たかがヤマト、されどヤマト | |||||
このところヤトシジミを撮っていなかった。撮っていなかったわけではなく、近所のカタバミが根こそぎになくなってしまい、ヤマトシジミがいなかったのだけれど、いくらなんでもそろそろ増えているはずということで、近所を回ってきた。 2013.5.23 その前に撮ったのは、実に、5月23日。忘れてはいなかったけれど、出すタイミングを失っていた。この2種のセセリは自然教育園で撮ったもの。この他はなにもいなくて、とぼとぼと自宅に戻った。 自宅近くのいつもの公園は、マンションリニューアル工事のため、回りはめちゃくちゃになっており、カタバミも少なかったけれど、少しはいた。ただ、飛び回ってばかりでとまってくれない。そのうち、スレた1頭を発見。オスのようでもあり、青メスのようでもある。 さて、どちらかわからないまま、撮影しながら様子を見ていると、カタバミに産卵した。メスだった。スレていたのは残念だったけれど、まぎれもない今春初のスーパーブルー。 飛翔もトライした。カタバミにまとわりつくように、ゆっくり飛ぶので何とか撮れた。4コマ目はオス。 トリミングしたけれど、これが一番良かった。背景はつまらないけれど。 5月下旬だというのに、スーパーブルーがいるとは思わなかった。まだ寒い4月上旬あたりに出るものと思っていた。しかし、4月のメスは、ことごとくこんなに青くはなかった。そこで、こんなに超仮説、「終齢時に寒いと青くなる」。つまり、4月上旬だと、暖かい環境で育ったものがすぐ成長し蛹化。成長の早いものは青くならない。逆に、寒い日陰に近い所で育ったものは、ゆっくり成長するので青くなる。晩秋ほど青くなるのも、当てはまるかもしれない。 2013.6.14 もう1つの近所、Sビール本社前に行くとヤマトシジミがいた。残念ながら、昨秋にカタバミを根こそぎ引き抜かれたので、かわいそう。でも、黒縁が太めのオスがいた。 午後には、マンション裏の公園に行く。日差しが弱まっているのでカタバミの花が閉じており、しかたがなさそうに、ヤマトシジミはヒメジオン(?)やロベリアで吸蜜していた。そして、ときどき日光浴。 カタバミは花を閉じていたけれど、ポツンと2本だけムラサキカタバミが花を開いていた。見ていると、突然、この花にとまり花弁の外側を吸い始めた。そして、中に頭を潜らせての吸蜜。1頭だけかと思っていたら、別の個体も吸い始めたので、全くこのカタバミが嫌いというわけではないらしい。 この日の飛翔写真。日射のないところでは、ブルーが青すぎる。 6月に入って、やっとヤマトシジミが増えてきたような気がする。相変わらず、近所にはカタバミが育っておらず、撮影は苦戦中。日が照ると飛び回るだけなので、今が撮影のチャンスではあるのだが・・・・・。
by otto-N
| 2013-06-20 20:49
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Comments(4)
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Shin
at 2013-06-21 05:07
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例年なら2階のベランダ、プランター内のカタバミに2,3頭居るはずですが、今年は見当たりません
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今季初のスーパーブルーとの出合いおめでとうございます。
擦れてはいますがなかなかのSBぶりですね。 下の方のムラサキカタバミでの吸蜜もきれいです。 コメ入れられませんでしたが平標山の記事も楽しく読ませて頂きました。
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otto-N
at 2013-06-21 14:42
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Shinさん、プランターにカタバミを育てるのもいい考えですね。
春先、この公園の中で、他の場所からカタバミを持ってきて植えましたが、根が付きませんでした。 カタバミって意外とデリケートなもんです。
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otto-N
at 2013-06-21 14:48
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naoggioさん、ありがとうございます。
昨年、1昨年とも、春のSBは、4月ではなく5月に撮ったような・・・ ムラサキカタバミの吸蜜は初めてだったのですが、やはり、絵にはなりますね。 あの辺が、昔、ウラクロの産地と行く前に知っておれば、楽しみが増えていましたね。
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