たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.9.25-28 仏像、神社・仏閣ににほとんど興味がないのだけれど、奈良へ旅行。メインは興福寺の阿修羅像。実は、2009年の春に上野で行われた阿修羅展、その秋に行われた興福寺・仮金堂での阿修羅展に行っている。この2回とも、長蛇の列。ゆっくり見ていることはできなかったが、阿修羅はすごい。阿修羅フィバーが収まってから、再会する機会をうかがっていたところ、「こだま」利用だけれど、3泊4日で29、800円の個人ツアーがあったので、即、申し込んでおいた。 この旅行で、興福寺、新薬師寺、元興寺、法隆寺、中宮寺、法起寺、唐招提寺、薬師寺(京都)をゆっくり回った。しかし、チョウはいなかったというに近いほど、いなかった。 奈良という所は、ほんとにチョウが少ない。東大寺がある奈良公園は、鹿に芝狩りをさせているような印象。鹿が雑草を残らず食べている。ヤマトシジミさえいなかった。お寺にの境内には萩の花が満開、萩につきもののチョウだけはいた。新薬師寺境内にいたウラナミシジミ、ルリシジミ、キタキチョウ。新薬師寺から春日大社に行く途中、樹齢数100年のイチイガシの大木の看板。イチイガシ?どこかで聞いた名前。そうだ、ここはルーミスシジミの発見地。裏山は特別保存の原始林らしい。法起寺にいたウラギンシジミ(♀)とヒメジャノメ。 薬師寺の白い萩で見つけたツバメシジミのカップル。 2年前には阿修羅像をゆっくり見ることができなかったが、今回は、静かにゆっくり心置きなく対面することができた。阿修羅像だけではなく、周りに安置されている十大弟子像・八部衆像も、表情がすばらしい。今回、他の有名な仏像も見て(拝んで)きたけれど、興福寺のものは仏像の範疇を超えていると思う。 建物で素晴らしいいと思ったのは、法隆寺と唐招提寺。ただ古いというのでななく、スケールと風格に凄みを感じた。 (チョウは不作ではあったけれど、新幹線で天竜川に差しかかったとき、ここがクロコムラサキの産地か!ちょっと遠いが、来年は絶対来ようと決心しました) PS: 普通種ばかりのチョウでは、少し淋しいので、お寺の画像を2枚。あまりに素晴らしく写真を撮るのを諦めた。 法隆寺の金堂と五重塔。この後、修学旅行生でごった返した。朝一番の静けさは素晴らしかった。 唐招提寺の金堂。スケール感は写真ではとうていわからない。
by otto-N
| 2011-09-30 14:59
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Comments(2)
いつも拝見してましたが、ここでは初めてのコメントです。
さてさて奈良公園に来られてたんですね。蝶なら若草山はそこそこ楽しめます。眺めもかなりいいですよ。奈良公園の蝶ならムラサキツバメの頃かと思います。 どの日記も美しい写真がいっぱいですね。これからも楽しみにしています!
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otto-N
at 2011-10-01 20:22
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ma23さん、コメントその他ありがとうございます。
今回は、チョウがその場にいたら撮る、というスタンスでした。 奈良公園はムラツの季節でしたか。今年の目標の1つは、ムラツ♂の全開翅の幻光です。ムラツは近くには少ないので、ちょっと残念。 それにしても、奈良公園は広大ですね。ちょっと歩きくたびれました。
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