たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.10.3 (前回の続きです) なんとかシルビアシジミのメスを撮影できたので、近くのミヤマシジミのポイントに行く。しかし、半月前とは違いなんとなく淋しく、コマツナギが全く咲いていなかった。諦めかけたとき、mustachioさんが、ミヤマシジミのオスを見つけてくれた。少し不完全羽化だったけれど、新鮮な個体だった。そして、またしても、mustachioさんがメスを発見。このメス、ちょっと後ろが傷んではいたけれど、長々と180°どころか200°の全開翅 (前回、ミヤコグサに吸蜜していたものと同じ。この後、草原に移動したらしい)。 ミヤマシジミのポイントには、ツマグロキチョウとアサマイチモンジもいた。ダンダラさんが見つけたツマグロキチョウは、どうもお昼寝モードらしく、藪の中に隠れて止まった。苦労して撮る。アサマイチモンジは前回、横からは撮っていなかったのでラッキーだった。 ミヤマシジミとツマグロキチョウも撮ることができたので、再度、シルビアシジミを探し、また、見つけることができ、この日の目標はほぼ達成。次に、ダンダラさんの提案で、オオヒカゲの産卵が見られるかもしれないという場所にクルマで移動した。 木陰で半袖だと寒いくらい気温が低かったせいか、オオヒカゲは全く姿を見せてくれなかった。でも、この場所、夏のけだるい夕方、ふわりふわりとあちらこちらからオオヒカゲが出そうな雰囲気だった。オオヒカゲはいなかったけれど、この周りで、秋のチョウを撮影できた。萩で吸蜜するキタキチョウ、陽だまりで翅を開くヒカゲチョウ、アザミの花ではオオチャバネセセリ、木の幹に産卵するミドリヒョウモン。 木々の間にアザミが多数咲いている場所があり、ミドリヒョウモンに交じって、数頭のメスグロヒョウモンが吸蜜に余念がなかった。低い位置から日が差し、とてもいい雰囲気だった。 日蔭のアザミのメスグロヒョウモンのメス、こんなに綺麗だったとは驚いた。どちらか1枚にしようかと思ったけれど、2枚とも載せることにした。 この河川敷も2週間で、秋に変わってしまったようだ。ススキが満開だった。コマツナギも咲いていなかったにもかかわらず、ミヤマシジミが新鮮だったのは意外だった。 個人的には、この日のサプライズはメスグロヒョウモン。白い帯の周りの紫の帯。再発見だった。 ダンダラさんご夫妻、mustachioさんご夫妻、飛び入りでご迷惑だったかもしれませんが、楽しい撮影でした。ほんとうにありがとうございました。
by otto-N
| 2011-10-06 14:23
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Comments(6)
だいぶ秋めいてきましたね。
そんな中、色々珍しい蝶を撮影されておいでで素晴らしいです。 ミヤマシジミのブルーは一際鮮やかで目を引きます。 メスグロヒョウモンの♀もしっとりいい輝きで美しいです。 おっしゃるようにこの時期は光線が変わってきて夏とはちょっと違った写真が撮れるので面白いです。
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otto-N
at 2011-10-06 22:27
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naoggioさん、ミヤマシジミは2度目でしたが、yはり大きくて綺麗でした。
実は、メスグロヒョウモン、北海道の夏でしか撮ったことがないのですが、今回は、日蔭で撮ったせいか、しっとりした紫色に目を見張りました。
メスグロヒョウモンの雌はツマグロヒョウモンの雌と並んでヒョウモンにしては異質の感じですね。
蝶を始めて間もない頃に、この雌を見かけてオオイチモンジかとびっくりしたことがあります。 ミヤマシジミの雌、左後翅がかなりこわれていたのにきれいに撮影されていますね。さすがです。
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otto-N
at 2011-10-08 20:53
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otto-N
at 2011-10-08 21:00
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ダンダラさん、生まれ育った北海道・小樽にはメスグロヒョウモンはいませんでした。私も、数年前、北海道の十勝で初めてみたとき、オオイチモンジとまちがえました。
この日のミヤマシジミは、オス、メスとも残念な状態でしたが、少しは目立たないようには撮りました。ほめていただき恐縮です。
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