たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2009.10.7 モスクから拡声器で流されるアザーンの声はほとんど聞こえず、起こされずにすんだ。(アザーンの声は嫌いではないが、時と場合によります) 対岸から灼熱の太陽が昇ってくる。泊まったホテルは、ここのランドマーク的な建物。エレファンティネ島というナイル川の中州にあった。バス乗り場へは船に乗って対岸に渡る。この島には、昔から住んでいるヌビア人のかわいい家の集落があることを帰国してから知った。バスに乗り込み45km、ナイル下流へ。 着いた遺跡は、コム・オンボ神殿というところ。金の山という意味だそうだ。レリーフが見事だった。部分的に色彩も残っていた。昔の病院跡もあり、そこには分娩姿のレリーフも。この旅行でのガイドは、武蔵丸に似た人。 その次は、80kmほど離れたエドフというところにあるホルス神殿という遺跡。その途中の風景。暇そうな男ばかり目についた。座卓を囲んでいるのは麻雀か? ホルス神殿は大きかった。 レリーフが素晴らしい。詳しい説明を受けたが・・・ ホルス神殿の中庭。日陰は涼しいが、太陽はぎらぎらだった。 神殿の外では土産物売りはしつこかった。ずうーっと追ってくる。この後、バスは、さらにナイルに沿って下った。ところどころにクリークがあり、その付近だけが緑。後は砂漠というか岩や石。子供たちはとてもかわいい。 エドフから110km、着いたのはルクソール。ルクソールといえば、カルナック神殿。圧倒的なスケールだった。高さ30mのオベリスクは1枚にはとうてい収まらず、パノラマ合成。 太くて高い柱。どうやって撮ったらよいかわからず、撮影を放棄したようで、撮った枚数はとても少なかった。 まったく百聞は一見にしかず。写真やTVではこのスケールはわからない。左も、縦パノラマ合成。マニュアル露出なので撮影はちょっと手間取る。 ブログなぞ始める予定はなかったので、「はい、チーズ」の写真ばかり。背景をトリミング。とにかく、カルナック神殿では、興奮しっぱなしだった。「ルクソール」というビールもあった。この日、2連続でルクソール泊まり。 (エジプト (4)に続きます)
by otto-N
| 2013-02-03 12:38
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Comments(8)
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himeoo27 at 2013-02-03 17:40
30mのオベリスクとは・・・・
地震の多い日本にいると良くこんなものが大昔から 立っていること、 そのことだけでもとっても不思議です。
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owlj
at 2013-02-04 15:18
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otto-N
at 2013-02-04 19:30
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himeooさん、エジプトで地震があったら、この神殿の列柱をゆっくり見てられません。
柱が倒れるどころか、柱に載っかっている巨大な梁が落ちそうです。 書き忘れましたが、オベリスクは岩の隙間に木の楔を打ち、それに水をかけて膨潤させ、その膨張力で岩を割って切り出したものだそうです。
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otto-N
at 2013-02-04 19:38
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旅友さん、レリーフの見事さもありますが、まだ色が残っているということに感激しました。
どの遺跡もそうでしょうけど、作られた当時は極彩色だったようですね。 とにかく、エジプト文明の凄さを実感しました。
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otto-N
at 2013-02-04 20:08
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owljさん、とにかくデカかった。
色々説明を受けましたが、それはどうでもよく(よくはないのですが)、壮大で繊細な造形に見入っていました。 遺跡を見るたびに、人の力と知識を感じます。が、権力というのはすさまじいものですね。
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Shin
at 2013-02-05 07:41
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エジプト旅行も今のうちでしょうか
だんだん雲行きが悪くなってきましたね
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otto-N
at 2013-02-05 11:38
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Shinさん、こうなる前に行っておいてよかったです。
オンリーワンの遺跡、世界の宝ですから、だめになることはないと思います。 写真を整理しながら、つくづく、エジプトが遺跡のナンバーワンだと思いました。
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