たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2012.11.2 東京に木枯らし1号が吹くかもしれないこの日、ヤマトシジミの様子をうかがってから自然教育園に行った。さすがに晴れていても寒く、ヤマトシジミは摺れたオスが日だまりにいるだけだった。凄い青が近くにとまったが、なんとヤマトシジミくらい小さなムラサキシジミ。しばらく待ったが開かないので諦め、教育園に急いだ。 教育園に入る前、その隣の公園を覗いてみた。すると、ムラサキシジミが飛んできてすぐ開翅。すぐに飛び去ったが、マクロで撮ることができた。 教育園のムラサキシジミのポイント。カラッと晴れて気温が低く、ウィンドブレーカーを着ていても日陰だと寒い。ムラサキシジミも体を温めるために、そろそろ出てくるだろうと期待したが、期待するほど出て来なかった。幸先が良かっただけにちょっとがっかり。同じ個体ばかり撮ったのかもしれない。 1週間前くらい前には、樹上高くテリ張りしていたウラギンシジミは下に降りてきたが、すでにボロ。メスもいた。 11時半もすぎ、諦めてここを撤収し、別の場所へ移動。アカタテハがいたが、残念なことに翅が少し欠けていた。 アカタテハを撮っているとき、ミスジチョウかと見まがうほど大きなコミスジがやってきた。なんだコミスジかと思っていたら、新鮮。綺麗。ここまで綺麗なメスはなかなか見たことがない。しかも、11月だ。 オオニガナの所へ行ってみると、イチモンジセセリではなく、チャバネセセリが来ていたが、近くにはあまり来なかった。 退園後、朝立ち寄ったヤマトシジミのたまり場。スーパーブルーは摺れたのが1頭だけで、普通の青♀ばかりだった。 油光りもなかなか趣がある。が、背景がねぇー、といった感じ。 昼下がりの交尾。1頭どころか、執拗に介入してくる2頭のオスを必死に追い払うオス。やっとのことで追い払った。 結局、この日は、前日よりも気温が低かったが風が弱く、木枯らし1号はお預け。ムラサキシジミは期待したほど出て来ないし、ムラサキツバメは気配すらない。当分、「近くのヤマト→教育園のムラサキ→近くのヤマト」という日が続きそうだ。それにしても、コミスジは綺麗でした。背景がよければ申し分なかったですね。
by otto-N
| 2012-11-06 12:20
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Comments(4)
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yoda-1 at 2012-11-06 12:42
RAWをいじくってもなかなかこのムラシ雄♂の青さは出しにくいような。
この時季にも羽化するコミスジがいるとは、もう温暖化などを影響を考えてしまいます。この鮮度はすごいです。
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owlj
at 2012-11-06 21:25
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otto-N
at 2012-11-06 22:08
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yodaさん、使っているカメラのJEPGそのままが結構いいようです。ちょっと青みが強いような気がしますが。
コミスジは、昨年の10月28日、新鮮な個体を見ているので、ここでの最終羽化が10月下旬から11月初旬ということでしょうか。
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otto-N
at 2012-11-06 22:14
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owljさん、ムラサキシジミは何度見てもドキッとします。生で見せてあげたいです。
このコミスジは、今まで見た中で一番の美人でした。オスもいてくれればいいのですが。
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