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たかがヤマト、されどヤマト

2013.6.4 山梨県・今倉山 クモガタヒョウモン   2013.6.11(記)

2013.6.4
梅雨入りだというのに晴天が続くので、山歩きに出かけた。場所は、山梨県の今倉山(1470m)、松山(1458m)、二十六夜山(1297m)の登りと下り。新緑と花と富士山がいいらしい。

道志道の道坂トンネル前に車を置き、まず今倉山を目指す。登山道には地味だが名も知れない花が咲いている。名も知れないのではなく、名を知らないのであるが。
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せいぜい名前を知っているのはチゴユリくらい。木の花も白いのは多い。
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途中で富士山が見えたが、雲が多かった。
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今倉山の山頂からは何の展望がなく、回りは木。何も見えずつまらない。そこを下り、また登る。4コマ目の木の花が妻の本日のお気に入り。
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西峰という所からの富士山。さらに雲が増えてきた。
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小さな花を撮りながら先を進む。カミキリムシみたいなものはいても、チョウはまったくいない。
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また下り、さらに登り。登ったところが松山。一番の展望らしいが、富士山はちょっとだけしか見えなかった。
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展望のいい山頂にはぼろのキアゲハが1頭いた。他にダイミョウセセリとミヤマセセリ。テングチョウや黒系アゲハもいたけれど、それよりツマジロウラジャノメが飛んでいたので、レンズを付け替えて捜したがもう来なかった。残念、初めての遭遇だった。木で下が見えなかったが、頂上の下はガケ。なるほど、棲息するのはこんな場所か。
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もっとこの山頂にいたかったけれど、先を急いだ。ここからの尾根伝いの道は、ときどきブナの巨木があるミズナラの森。ハルゼミが一段とうるさかった。とても気持ちの良い登山道だった。
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一度、舗装林道に出てからまた登り、あっけなく二十六夜山に着いた。頂上からは富士山が見えるはずだが、雲の中らしかった。ミヤマカラスアゲハが飛んでいた。1頭がツツジに来たが、完全な日陰。あわてて内臓フラッシュを使ったが、背景が真っ白。
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この山頂で初めて他の登山者にあった。これで山歩きは終了。先ほどの林道を下った。林道は舗装されているが、途中で開発中止のようで使われていなかった。ひょっとしてツマジロウラジャノメがいないかと思ったが、崖はすべてコンクリートで固められていた。それでも、1頭いた。追いかけるのの全くとまらず。探雌飛翔のようだった。コンクリート崖にはおびただしいほどのテングチョウ。ヒオドシチョウが路上で吸水していたが翅は開かず。林道の下のほうにくると、クモガタヒョウモンが多かった。探雌飛翔らしく草の間に入り込み、なかなか花には来なかった。が、2回だけシャッターを切ることができた。
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こんな気持ちのいい登山道は久しぶりだった。奥多摩のように杉林はなく、ブナ、ミズナラなどの広葉樹林。すがすがしい緑とハルゼミの大合唱。登山者はほとんどいない。チョウもほとんどいなかったが、いつものこと。それだけに、思いがけないチョウに出会えると、とても嬉しいもんです。

by otto-N | 2013-06-11 15:31 | Comments(6)
Commented by himeoo27 at 2013-06-11 20:23
最後のクモガタヒョウモンの飛翔シーン
白い花々と引き立てあってお見事です。
Commented by otto-N at 2013-06-11 22:50 x
himeooさん、1枚撮って近づき、もう1枚と思ったとき、飛ばれたときの偶然です。
探雌飛翔のときは、たくさんいても撮れませんね。今年3度目とはいえ、撮れてほっとしました。
Commented by naoggio at 2013-06-12 10:34 x
初夏のハイキング、楽しそうですね。
我が家も家内がまた山登りがしたいと言っていますが、
まず脂肪を落とさないと無理そうです(笑)。
おとなしめながら色々な花が咲き、クモガタヒョウモンも舞い、
あの辺りの山の雰囲気がダイレクトに伝わってきました。
Commented by hemlenk at 2013-06-12 15:16
山歩き…気持ちよさそうですね(=^・^=)
エスカレータがあったら行きたいなぁ(笑)
2枚目の右上はギンランですよね(^_^)/
それしかわかりません(笑)
ブナの巨木…というフレーズにピクっと反応した小生です(=^・^=)
Commented by otto-N at 2013-06-12 17:30 x
naoggioさん、今回はほんと、気持ちのいい山歩きでした。東京を少し離れるだけで、いいところがあるんですね。
脂肪は歩けば、必ず落ちますよっ。
クモガタヒョウモンはいるところにはいるんですね。昨年まで一度も見たことがなかったので、不思議です。
Commented by otto-N at 2013-06-12 17:37 x
ヘムレンさん、気持ちいいといっても、やっぱりキツイですよ。
以前は花の名前を調べていましたが、それだと、記事をなかなかアップできないので止めました。どうせ、覚えていられないというのも理由です。
えへへ、反応したでしょう。反応される方がいて嬉しいですね。
実際、足元の花だけではなく、梢も見てましたが、まだ少し早いのでしょうね。私はミズナラだけでも、ときめきます。
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