たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.8.20 この日、岩手、秋田、宮城の3県にまたがっている栗駒山(1627m)に登った。泊まった須川温泉の標高は1150mと高いので、標高差は500mほど、登りは約2時間、楽だった。ただ、登り始めて、ヒョウモンとクジャクチョウを少し見ただけで、チョウの期待はもてず、もっぱら、登山道に咲く花を撮りながら登った。この山は、れっきとした火山。途中、ガスが噴出している箇所や、底からぶくぶく水が噴出している沼もあった。そして、湿原もあった。時期が遅かったが、後から調べると花で有名な山らしかった。 登山道の花たち。ニガナ、シロバナニガナ、キンコウカ、イワショウブ。 ツリガネニンジン、?、ホツツジ、エゾシオガマ。 ウメバチソウが少しだけれど、咲いていた。この花を見ると、山を登っている感じがする。 途中にあった「昭和沼」という無粋な名前の沼。写真には写っていないが、向かって右の奥にトイレがあり、たぶん世界有数のエコできれいな山岳トイレだった。 頂上の秋田県側はガスで何も見えず。岩手県側の凡庸な景色。 頂上付近の登山道にいた、今年羽化したものとは思われない、ひどくボロなヒオドシチョウ。ヤマキマダラヒカゲが1頭だけいた。明るい所で撮ると意外ときれい。山頂に集まるキアゲハ、ときどき休む。下山中に見つけたハンミョウ。 帰り間際、駐車場にいたベニシジミ。食草(スイバ?ギシギシ?)のそばにいた。 栗駒山のチョウ的には、ハズレ。火山性の山は植物が偏っているせいかと思ってしまう。もっとも、登山道付近は、標高が高く木も小さいので、チョウなどいないのが当然か。須川温泉より下は森林なので、なかなかいい雰囲気ではあったが。 下山後、もう一度温泉に入り、14:30ころ東京に向けて出発。雨にはあったが、渋滞もなく帰りは順調。8月8日に東京を出てからの走行距離は、2387km。北海道では、観光しなかったので思ったより少なかった。
by otto-N
| 2011-09-05 17:57
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