たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2011 白金の森 6月 自然教育園の6月。緑も濃くなり、花も豊富に咲き、特に雨の後、しっとりした緑が素晴らしかった。 池のほとりにあるクサフジの群落には、シロチョウ類が訪れる。モンシロチョウ、キタキチョウ、日が翳るとやってくるスジグロシロチョウ、産卵中のモンキチョウ。モンキチョウはここでは希少種かもしれない。 イヌヌマトラノオに吸蜜するツバメシジミ(♀)とヒカゲチョウ。3コマ目は、1週間前に一度に数頭羽化したというミズイロオナガシジミの残党。羽化直を撮れなかったかったのは、残念だったが、こんな都心にもゼフがいることに感激した。4コマ目はルリシジミのメス。 トラフシジミ。4月の春型に続き、夏型もたくさん出てきてくれた。ただ、ここでの食草は何かよく判らない。 葉上での開翅シーンは難度が高かったが、何とか撮ることができた。 ルリシジミの開翅。この日は気温が低く、普段は開かないのだが、寒いとみえて薄日が差すとおずおずと翅を開いてくれた。 ヒメジャノメ、ルリタテハ、キマダラセセリ、そしてまたヒメジャノメ。 小さいながらとても綺麗だったナミアゲハ。 イヌヌマトラノオに吸蜜するオオウラギンスジヒョウモン。 自然教育園にも3種のゼフィルスが棲息していおり、オオミドリシジミはこのところ目撃情報はないが、アカシジミは2010年に1頭だけ撮影されており、期待したが見つけることはできなかった。ミズイロオナガシジミは数年目撃されていないので期待していなかったので、撮影できたのは嬉しかった。 オオウラギンスジヒョウモンが、都心にいるのはとても不思議な気がする。夏にはいなくなるが、秋に再び現れる。ミドリヒョウモンも秋には現れたが、6月には見たことがないので、今年は注意して捜してみようと思う。
by otto-N
| 2012-02-21 14:20
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Comments(6)
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owlj
at 2012-02-21 21:57
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六月は春の終わり、夏の始まりで短いけれど美しい時季ですね。
クサフジとスジグロシロチョウ、イヌヌマトラノオとオオウラギンスジヒョウモンのショットは最高の出来と思います! 植物が生き生きしていると蝶達も元気ですね。
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otto-N
at 2012-02-22 19:30
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owljさん、クサフジ、イヌヌマトラノオとも、蝶が止まると絵になりますね。
花単独では、撮影することはあまりないのですが、蝶が来ると戦闘モードです。
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otto-N
at 2012-02-22 19:48
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kenkenさん、「表と裏を一枚に」を捜していましたが、なかなか見つかりませんでした。
どうやら、こういう絵はアングルが微妙に難しく、撮れなかったのだと思います。今年の課題にします。 教育園では、トラフの夏型はあちこちで開くのですが、春型はまるでダメです。開翅ポイントがあるはずで、さんざん捜しました。が、見つけることはできませんでした。 オオウラギンスジがいたのは幅1.2mの通路際、後ろに下がりたくても下がれない状況でした。
清々しくきれいな写真が並びましたね。
トラフやルリシジミの開翅が素晴らしいです。 オオウラギンスジヒョウモンも新鮮そのもので本当にきれいです。 イヌヌマトラノオはオカとヌマの交雑と言われていますが本当に両種の特徴を兼ね備えた感じで蝶との相性が抜群ですね。
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otto-N
at 2012-02-24 17:49
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naoggioさん、いつも翅を閉じているチョウが翅を開く素振りを見せると、いつもドキドキです。
トラフ夏型は開く日と開かない日があり、何か条件があるようです。 ルリシジミの開翅はとても綺麗ですが、条件が厳しいですねぇ。 イヌヌマトラノオは房が大きく、止まるとどんなチョウも映えるので大好きです。
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