たかがヤマト、されどヤマト

ロッカースキー ATOMIC BLACKEYE Ti 167    2012.3.31(記)

2012.3.30
昨日の午前中、日差しはなかったものの気温が高かった。あのツマキチョウはいるはずもないのだが、一応出かけてみた。暖かくても、日差しがないと、キタテハも飛び回っていなかった。当然、ツマキチョウはいない。それでも、昼頃、薄日が差すと、いつのまにかキタテハが出てきていた。早春、晩秋は、気温より日差しが重要かなぁ、と思いつつこの日の散策は終了。

例年、とっくに咲いているはずの目黒川河畔のソメイヨシノ。まだ、こんな状態。満開だったのはマメザクラ系の品種。ソメイヨシノの満開は来週中ごろかというところ。
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ロッカースキー ATOMIC BLACKEYE Ti 167
さて、表題の件、少し場違いなのだけれど、このブログにコメントを寄せてくださるかたの中に、約1名、スキーをされるかたがいらしゃる。新しい板の購入を検討されているとのことで、少しは参考になるかなと思い、約10年ぶりに購入したスキー板の感想です。

今年の1月、本屋でスキー雑誌を立ち読みしていたら、2、3年前に、「ロッカースキー」なるものが中高年向きに開発されたという。開発の発端は、K2スキーと三浦雄一郎氏。それが、レーシングモデルにも取り入れられ始めたという。
ロッカースキーのロッカーとは、ロッキングチェアのロッカーとのことで、板の前と後ろの反り返りが大きくなっているスキー。前の反り返りが大きいと、雪に刺さりにくく、浮きやすいので、深雪専用のファットスキーとして発達し、今では、化け物のような進化を遂げています。このへんのことは、ネットで調べるとすぐ出てきます。私も北海道在住なら、ファットスキーは即、購入ですが、日本でファットスキー楽しめるのはニセコくらいです。

この10年は、猫も杓子もカービングスキーの時代。私がこれまで使っていたのは、サロモンのsuperaxe9(169cm)という初期モデル、、今のものに比べて幅が狭く、カービングも甘いのだけれど、コブ斜面や深雪にも対応できるので、ガチガチのカービングスキーを買う気になれなかったのです。
ガチガチのカービングスキーは、2年前ヨーロッパに行ったとき、レンタルでスイスのストックリーというメーカーのものをはいたとき、カリカリのアイスバーンでも全くずり落ちず、最近のカービングはこんなにいいのかと思うほど。買って帰ろうかと思ったが13万円もしたので断念。しかし、価格以上に、コブに全く対応できなかったことが断念した理由。どうも、本格的なカービングらしいカービング板は硬すぎる印象だった。

