は不安定のような気がします。
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otto-N
at 2011-08-31 21:03
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naoggioさん、産卵した直後のゴマシジミは、半分も翅を拡げませんが、少し青が見えるだけで満足でした。
撮りそこないが多く、数を打って当たっただけです。 ベタ開翅したオスもいたのですが、そういうのに限ってボロでした。
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owlj
at 2011-08-31 21:33
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産卵するゴマシジミとオオヒカゲ、産みの苦しみが、伝わってきます。 ウーン頑張れ!! この瞬間を捉えるなんて,拍手!!
青が綺麗なゴマシジミ、それに比べてはナンですがコムラサキはかなり、強烈な怪獣みたいです。 個性ですかね?!
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otto-N
at 2011-09-01 14:38
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owljさん、ゴマシジミは産み付ける場所を丹念に探して穂先をぐるぐる廻り、最後にぐぐーっと産み付けます、オオヒカゲは、さっと止まったと思ったら、2~3分間腹部をまるめ、きばりっぱなしでした。
コムラサキは、ヤナギに産卵しに来たのに、しつこいオスにつきまとわれ、やっと振り払ってほっとして休んでいるときでした。 (怪獣とはかわいそう。オスはきれいですよ。昨年、苗場山に行ったとき撮ったのが、どこかに載せてあります)
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