たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2012.4.20 目黒区 前日、せっかく撮ったツバメシジミのファイルを消してしまい、かなり落ち込んだ。しかし、まだ、メスは発生しているかもしれないので、一縷の望みを抱いて、朝、行ってみた。 ポイントに着くと、すぐにオスを発見した。かなり小さい個体だった。 少し撮ったところでいなくなってしまったので、後ろを振り返ってみると、何と枯葉の上で何と全開しているメスがいるではないか。慎重に色々な角度から何枚も撮った。 そのうち、翅を閉じ近くの枯草の間に移動し、翅を閉じたり開いたりしていた。 枯草に触れてしまい一瞬飛ばれたが、すぐ近くにとまり開翅した。とにかく慎重に、そしてできるだけ色々なアングルで撮る。このメスは、かなり近づいても逃げることはなかったが、ふいに飛び立ち、翅を開く場所を変えた。飛んでもすぐ近くにとまり、日の差すほうに向けて翅を開いた。枯草の上で翅を開くと、星を散りばめたように青鱗粉が綺麗だった。 飛ばれたと思っても、遠くへ行かず、枯草の中のタンポポで吸蜜した。近くのレンゲにも。 1本だけあった菜の花には、一瞬の吸蜜だった。 藪の中に頭を突っ込んで、苦しい体制でも撮影した。 個人的にはとても好きなアングルだ。後翅の青が引き立つ。 全開翅も数多く撮った。ただ、縁毛までクリアに撮ることは難しい。 前日の大失敗は、帳消しとすることができた。実は、このメス、前日のメスと同じ個体であった。同じようなアングルで撮った画像を並べてみたところ、左前翅のほんの小さな傷の位置が全く同じであった。1点だけ傷が増えていたけれど。 前日、最後に撮ったのは土の上での開翅写真。これを撮った後すぐ飛ばれ、最初に見つけた場所から30~40m離れた場所で見失った。それが、翌日、元の場所に帰って来た。この5m×10mの小さなポイントは、特別な場所のような気がする。 前日のオスも、翅の傷から同一個体であった。となると、ここでの発生数はとても少ないことになる。今年は、オスは4頭、メスは2頭しか見ていないことになる。夏から秋も、観察が必要かもしれない。 この日、9時から12時までの撮影枚数は400枚。普通、飛ばれて撮影がおしまいなので、こんなに撮ることは決してないけれど、飛んでもすぐ近くにとまるので枚数が増えてしまった。 最後は、一瞬、目を離したときいなくなっていた。もし、いなくなっていなかったら、もう100枚くらい撮ったかもしれない。
by otto-N
| 2012-04-26 15:43
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Comments(6)
素晴らしく綺麗な♀ですね。
夢中になって撮影するお気持ちが判ります。 隅々までピンが来ていて素晴らしいです。
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himeoo27 at 2012-04-26 20:13
♂の金属光沢の煌めきだけでも素敵だなあ~と眺めていましたが
その後に次々と登場は、その美しさに圧倒されました。
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owlj
at 2012-04-26 20:44
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otto-N
at 2012-04-26 22:31
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otto-N
at 2012-04-26 22:36
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otto-N
at 2012-04-26 22:42
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owljさん、撮る姿は想像しないほうがいいです。いい年の大人が草むらで何をしているのか不審な風景です。
ここが、ツバメシジミが育って蛹になって春に羽化する場所なのか、オスとメスが出会いやす場所なのかは不明ですが、必ずではないですが行くと日向ぼっこをしています。 しかし、昨年よりずいぶん少なく、来年が心配です。
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