このヨーロッパスキー、某スキー専門旅行社の2か所のツアー(フランス・シャモニとスイス・ツェルマット)を組み合わせて行ったものですが(退職記念です)、最終日、グループのみなさんと離れ妻と二人で、ツエルマット唯一の非圧雪バーンであるシュトックホルン(標高3405m)という所に行ったとき、この固いコブに全く歯が立ちませんでした。この山の写真です。この急斜面のコブの連続をじっくり見てください。クリックすると大きくなります。中間にゴンドラの支柱が立ってますが、谷底と頂上の標高差は1063m。頂上からさらに谷を横断するロープウェイがかかり、そこからは氷河の上に大雪田があり、雪崩のデブリもそのまま残っており、自己責任の世界です。このバーンをうまく滑れなかった悔しさは今でも思い出します。
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この斜面にかかるゴンドラの山麓駅の日だまりには、コヒオドシが気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。まだ雪で覆われた山中、ビックリでした。
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ツェルマットといえば、マッターホルン。天気が毎日よかったのでたくさん撮りましたが、やはり雲をたなびかせているマッターホルンが一番でしょう。このツェルマットで、「小畔川日記」のダンダラさんが、アポロをはじめスイスの高山蝶を撮っています。夏にも行きたくなります。
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さて、本題のアトミックの板ですが、結論からいうと北海道弁で一言、「なまらいい」。ニセコで4日間滑っただけで、この結論は早いかもしれませんが、深雪、深雪後の荒れたバーン、柔らかいコブでは、がんがん飛ばせます。幅が広く、前の反り返りが大きいためスキーが浮きやすく、腿の負担がとても軽減されます。スノボーほどではありませんが、大きな弧でいけます。もちろん、ショート・ターンも。
また、ファットスキーのロッカーとは違い、キャンバーがあるのでカービングもOKです。形状的にはセミ・ファットというところ。そして、嬉しかったのはコブ斜面。ニセコには第二の壁とういうモーグルバーンがありますが、地元のグループが練習するエア台から下を一気に滑ることができました。ただ、ニセコでしか滑っていないので、ガリガリの固いバーンでどこまで通用するか、不安な面もありますが、まずは合格点以上です。
カービングスキーは魔法のスキー板でしたが、あの変てこなスタイルの滑り方だけがスキーではありません。ムリをしなくていいのです。ポールをくぐるならまだしも、もっと楽しくスキーする方法が、このロッカースキーに秘められている気がします。

左上は、購入したアトミックのロッカー板。左下は、スイス・ストックリーのカービング板。右、この紋をよく見てください。フェラリーです。シャモニーで借りたダイナスターのOEMとのこと。高いので盗まれないようにと注意を受けました。向こうにモンブランが見えます。
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最後は、シャモニーのブレバンという山から見た、雲に隠れたモンブラン(4810m)と、その手前のエギュドミディ(3842m)。谷底のシャモニーの街の標高は約1000m。街が写っていませんが、切り立った斜面に張り付き、街のすぐ上まで迫っている氷河はすごいです。(クリックすると大きくなります)
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画像は準備してあり、あと1回スキーに行ってから出そうと思っていたけれど、風邪とかでスキーに行く機会を逸してしまい、3月の最終日になってしまいました。明日から4月、早く季節が戻ってきてほしいです。



2013.2.1 追 記
連日、50人を超える方々にアクセスしていただいて、恐縮です。
何だスキーのブログではないのかとがっかりされているかと思います。
今のところ、ベテランスキーヤーにとっては、キャンバーロッカーは買いだと思っています。
が、アイスバーンでの性能試験が未検討なので、チェックしたいのですが、先週、テニス中に古傷の左膝をギクッとやってしまいました。
志賀の宿もとっており、今シーズンを棒に振りたくないので、何とかしようと少し焦ってます。
治ったら、パーフェクタか、一の瀬の固いバーンを滑ってみようと思ってます。
(このシャモニーとツェルマットについて、最近、12回に分けて、記事を書き足しました。クリックしてください→

                                                                  
2013.3.6  追記
左膝は、MRIを撮った結果、半月板が損傷していました。軽くは走れるようにはなりましたが、捻ると痛いのでスキーはムリそうです。少し様子を見ますが、手術することになると思います。残念ながら、今シーズンのスキーは諦めました。この2,3日長野県の天気がよさそうなので、とても悔しい思いです。


2014.3.1  追記
2月25日~26日に、志賀高原に行ってきました。膝はスキーでまた悪化したら手術と、覚悟を決めての2年ぶりのスキーでした。結論的には、このアトミックのロッカーは、硬いバーンでのカービングには不適でした。ターン後のばたつきがとまりません。もう少し詳しくは、2014.3.1(記)に書きましたが、私はカービングモデルよりロッカーモデルのほうが趣味に合っているようです。


2015.1.3 追記
年末に志賀高原に行ってきました。ニセコ並みのパウダーと積雪、オフピステ大好きの私には、ロッカースキーは最高でした。滑っている写真はありませんが、ここをクリックしてください。→


