たかがヤマト、されどヤマト

2012.7.2-5 北海道・十勝② カラフトタカネキマダラセセリ    2012.7.7(記)

2012.7.4
天気予報は晴れというが、曇り空。十勝地方では雷注意報も出ているが、東大雪の林道を流す。といっても、ポイントは全く不明。何かに遭遇するだろうと、あてずっぽうのチョウ探しとなった。

幕別を7:30出発。十勝平野から山並みを見ても雲に覆われている。走っている途中、地図を忘れてきたのに気がついたが、引き返すには相当の距離。しかし、ポイントは全く判らないので同じことと、現地に急ぐ。そろそろ山の麓かというところで急に空が晴れてきた。ラッキーと思いつつ、うろ覚えの林道に入る。1~1.5車線のダート。何かいないかとゆっくり走らせ、ここはと思った所でクルマを停める。いるのは、ここでもコチャバネセセリとキマダラヒカゲばかり。だが、数はぐっと少ない。何もいないに等しい。少し開けた所があったので、しばらく休んでいると、小型のヒョウモンが飛んできた。カラフトヒョウモンかホソバヒョウモンに違いないが、全然止まらない。あきらめ、林道を進むと、ときどき飛んでいるが、やはり止まってくれない。もう、先に進むしかないと、どんどん進んだ。絶望的な状況だったが、右前に何やら赤い小さなセセリ。クルマを停め、近づくと、カラフトタカネキマダラセセリだった。数ショットを撮ったところで、後ろからクルマ。

やっと見つかったカラフトタカネキマダラセセリ(♀)。
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少しは期待して、前に進んだが、まるでダメ。植物も針葉樹と熊笹だけ。貧弱になってきた。大きな橋が工事中で、完全な砂利道になったところで、引き返した。分岐点があったのを思い出し、枝分かれした別の道に入った。少し行ったところで、タンポポ系の黄色い花が両側にいっぱい咲いていた。よく見ると、複数のヒョウモンが吸蜜中だった。カラフトかホソバか判らなかったので、とにかく数を撮影した。東京へ帰って調べてみると、すべてホソバヒョウモンだった。
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花にとまるとすぐ全開するので、似たような写真ばかり。翅を閉じているところを撮るほうがむずかしい。このポイントにいたのはせいぜい5~6頭。ときどき逃げられるが、すぐに戻ってきた。
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ときにはデュオになることもあった。
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そして、メスのカラタカもやって来た。時々見失ったがすぐ見つかった。すべて同じ個体のようだ。よく見ると、ちょっとスレていた。
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これもすぐ全開する。たくさん撮ったがピントが合っているものが少なかった。
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全開翅ばかりに飽きたので、横からも撮ったが、動くのでなかなか撮らせてもらえなかった。
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空が急に雲ってきたので、ここを後にし、別の林道に入ったとき、見つけたオス。大きなフキの葉の上に燦然と輝いていた。
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ポイントも何もわからないで1人で入った林道。クルマから出ると、熊が怖かったが、ときどきは登山者のクルマが通る道。そんな山奥で、初めて見る2種類と遊ぶことができ、私としては上出来だ。

(北海道・十勝③に続きます)

by otto-N | 2012-07-07 20:54 | Comments(14)
Commented by owlj at 2012-07-07 21:24 x
カラフトキマダセセリの2枚目の虫はハチですか?
羽音が聞こえる様です。
ホソバヒョウモンの開翅は綺麗ですね。
カラタカのオスとメスの翅紋の色合いは逆さまみたく観えて面白いですね!
Commented by yoda-1 at 2012-07-07 23:19
この両種は、じっくり撮影できなかった分、楽しまさせてもらっています。
やはりカラタカの雌雄の開翅画像がお見事です。
Tさんの話しによると、当地のホソバヒョウモンとカラフトヒョウモンの比率は20:1だそうです。
Commented by Shin at 2012-07-08 06:01 x
北海道も良いですね
来年はなんとか行きたいものです
Commented by himeoo27 at 2012-07-08 08:33
普通のタカネキマダラセセリも
3回以上、北アルプスで挑戦して
1度も出会えていません・・・・・・・
カラフトタカネキマダラセセリの
吸蜜、開翅とても素敵ですね!
Commented by otto-N at 2012-07-08 18:14 x
owljさん、ハチかアブかハエか?よくわかりません。
ホソバヒョウモン、カラタカとも、北海道だけにしかおらず、しかも地域限定、季節限定です。
さらに、今年は天候不順なので半分諦めていましたが、会えてラッキーでした。
Commented by otto-N at 2012-07-08 18:17 x
yodaさん、カラタカのオスはこの1頭しか見ませんでした。しかも、新鮮個体だったのでとても嬉しかったです。
季節として少し遅かったのですが、カラフトヒョウモンは、やはり少なくなったようですね。
Commented by otto-N at 2012-07-08 18:55 x
Shinさん、今ごろの北海道は特産種がいますが、今回のように年によって数が少ないようです。
Shinさんの好きなコヒオドシ、クジャク、キベリなど派手なタテハがいる8月のほうがいいかもしれませんよ。
Commented by otto-N at 2012-07-08 19:24 x
himeooさん、この日、3頭しか会えませんでしたが、普通のほうがハードルが高そうですね。
実は、カラタカ、メスとオスがこんなにはっきり違うとは、オスを見るまで意識していませんでした。
Commented by ごま at 2012-07-08 22:03 x
素晴らしい成果ですね。
ホソバ、カラタカとも素晴らしい>羨ましいです。
私にも一応の出会いはありましたが、撮影を満喫するところまでには至りませんでした。
Commented by naoggio at 2012-07-09 14:57 x
カラタカ撮影できて良かったですね。私は見たことがありません。
ポイント知らずに行って撮影できたのも素晴らしいです。
♀もいいですが、♂のこの輝きはやはり眩し過ぎます。
いつか撮影に行ってみたいです。
Commented by otto-N at 2012-07-09 17:43 x
ごまさん、ポイント情報ゼロだったので、大満足です。当然、林道をくまなく回ったわけではありませんが、ホソバはここだけでした。ひょっとしたら、いいポイントなのかもしれませんね。細くて殺風景なダートの林道を移動するのは、結構滅入りました。
Commented by otto-N at 2012-07-09 17:59 x
naoggioさん、カラタカ、特にオスはラッキーでした。
ここに何かいそうだと林道脇の空き地にクルマを停め、やっぱりいないか、と諦めてクルマに戻ろうとしたときに、フキの葉の上で金色に輝いていました。
近づくときはドキドキもので、飛ばれる前に撮れたので、ほっとしました。
Commented by RANA at 2012-07-09 23:21 x
良いですねえ!
そういう偶然の出会いが楽しいんですよね。
ポイント聞いて行くのとは違う、醍醐味がありますね。
楽しませてもらいました。
日本一、名前の長い蝶(笑)
Commented by otto-N at 2012-07-10 14:49 x
RANAさん、あてずっぽうで行くというのは(それなりに調べてはいきますが)、ダメでも諦めがつきます。
真夏とは違って、蝶影が少ないなか、今回は上出来でした。
真夏だと、あまり変わったものはいませんが、種類と数は豊富です。
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