たかがヤマト、されどヤマト | |||||
「とことんヤマト」ということで、近所のヤマトシジミを見にいくことが日課となった。でも、すべて天気しだい。 2012.10.23 快晴なので、写真映りが良くない。ほとんど青くないメスと、ちょっと青いメス。 風が強く、ヤマトシジミも必死にカタバミの花にしがみついていた。そんな中で、前縁にも少し青鱗粉が載っている、かなり青いメスを発見。 2012.10.24 この日も晴れ。ふと見ると、「えっ!何?」というの見つけたので追いかけた。とまったので、裏翅を撮ろうとしたが、すぐ全開翅。 ときどき翅を閉じたが、なかなか横から撮れないうちに、飛ばれ、また追いかけた。実は、前翅の紋流れ。産卵するのか叢に入ってごそごそやっていたが、ここは辛抱。やっと出てきたが、動き回るのでちゃんとは撮影できなかった。最後はオスに絡まれ天空に。 石段の上にとまった別個体。反射光が少し翅を透かしていた。ヒカゲチョウ、ここで見たのは2回目。胸付近の毛が緑色に輝いていた。 2012.10.25 どんよりとした曇り。寒い。少し空が明るくなったときに見に行った。少し空が明るくなると飛び出すが、暗くなるとその辺にとまる。翅は閉じたまま。じっと空が明るくなるのを待つ。LEDライトは全く効かない。しつこく当てると逃げられる。気温が低いとだめなようだ。空がほんの少し明るくなった瞬間、おずおずと翅を開く。 青くない別個体。 青いメスを発見。枯葉にとまり、翅を開いた。開いたままじっとしているので、縁毛まで綺麗に撮れる位置を捜した。翅の小さな傷から、どうやら、冒頭の個体と同じようだった。 左右均等の位置はやはり難しい。少し引いて撮った。 飛んだので追いかけた。こんないい撮影条件はない。笹の植え込みにとまった。右と左から撮影。 これは別個体。少しの日差しで全開した。全く日が当たらない方がやはりいいようだ。 エノコログサで休みに入った個体を見つけた。絞りF2.8解放で撮ってみた。 これまで、ヤマトシジミの斑紋異常としては、前翅の紋が少ない個体、後翅の紋の1つが流れている個体を見ているが、前翅の3つが流れているのは初めてだった。翅の裏を撮りたくてヤマトシジミを追いかけたことも初めてだった。 青♀を撮るのは、やはり曇天がいい。晴れていると、なんの趣きもない。ただ、この時期、曇ると寒いので翅を開かない。ほんの少し空が明るくなるのをひたすら待つだけだった。
by otto-N
| 2012-10-26 15:24
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Comments(4)
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owlj
at 2012-10-26 21:32
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辛抱と忍耐‥でもこれだけ撮れれば いいですね。
枯葉の青雌きれいですね。 ヤマトシジミの裏翅はやはりハートマークが愛らしいです!
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otto-N
at 2012-10-27 21:36
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owljさん、たかがヤマトにこの辛抱、決定的なシーンを撮り逃がしてばかり。これだけしか撮れなかったというのが実情です。
いつもごちゃごちゃしたところでしか開翅しないので、枯葉の上、すっきりしました。
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6422j-nozomu2 at 2012-10-28 13:50
この時期のヤマト♀は追いかけたくなります。もっともっと青いのを撮りたいと今でも思っています。今日は天気が悪くお出かけ出来ませんでしたが、11月には是非。
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otto-N
at 2012-10-28 16:26
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ノゾピーさん、「とことんヤマト」というわけで、定点観察です。
場所によって、微妙に発生サイクルが違っている気がします。 天気は、曇りときどき晴れがいい感じです。欲を言えば、曇りかすかに日差しです。 今日は、東京も小雨。雨が止んだ時に行ってみました。翅を縮こめた2頭、葉の先にしがみついていました。
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