2015.3.20 追記
移動性高気圧に覆われ、4月中旬並みの気温になった3月16-17日、志賀高原に出かけました。朝は凍ったガリガリ、昼ころからはぐちょぐちょの雪でした。さすがに、凍った急斜面ではエッジの効きが悪く、普通のカービング板のようには行かず、ラインを落とされてしまいますが、悪雪にはスキー板が浮いてくれる分、楽しいスキーが出来ました。もし、余裕があるなら、カービング板とロッカー板の両方をスキー場に持ち込んでください。雪質によって使い分けたら、楽しいですよっ。
志賀高原からの北アルプスの大展望を載せました。ここをクリックしてください。→

2016.2.20 追記
久々に八方尾根に行きました。結論から言うと、ロッカースキーは、ガリガリの中斜面では大丈夫ですが、急斜面ではカービングスキーのようには食い込みが効かずズリズリ落とされます。なので、整地されたバーンをガンガン飛ばしたいだけという方には、ロッカースキーは不向きです。そうでなく、未圧雪の荒れたバーンも楽しみたいという方には、ロッカースキーはうってつけかと思います。
2月17日は、朝からドピーカン。鹿島槍、五竜、白馬三山がとてもきれいでした。ここをクリックしてください。→


2016.3.15 追記
志賀高原に行きました。このところ鳴りを潜めていた右膝の半月板損傷が前回の八方尾根で再発。痛みがまだとれていないのでムリはできませんでしたが、ロッカースキーは浅い湿雪にもグッドのようです。ここをクリックしてください。→


2016.12.28 追記
3月の志賀高原で妻のスキー靴が壊れてしまったので、御茶ノ水・ICI石井スポーツに行ってきました。数年前、アトミックのロッカーを購入した時のついでに、私のサロモンのブーツのシェル出しをしもらった時の担当のOさん(角屋スポーツ出身)がおられたので、「メーカー、価格は問わない、とにかく脚に合ったブーツを。スキーは月1~2程度」とリクエストしたら、足のサイズを測り、形を見ただけで、即座にメーカーが異なる2足が運ばれてきました。どちらもピッタリです。しばらく迷った上、脚入れが楽で軽いほうを選びました。選んだのは、「ヘッド アドバンテッジ95」。いつ、スキーに行くかはわかりませんが、天気次第の我々、そのうちにということになるでしょう。最近のスキーブーツは、「熟成型シェル」といって、温めた?シェルをその場で履き、個々の足にフィットさせるようです。スキー板の売れ行きは、80%がロッカーということでした。純粋なカービング板から、ロッカーを加味したカービング板に流れがあるようです。そうそう、私の右膝は、トレーニングの甲斐があってなんとかまだ使えそうです。北アルプスの登山もテニスも平気です。


2017.2.18 追記
ピーカンの天神平に行ってきました。このスキー場は、バックカントリーのボダーとスキーヤーが集まっていました。スキーヤーは2割ほどですが、そのほとんどはファットスキーです。どうやら、滑走禁止区域でツリーランを楽しんでいるようです。 




by otto-N | 2012-03-31 12:34 | Comments(2)
Commented by owlj at 2012-03-31 21:24 x
エギュドミデイ! ウン十年前にいきました。 懐かしい写真!!
ヨーロッパのゲレンデは壮大で大変ですよね! またチャレンジしてください。
桜も開花宣言されて、いよいよですね!
Commented by otto-N at 2012-04-01 20:55 x
owljさん、ブレバンからの対岸の景色は、これぞシャモニーという感じですね。
ヨーロッパのスキー場は、あくせく滑らず、山々を眺めてのんびりするのがスキーの楽しみ方です。が、オフピステの滑った跡を見るたびに、あそこを滑りたいと何度思ったことか。ふつーのツアーでは、圧雪された平坦なコースばかりで、がっかりでした。
そう、桜が咲いたらシーズンの開始です。
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