たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2012.12.9 さすがに疲れていたのか、モーニングコールで起こされるまで、一度も目が覚めなかった。この日も起床5時45分、出発7時。 朝日に照らされる風の館(ハワ・マハル)、走っているバスの中から撮った水の館(ジャル・マハル)。 この日の見どころ、朝日のあたるアンベール城。この湖の畔でジープに乗り換え、狭くて急な路地を駆け上がった。 この城は豪華絢爛。16世紀に建てられたという。 周りの山々には、万里の長城のような城壁が続いていた。クジャクがいたので撮ろうとしたとき、下のほうに飛んで行った。猿もいた。ステンドグラスの周りは美しい壺のレリーフ。後宮の庇の下に、1枚だけ妙な絵があったが、さるお妃が手慰みで描いた絵とのこと。それにしても、内部の装飾はすばらしい。 アンベール城はずいぶん高い所にあるようだった。イスラムの城壁のシルエットが美しかった。 左下は、透かし彫りの窓から下の広場を覗いたもの。最初、人がいなかったが、いつの間にか増えていた。ジープではなく、象に乗ってゆっくりとここへ登ってくるのが人気らしい。右下は、ジープ降り場からのアンベール城。もう日が高くなっていた。 この後は、ジャイプールの市内に戻り、王宮の見学となった。ジャイプールの街の喧騒は、日曜のこともあり、なかなかのもの。街は埃っぽく、街路樹は土埃にまみれていた。ゴミの散乱する風景は、東南アジアと同じだが、東南アジアと違って、ドリアンとかドブ臭とかのムッとする臭いがない。思ったよりハエもいない。乾季なので、腐るものも腐る前に乾燥してしまうのだろうか。野良牛どころか、野良豚もあちこちにいた。それにしても、人、人、人。 王宮(シティ・パレス)は、18世紀に建てられたとのこと。中には、王(マハラジャ)と妃の豪華絢爛な衣装が陳列されていた。内庭への出入り口のクジャクの装飾は素晴らしいものだった。王宮のすぐ裏手には、世界遺産となっている天文台(シャンタル・マンタル)。天文台?、何だろうと思って中に入ると、様々な日時計、天体観測用の建築物が置かれていた。インドらしからぬ造形美、不思議な世界。でも、王宮と天文台の間には、インドの現実がしっかりと横たわり、牛が歩き回っていた。 ジャイプールの日中は、半袖でいいくらいだった。さて、チョウはというと、天文台の中で見かけただけ。自由時間になったとき、やっと2回だけシャッターを切ることができた。種類は同じ、アングルも同じでつまらない。個体が違っているだけだった。 昼食後は、ひたすら東へ230km。アグラへ。菜の花が両側に延々と咲いている道路だった。前日ほどではないが、街に来たら渋滞。バスのスピードが落ちたとき写真を撮る。街はどこでもバザールデゴザル。夕方、花壇のあるドライブインに立ち寄ったので、チョウを捜したが、もう気温が低くなっていた。センダングサを見つけたが、皆無。この花を撮影し立ち上がった直後、激痛に襲われ、センダングサとわかった次第。アグラへ着いたのは、やはり8時を過ぎていた。バスは日曜の夜で人のごった返すアグラの街を通り抜ける。途中、結婚式のパレードに出会った。結婚式のとき、花嫁花婿は飾り付けた馬車に乗り、夜の街を練り歩くらしい。そして、道端には家のない人。 (インド旅行(3) アグラへ続きます)
by otto-N
| 2012-12-18 17:04
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Comments(2)
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Shin
at 2012-12-20 23:17
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チョウはもっと撮ったでしょう?
シロチョウの仲間がきれいですね ニューギニアではまったく止まってくれませんでした
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otto-N
at 2012-12-21 10:46
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Shinさん、冬枯れのせいか、とても少なく、この日はこれだけでした。
11時ころから温かくなるので出てくるようでしたが、団体なので撮れずです。 高速で飛翔するシロチョウはなかなかとまりませんね。吸蜜する花が決まっている感じでした。 次の日、ルリボシタテハモドキという美蝶を撮ることができたので、なんとかつじつまを合わせます。
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