たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2012.9.12 小楢山 毎日暑くてのびのびになっていたハイキングに出かける。山は、山梨県の小楢山(1713m)。勝沼ICを降り、ブドウ畑を抜け、狭い林道を通り焼山峠(1527m)に車を停め、往復5時間くらいだった。山麓は晴れていたが、峠は曇り。タテハくらいいるだろうと思ったが、半袖では寒いくらい。チョウがでてくる気配はなかった。 あまり花はなかったが、足元の花を撮るながら登る。花の名前はよく判らなかった。タカクマヒキオコシ?、フシグロセンソウ?、アキノキリンソウ、?、ツリフネソウ、最後は1枚足りなかった。 この曇り空のススキの登山道にいたミドリヒョウモン♀。寒いのか飛ぶ元気もあまりなかった。 上に登るにつれ、少し晴れてきた。枯れかかったマルバダケブキの群落があり、ボロボロのヒョウモン類が吸蜜していたが、敏感だった。やっと撮れたウラギンヒョウモンとアカタテハ。 少し斜度がきつくなったところで、キアゲハがやたら飛んでいると思ったら、そこは頂上だった。ミヤマカラスアゲハもいたがボロボロ。 頂上からの景色。甲府盆地を見渡せたが、見えるはずの富士山は雲の中。 こんな山の中でツマグロヒョウモンに会うとは思ってみなかった。元気のいいシジミが数頭いたので近づいてみると、なんだウラナミシジミ。でも、今年初見。 幕岩という所に寄ってみたが、つまらなかった。その間、空が曇ってきたので急いで下山。宿に入るまでには時間があったので、葡萄の丘公園に寄ってみた。盆地の向こうの光の筋が美しかった。 花壇にはヤマトシジミが数頭飛んでいた。夕方というのになかなかとまらず。人工的な花の中、1枚撮っておいた。 2012.9.13 金峰山 バブルがはじけた後、淋しくなった I 温泉に、直前割引で1泊し、日本百名山の金峰山(2596m)に登る。駐車場は、大弛峠(2360m)。ここからの標高差は230mしかないが、登ったり下ったり、それほど楽ではなかった。往復で5時間くらい。登山よりきつかったのは、林道。舗装されているが、狭い箇所が多い。ただ狭いのではなく、ダムがあるせいか、1車線道路で、タンクローリーやダンプとすれ違わなければならない。それと、駐車場は満車という誤算。平日にもかかわらず、峠に着いたときはすでに満車。やっとのことで上川村方面のがたがたのダート道の最後部に縦列駐車。片側が崖の方向転換にはかなりの緊張をしいられた。 この日も山麓は晴れ。しかし、峠も山も雲の中。半袖では寒い。登っての景色は見えず。山頂までの風景を撮ってもしかたがなかったけれど、山頂は早や秋の気配だった。 下山中、ガスの間から垣間見た金峰山。と、その右尾根に浮かび上がった木々の列。 下界は晴れていても、山は曇の中。景色はまるで見えなかった。それでも、峠の駐車場は満車。休日はどうなるのだろう。さすが、日本百名山。と思ったけれど、金峰山に登るより、この逆側の、往復2時間しかかからない国師岳(2592m)のほうが人気があるようだ。金峰山ですれ違った人、山頂にいた人は、車の数に比べとても少なく変だと思った。駐車場に戻ったとき、ポツンと私の車だけが取り残されていた。帰りは、朝来た道を通らず、昨日の焼山峠経由で帰ってきた。1車線のカーブの先から、突然ダンプが出てくる恐怖には絶えられそうにもなかった。 P.S. 勝沼で買った葡萄について書くのを忘れていました。葡萄の丘公園の出店で試食し、あまりにおいしいので半房だけ買い、宿で食べ、次の日、捜して買いました。品種の名前は、「シャイン・マスカット」。透明感のないおいしくなさそうな緑色の葡萄ですが、見かけと大反対。マスカット系のフルーティさと甘さの両方をもっています。大粒で、少し黄色がかっていると熟してとても甘いです。30年前、「甲斐路」でびっくりしましたが、それ以上です。
by otto-N
| 2012-09-21 17:28
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Comments(10)
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owlj
at 2012-09-21 21:03
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残暑でウンザリしていましたが、山には秋が訪れていますね。
ミドリヒョウモンは不思議な緑色を発散してますねー。 ここ迄ボロボロだとお疲れ様、と声を掛けたくなりますね。 キアゲハが凄く綺麗に観えます。 前翅の付け根の黒い部分が全体を引き締めて魅せますね。
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otto-N
at 2012-09-22 20:43
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owljさん、山に登ったら、もう秋でした。
ミドリヒョウモンのメスは黒っぽいですが、緑色が混ざった黒っぽさのようですね。 この時期に、この寒さの中でと思うと、ボロボロでも撮りたくなります。 パッと見たときのキアゲハとナミアゲハの大きな違いは、この部分です。 必ずと言っていいほど、山頂ではキアゲハがテリ張りしてます。近くにメスがいるとは思えず、この行動はとても不思議です。
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otto-N
at 2012-09-23 19:24
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naoggioさん、標高の高い峠からの山登りは楽勝です。が、落とし穴。登ったり下ったりする場合、標高差はその2倍をみないといけないことを実感しました。
金峰山、帰ってからガイドブックの写真を見たら、すばらしい眺望だったんですね。ちょっと悔しいです。
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himeoo27 at 2012-09-23 19:40
アカタテハとキアゲハが新鮮で素敵ですね!
9月も後半に入りやっと秋の気配を感じます。
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Shin
at 2012-09-24 05:17
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otto-N
at 2012-09-24 21:10
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himeooさん、キアゲハは新鮮なものがたくさんいました。みなさんのブログでもキアゲハが増えたように感じます。
今日、ウラナミシジミもいました。これが出てきたら、もう、やっぱり、やっと秋ですね。
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otto-N
at 2012-09-24 21:18
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Shinさん、私は両膝とも、スキーで靭帯を痛めており、正座はできないし、不用意に捻ると痛くて歩けなくなることがあります。
これまで、足を引きずってやっと下山したことが2回あります。ほんと苦しかったです。この足があと何年もつかが心配の種です。
小楢山、金峰山はどちらも頂上からの眺望が良い山ですね。
とくに金峰山の山頂はとても広くて、気分的にものんびりできます。 小楢山からは金峰山が見渡せますので、これまた面白いな。 金峰山の登りは、登った後に200mくらい下って、また登らなけれ ばならず、僕もきつかったように記憶しています。 両山とも良い山です。
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otto-N
at 2012-09-25 12:33
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虫林さん、山梨県には気持ちのいい山がたくさんありますね。奥多摩と違って杉林が少ないので歩いていて気持ちがいいです。
少し遠いところは前泊しての日帰り登山です。前泊日にチョウを少し探し、登りながらチョウがいたら撮ります。 蝶果の割には、デジイチ2台はちょっと重いですが。
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