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たかがヤマト、されどヤマト

さらに遡り! 2009.10.3-10.12 エジプト (2)   2013.2.1(記)

2009.10.5 アブシンベル
起床は夜中の1時半。冗談だろうと思ったけれど、ホテル出発3:00、カイロ発5:00の飛行機でアスワンに行くという。所要時間1時間半。羽田~千歳くらいのフライトだ。しかし、出発は大幅に遅れた。遅れた時間のメモがなかったが、原因はアスワンの飛行場付近の砂嵐。

アスワンに着いてみると、砂嵐など無関係に思い切り晴れ。まずは、アスワンハイダムの見物、といっても、堰き止められてできた人工湖、ナセル湖の見物。味もそっけもない砂漠の中にある広大な湖だったが、教科書で習ったことのある壮大なダム、送電線が張り巡らされており、それなりに感慨深いものだった。。
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このアスワンハイダムの建造によって多くの遺跡が水没したが、水没前に近くに移設された。イシス神殿というのもその1つ。水没前と似たような小さな島に移設されたとのことだった。船に乗って島に渡る。
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イシス神殿を島を一回りした後、「切りかけのオベリスク」を見学した。あの長いオベリスクをどのようにして作ったか疑問であったが、切り出しに失敗したオベリスクがで見つかり謎が解けたとのこと。それにしても、暑かった。
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そして、アスワンから、ほとんど直線280km、アブシンベルに向かう。アブシンベルに向かう車は1ヶ所に集められ、コンボイを組んで砂漠の中を突き進む。バスには護送警官が乗り込んだ。着いたところもナセル湖のほとり。とにかくこの湖は大きい。
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早速、アブシンベル神殿に出向く。まさしく大魔神だった。巨像をブロックに切り分けてから運び、積み直したとのこと。大きすぎて、近くからではとうてい1枚の写真には収まらなかった。
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アブシンベル大神殿のパノラマ合成。上空には鳥が数羽静かに舞っていた。
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大神殿の先には、小神殿。「小」といっても巨大だ。
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上のパノラマ写真は遠近法で合成したが、位置変更法で合成するとちんまりする。合成前の写真は同じでも、遠近法のほうがダイナミックだ。
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神殿近くの湖畔のホテルで1泊。ホテルの付近だけが、緑にあふれていた。夜は、大仕掛けな「音と光のショー」。団体ごとに予約時間が決まっていたが、理由が判明。ナレーションが日本語だった。ステラビールはこの後もよく飲んだ。最後は、飛行場で見つけたブルゴーニュのワイン。この国でワインの入手は難しかった。
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2009.10.6 アスワン
朝起きると今日も晴れ。晴れているのが当たり前というのもなんか変だが、部屋のバルコニーから見る湖はとても穏やか。8時半ころ出発。またコンボイを組んでアスワンまで戻る。途中、蜃気楼が見えたのでバスの中から暇つぶしに撮影したが、ぼやーっとしか写らない。窓にハエ。280kmの旅。アスワンは、ナイル川の川岸にある都市だったが、緑のあるところは川に沿ってだけだった。すぐ後ろは砂漠。川にはファルーカというこの地方独特の帆掛け船が行きかう。やはりハイネケンはうまかった。思わず追加をバスの中にキープ。
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昼食後は、スーク(市場)へ。小奇麗なスークだった。やはり、イスラム圏では香辛料屋が目につく。ただ人をあまりおおっぴらには撮影できない。すぐ「バクシーシ」といってお金をねだられる。特に、子供はすごい。モロッコで懲りた。
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ホテルからはナイル川が見通せた。対岸にはイスラム寺院のミナレット。ただ、イスラム寺院はちょっと曲者。未明、祈りの時間に突然起こされる。夜は、ファルーカに乗って対岸のレストランへ。ファルーカはとても多かった。漁船なのか観光用なのかよく判らなかったけれど、たぶん後者だろう。
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さすが、日中は暑かった。ただ、湿気はないので、日陰はすごしやすい。ただ、チョウチョは、イシス神殿へ行く船着き場でタテハの仲間?を1頭見ただけだった。乾いた土地ではやはり少ないというより、全くいない。


(エジプト (3)に続きます)

by otto-N | 2013-02-01 13:40 | Comments(6)
Commented by 22wn3288 at 2013-02-02 08:33 x
アブシンベル神殿の壮大さも見た者でなくては同感出来ないでしょう。
普通のカメラでは雰囲気が伝えられません。
神殿が目に入った時の感激を思い出しました。
Commented by himeoo27 at 2013-02-02 15:16
これで再生のシンボル
「フンコロガシ」が見れたら最高だったんですね!
Commented by owlj at 2013-02-02 19:22 x
大きいと言っても頭がボーっとなりそうな大きさですね!
砂漠と河に遺跡‥天気は晴れ以外考えられないから 早起きにビックリです。
香辛料の香りがして来る気がしました。
Commented by otto-N at 2013-02-02 19:58 x
旅友さん、アブシンベル神殿は大きさもさることながら、あの場所だからこそという感激もありました。
当時はコンデジで十分と思ってましたが、デジイチで撮り直したいですね。
Commented by otto-N at 2013-02-02 20:01 x
himeooさん、当時はまじめに考えていませんでしたが、「フンコロガシ」は砂漠にいるわけがないですね。
きっと牛のいる畑でしょうね。とにかく、エジプトはカラカラでした。
Commented by otto-N at 2013-02-02 20:08 x
owljさん、ものすごく大きいです。
こんな大きなものを崖に彫った巨像を山ごと分解して、組み立て直したというのは驚きでした。
中華圏なら漢方薬、東南アジアならドリアン、中近東なら香辛料です。似たようなものしか売ってませんが、スークをうろつくのは大好きです。
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