たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2009.10.8 カイロ 起床、朝の4時。5時ホテル出発。ルクソール発7時の飛行機でカイロへ。しかし、またもや、出発は遅れた。 上空から見た砂漠の作られ方。最初はグランドキャニオン。砂漠が緑になる所を撮りたかったが、カイロに近づくにつれ視界不良。下は砂嵐らしく、飛行機は大きく揺れた。 カイロに着いて、案内されたのは、ハーン・ハリリー市場。ごちゃごちゃした雑多なものを売っているスーク。観光客相手のスークらしい。昔のアメ横風。ガラクタ風のものばかりで欲しいものはなかったが、歩き回るととても楽しい。 ご婦人方は太り気味。ネコもいた。とにかく埃っぽかった。 このスークの隣にはモスクがあり、男たちの異様な集団。礼拝の時間らしかった。中に入ることのできない男は外に並ぶ。女性、子供がいないと思ったが、男たちとは隔離された別な場所で礼拝するとのこと。この日は金曜日、集団礼拝の特別な日のようだ。 次は、カイロ市内を一望できるアズハル公園というところ。入場料がかかる。外国人は別料金のようだ。すぐ下に旧市街(イスラーム地区)が拡がっている。 向こうの丘には大きなモスク。良く手入れされた花壇もあり、シロチョウが飛んでいたが全くとまってくれなかった。そして、カバマダラを発見。2頭いたが、1頭はこの後スズメバチに撃沈された。悔しかったのは、幻光を放つタテハ。近づくたびに遠ざかり、コンデジでは全く手がでないうちに集合時間。ただ、今となっては、何色の幻光だったかも思い出せない。 公園から見えたのは、モハメド・アリ・モスクという。大きくて豪華なモスクだった。 内部は壮麗で美しい。靴カバーをするか、裸足で入る。土足厳禁。 外国人ばかりでなく、エジプト国内からも人が来るようだった。 市内の自動車専用道路から「死者の街」が見える。この街は昔からの墓地。墓といっても廟なのでれっきとした建築物。今では人が住みつき、スラムとなっているそうだ。遠目には古い街にしか見えなかった。1コマ目は、死者の街ではないと思うのだが、ピラミッドはこのように身近なところから姿を現す。ピラミッドが近づいたと思ったら、連れていかれた先は宝石店。石は確かにいいとは思うのだが、デザインがちょっと。時間を持て余し店の外に出る。ピラミッドはすぐそばだった。そして、この日は、カイロには泊まらず、地中海のほとりのアレキサンドリアへ、220km。左手に夕日、そしてときどき渋滞。着いたときは真っ暗だった。 カイロ市内の小高い丘、アズハル公園は、後で調べるとかなり広く、小川も流れ緑濃い公園であった。どうやら比較的裕福な市民の憩いの場のようだ。それにしても、旅行中、チョウがいたのはこの公園だけ。カバマダラだけしか撮れなかったが、ラッキーと言うべきか。 (エジプト (6)に続きます)
by otto-N
| 2013-02-08 12:05
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Comments(6)
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owlj
at 2013-02-09 13:37
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エジプトには猫ですねー。 それもエジプト顔?
男の人だけの集団礼拝! 人数だけで気が遠くなりますね。 カイロ市内の展望は凄いですねー。 それに比べるとモスクの美しさは‥大切なものはそれぞれですね。 蝶に出会えて良かったです。
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otto-N
at 2013-02-09 17:33
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owljさん、さすがにエジプトは猫が似合います。日本の猫より少しほっそり、脚も長いみたい。
イスラム教は、厳しい結束を固めなければ生きていけない過酷な風土の中で育ったのだと理解しています。が、もう男尊女卑の時代ではないはずです。 モスクの内部は、日本の神社仏閣、ヨーロッパの教会より個人的には美しいと思います。偶像がないせいか陰気さを感じません。 ほんとチョウはいなかった。乾燥しすぎているせいか、ハエもほとんどいません。モノが腐る前に乾いてしまうのでは?
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himeoo27 at 2013-02-10 20:18
民族と文化が入り混じる風土は難しいものがあるみたいですね。
仏教寺院とこのイスラム教寺院を比較すると、仏教は物静か、イスラム教は煌びやかな感じがしますが・・。 確かに昭和の寂れたアメ横の景観ですね。 そのタテハ何者でしょうかね。
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otto-N
at 2013-02-11 11:36
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himeooさん、あのタテハは、ちょっと悔しいですねぇ。
300ミリだと撮影範囲でしたが・・・ カバマダラはインドにいたし南アフリカにもいたし、モンシロチョウ以上に世界普遍種のような気がします。 今度沖縄にいらしたら、さりげなく現れることと思います。
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otto-N
at 2013-02-11 11:47
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Favoniusさん、イスラム寺院は、外はいたって地味、中はとてつもなく派手です。
そして、何も置かれていない祈るだけの場所のようです。 東南アジアもそうですが、市場はどこへ行っても、おもしろいです。ときどき、ぎょっとするものもありますが。 アゲハも派手ですが、飛び方からいって、幻光を放つタテハが一番派手かもしれません。
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