たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2009.5.22 アテネ ホテルのチェックアウトは12:00、アテネ発のフライトは16:40。遺跡もだいたいは見たことだし、最終日のこの日はアテネの街歩き。 朝、国会議事堂前の無名戦士の墓の前で行われる衛兵の交代の儀式を見物に行く。ユーロ危機の時、大集会が行われたシンタグマ広場の向こう、ギリシャ国旗がはためいているところが国会議事堂。以前は王宮だったとのこと。この前で、1時間ごと衛兵の交代儀式が行われる。衛兵は左右の1人ずつ。微動だにしない。 観光客が集まる中、交代する3人が建物の方からではなく、街の方、すなわちシンタグマ広場のほうからやって来た。止って、世話係の兵士から服装の検査を受ける。衛兵は自分で服装を直すことはできない。検査を受けた後、左右に別れ儀式が始まった。最後は、今まで立っていた兵士が帰り、新しく来た兵士と入れ替わる。 この姿勢で1時間。微動だにしてはダメ。。「気を付け」の姿勢を絶対崩してはいけない。汗がでたら世話係兵が汗をふく。観光客が近づきすぎたら世話係兵が追い払う。 この後、パルテノン神殿のある丘の麓まで、緩い坂道を下る。シンタグマ広場、ギリシャ正教の僧らしき人、花で一面覆われた住居、新聞売り、古い古い教会、拳銃を下げ談笑中の警官。 坂を下りきると、ギリシャの遺跡。その向こうにパルテノン。そしてお土産屋が並ぶ。 少し横にはずれると、ジャカランタの花が咲く通りに出た。市場もあったし、アメ横みたいな所もあった。 もっときれいなジャカランタはないかと探したが、あまりいい所はなかった。ホテルの近くの路上レストランでゆっくり食事をし、もう少しと近くを散策しているうち、迎えが来る時間になってしまった。 2009.5.23 ドバイの飛行場 アテネ発16:40、ドバイ着22:05。ドバイ発2:35、関空着17:20。関空発20:25、羽田着20:35。ドバイではやはり退屈した。さすが、裕福そうなアラブ人が多い。空港の時計はすべてロレックスだった。待合室、前のほうに座っていたこの旅一番の美人。 サントリーニ島の青いドームの教会は、とても美しかった。しかし、美しいほど淋しさが漂う。海に向かって、虚空に向かって建てられているせいか。そういえば、昨年訪れた五島の島々の教会もそうだった。アテネは何か欠けていた。古代と現代があっても、中世がない街のせいか。それとも、一番いいものが国内には残っていないというせいか。 (このギリシャ旅行では、1ユーロは133円だった)
by otto-N
| 2013-02-23 22:04
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