たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011.10.12 せっかく撮ったヤマトシジミの青メス「スーパーブルー」のデータを消してしまったけれど、がっかりしていても始まらない。まだ残党がいるはずと、Dの公園へ行った。 この日もヤマトシジミは少なく、ここではどうも端境期らしい。とりあえず、オスの綺麗な個体を撮っておく。こんなに大きかったっけ、と思う個体が目についた。前翅の黒縁が細い。 青いメスは、結構見つかった。日影のほうが、青鱗粉がよく映えるようだ。ただ、メスは、草の陰にいることが多く、どうもバックがさえない。 青い鱗粉ののっている面積が大きいものが出てきたが、「スーパーブルー」は、ほぼ全面が青い。公園の片隅のイヌタデに、1個体だけ飛んできた。前日のものは、もっと前翅の黒縁が狭かった気がするが、釣り逃がした魚。とにかく、オスと間違えるくらいだった。前日もそうだったが、イヌタデでの吸蜜中は、これでもかというぐらい翅を開く。 公園の芝の間には、クロバーが咲いており、ヤマトシジミの他、ツバメシジミやウラナミシジミが集まっていた。 「スーパーブルー」とは大げさかもしれないけれど、同じ種類とは思えないくらいの青メスだ。翅裏は、茶っぽく確かにメス。春に見て以来、これで3頭目だ。今回のはヤマトの夏型♂に黒縁がそっくりだった。ただ、ブルーが濃い。春に撮ったものは、もう少し青部分が広かった(拙ブログ2011.5.6)。 このメスも、これからという時に、オスに絡まれどこかへ行ってしまった。撮影の最大の敵はオス。オスはその辺を行ったり来たりし、驚かしても戻ってくるが、メスはそうはいかない。一度驚かすと遠くに行ってしまう。これを書いている今日も、ここへ行ってきたが、昨日同様、「スーパーブルー」は見つからなかった。定着しているのではなく、気まぐれにやって来ただけなのかもしれない。
by otto-N
| 2011-10-14 14:14
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Comments(8)
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owlj
at 2011-10-14 22:11
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青い雌ヤマトシジミの青鱗粉 美しく不思議な輝きですね!
スーパーブルーはどんなんかなー? と期待がふくらみます。 イヌダテを吸蜜中のヤマトシジミは夢中なのでしょうか?
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奇麗なヤマト♂の開翅は、凍っているようなブルーですよね。
♀の虹色も好きです。 ずいぶんと青い♀を見つけましたね。 ここまで青くなるものなのですね。 otto-Nさんの♀のコレクションを青い順に並べたところを見て見たいです。
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Shin
at 2011-10-15 06:13
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人間にもオスだかメスだか良く判らないのがいますね
モンシロではないが紫外線で見ると雌雄がはっきりするんでしょうかね
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otto-N
at 2011-10-15 20:19
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owljさん、ヤマトシジミの青鱗粉、ものすごい個体差があります。
びっちり載っているのを「スーパーブルー」と、勝手に名付けましたが、少しでもとても綺麗な個体もあります。 1日1個体(平均)は見つけたいです。
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otto-N
at 2011-10-15 20:25
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Akakokkoさん、実は、ヤマトのオスは嫁捜しに忙しく、なかなか止まってくれません。
その点、メスはふらっとやって来て、産卵体制にはいるか、吸蜜に夢中になるかで、背景に難ありですが、そこそこ撮影できます。 冬にはどうしょうと思っていましたが、ヤマトのバリエーションも検討します。
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otto-N
at 2011-10-15 20:35
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Shinさん、オスかメスか判らないところが、いいところです。
ヒトも、オスらしいメスが増えてきました。そのメスの出現で、世の中がずいぶん良くなりました。 ヤマトは、止まっているオスに絡み、振られるオスがいるので、遠目ではメスかオスか判ってないんじゃないかな、と思います。
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otto-N
at 2011-10-15 20:54
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虫林さん、ありがとうございます。
確かに、メスは草の陰にじっとしているほうが多く、オスのほうがよく目立ちます。 が、ふらっと飛んでくることが結構あり、オスの飛ぶ先を見ているとメスを見つけてくれます。たいてい、オスはふられます。 ピカ新のメスも産卵しているので、よほど早い時期に交尾は完了しているの気がします。 ただ、撮影中にオスに見つけられると、メスは逃げてしまうのでオスは私の敵です。 これから、青いメスはどんどん出てくると思いますので、どのくらいのバリエーションがあるのか、楽しみです。
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