たかがヤマト、されどヤマト | |||||
晴れたら港区にある自然教育園にトラフシジミ探し、雨あがりの朝は近くにヤマトシジミのメス探しが続いた。 2013.6.22 晴れ。自然教育園に行く途中、ヤマトシジミを探す。オスはまだ時間が早いせいか飛んでおらず、メスが1頭だけ。青鱗粉が一つもない、まっ茶色。 ただ、この個体は新鮮なようで、日に当たると翅が油光りした。 教育園の開門までに少し時間があったので、隣の公園に行くとヤマトシジミのオスがいたので撮影した。9時ころだと、すぐとまり翅を開く。 教育園では、2時間探しても、全くトラフシジミはいなかった。雨上がりで樹上も濡れているので散策路に降りてくる必要がないのかもしれない。キタテハがべったり開翅していた。時々翅を閉じるので、半開翅を狙う。 今の季節としては、ムラサキシジミが多いような気がする。他にはモンシロチョウ、ベニシジミ、キマダラセセリくらいだった。昨年多かったコミスジがいない。 2013.6.23 朝から晴れ。日曜だったが、1時間だけ教育園に行く。入園して早々、1頭だけトラフシジミを見るものの完全にすれすれ。これが、ここでの最後のトラフシジミになるかもしれない。 池のそばのトラノオにアカタテハが来た。そろそろ、この花にオオウラギンスジヒョウモンが来るころだが、まだ見ていない。 ムラサキシジミのメスが近くで開翅。いつもより多い気がする。 トウキョウヒメハンミョウ。1頭だけいた。幼虫は穴の中だが、成虫は草の上で狩りの生活するらしい。 ここへ来る前に近くで撮ったヤマトシジミのメス。少し擦れていたが、一応、翅は光る。 2013.6.24 雨あがりの朝。植え込みの笹を探すとヤマトシジミが良く見つかる。といっての2~3頭だが。翅を閉じていても、LEDライトを当てると開くことが多い。朝一番は日の光で体温を上げたいらしい。 まだ、カタバミの花が開いていない。開花は気温と日射に影響しているようだが、開花するころ、オスは活発に飛び回る。 2013.6.25 雨あがりの朝。以下、同文・・・・・。 雨上がりの朝、曇り空だと、オスのブルーはギラギラしない。ここは、まばらにしかカタバミがはえていない。一面がカタバミ(特にオッタチカタバミ)だったら、もっと楽しいのだけれど。 今年は、自然教育園のトラフシジミはこれで終わりそうだ。23日は晴れていたが湿気があったので、樹上から降りてくるとは期待しなかったけれど、24日はカラッとした晴れ。昨年は、こんな日が全開フィーバーの日だった。路上吸水しながら次々と翅を開いた。ただ、全開する以前に、今年は個体数があまりにも少ない。来年はどうなるか心配だが、夏トラフは春トラフより数はいたので、少しは安心できた。
by otto-N
| 2013-06-25 17:14
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Comments(6)
自然教育園、いろんな蝶が生息していますね。
今回、とても興味深かったのは、 ヤマトシジミのメスの翅に 日が当たると油光りする個体もいることです。 その虹色の輝きを写真で、 見事に捉えられていますね。 今度、ヤマトシジミを見たとき、 ぜひ、確認してみたいと思います。
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Shin
at 2013-06-26 05:14
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Sippo5655 at 2013-06-26 21:34
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otto-N
at 2013-06-28 16:52
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HOUNOKIさん、出かけていたので、レスが遅くなりすみません。
教育園には、数年前はいたのだけれど、とか、年1回しか見られないのも含めて40種類以上のチョウがいます。都心ですから驚くべき数と思います。 ヤマトシジミの虹色の輝きは、おそらく羽化直だけだろうと思います。 この虹色は、クロツバメシジミで顕著ですが、普通のツバメシジミでも見られます。 少しだけ開いた翅の隙間から、ホント虹色になる瞬間があります。
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ott-N
at 2013-06-28 16:56
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Shinさん、柄にもなく、遠征していました。初日は雨で駄目だったので延泊でした。
今年は、オオウラギンスジヒョウモンは何か変です。昨年か今年に入ってからか忘れましたが、草を刈りすぎたせいもあるかもしれませんね。
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otto-N
at 2013-06-28 17:04
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Sippo☆さん、トラフシジミはもう諦めました。昨年は多すぎです。多い次の年は少なくなるのが、自然の摂理なので、来年に期待します。
ヤマトシジミもこういう瞬間に会うと、楽しいですね。飼育するとものすごい愛着がわきそうですね。名前をつけちゃったりして。 (先にJRで行ってきました。帰りは高速バスでしたが)
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