たかがヤマト、されどヤマト

2013.6.18 白金の森 トラフシジミ   2013.6.24(記)

2013.6.18
朝から晴れたので、トラフシジミを探しに自然教育園に行く。

9時開園のとともに園内に入ると、さっそくトラフシジミが飛んでいた。散ったムクロジの花の絨毯の上にとまる。さて、トラフシジミはどこ?。一瞬目を離すとわからなくなる。
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残念ながら第1号のトラフシジミは鳥に後翅をついばまれたらしい。第2号も降りてきたが、開翅せずに行ってしまった。別の場所では第3号。しかし、これも開かなかった。結局、トラフシジミは3個体しか見ずに終わってしまった。そして、尾状突起はついているけれど、縁毛もよく見たら少し擦れていた。春型は1頭しか見なかったのだが、夏型もこれで終わりかという感じだった。
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園内では珍しいベニシジミ。なぜか前翅がとがったウラギンシジミ。丸いウラギンシジミ。ヒカゲチョウも少ない。
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珍客、ウラナミアカシジミ。昨年も1頭だけしか見なかった。さすがに擦れていた。
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2013.6.20
前日は強風で雨。どんよりと曇った朝だったが、日が射すかものしれないと自然教育園に行く。

やってはきたものの空は暗くなるばかり、翅を休めているナミアゲハだけを撮り、トラフシジミのポイントを探すがまるでダメ。そこへ、「暖蝶寒鳥」のごまさんがやってきた。しばらくこの場所にいたけれど、池のほうに移動すると、ヤマトシジミがいた。とまっても開翅はしなかったが、ごまさんがLEDライトを照射すると翅を開いた。照射を止めると閉じる。トラノオにもとまり吸蜜したので珍しいと思いこれを撮影。今年はヒメジャノメも少ない。しばらくすると、雨が降ってきたで撤収。
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2013.6.21
雨の止んだ朝、すぐそばの公園にヤマトシジミを探しに行く。

笹の上で翅を開いているオスを見つける。尻尾(腹部)をたて懸命の日光浴。といっても日は出ていない。ほんのり空が明るいだけだった。
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メスも見つかった。最初の個体は擦れていたけれど、次の個体はとても綺麗だった。見つけたときは、翅を閉じたままだったが、LEDライトを当てると開き始めた。ライトを消しても開いたままだった。
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ほんの少しだけ青鱗粉を載せている個体。曇り空では黒々見え、ヤマトシジミのメスであることを忘れるくらいだった。
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昨年はあれだけたくさん現れ、一斉に開翅した夏型のトラフシジミだが、今年はまるで少ない。まだ一斉開翅する日があるかもしれないが、なかなか厳しい気がする。それにしても、今年の自然教育園はかなり変。
6月にはいり、ヤマトシジミは数を増してきたと同時に、夏型の趣き。オスもメスも曇天のときは綺麗に撮影できる。特にメスの、ほんのわずか青鱗粉を載せた個体は最高だ。

by otto-N | 2013-06-24 15:07 | Comments(2)
Commented by maximiechan at 2013-06-24 22:02
最後のヤマトシジミ♀は綺麗ですね。
毎年同じではないと言うことですね。その原因が何なのか?
自然は絶妙なバランスで成り立っているのでしょうね。
大きく崩れて取り返しのつかない状況にはなってほしくありません。
Commented by otto-N at 2013-06-25 12:19 x
maximiechanさん、自然教育園は国立の施設です。ぎりぎりの手入れを行い、植物の変遷を研究しているようです。
年々、樹木が大きくなり、下草に日が当たらなくなって、生育する植物の種類が変わってきているようです。
昆虫、チョウは植物あってのもの。今年は植物の成育状態が例年とはちょっと違っているようで、自然は微妙なバランスの上に成り立っているのを実感します。
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