たかがヤマト、されどヤマト

2013.7.18 長野県・白馬 五竜小遠見山 キアゲハ   2013.7.26(記)

2013.7.18
この日は、山登りの休息日、ということはチョウ探しの日。しかし、前日からの雨は、朝起きるたころには小降りにはなっていたけれど、なかなか止まなかった。8時過ぎ、少し空が明るくなってきたので出かけてみた。

予定の林道のいる口に車を停め、雨がほとんど止んだ林道を少し進んだところで、目の前でジョウザンミドリが翅を開いていた。ボロボロだったけれど、一応撮ろうと思って身構えた瞬間、高い所に行ってしまった。深追いせず先を進んだが、その後、何もチョウは見つからず、狭い道をひっきりなしにコンクリート・ミキサー車が通り、その度に道脇で待機。思ったより楽しい道ではないので妻に悪く、30分進んだ所で引き返すことにした。次のお目当ての林道は、なんと道路工事中で通行止め。さて、どうするということで、チョウは諦め、五竜遠見に行くことにした。途中、別荘地帯があったので、どんな所かと入り込んだ。どうやら、ここが”新”白馬らしく、ずいぶんお洒落なところだった。

とある一角で、ミドリシジミが飛んでいたので車を停めた。どうやらジョウザンミドリらしい。地面にとまったので近づいたが逃げない。私の陰になったせいか、なかなか翅を開かなかったので、ダメもとでLEDライトをあてた。すると、翅を開いた。スレスレだが、それなりに輝く。真上からでなく、少し頭から斜めに撮ると一番輝くようだった。でも、このアングルは翅の面積が狭く写る。
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そのうち、飛び回り始め、停めた車にとまって翅を開き、少し移動して車についた水滴を吸った。というところで、妻が車から出てきてドアを閉めたところで飛び去った。
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もういないか探したけれど、見つからなかった。けれど、駐車場の片すみにオオウラギンスジヒョウモンが集まっていた。
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このころには、すっかり青空が広がっていた。五竜遠見のゴンドラに乗ると、山頂駅は「白馬五竜高山植物園」。ここの売りは「ヒマラヤの青いケシ」。ところどころに植えられていた。空は晴れていても、リフトは運行されないほどの強風、青いケシは必死に風に耐えていた。シャッターは1/2000秒。さすがにぶれなかった。
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この植物園には付近の高山植物が名札付きで植えられている。いささか人工的ではあるけれど、山には登れない方には重宝する所だろうと思う。ほとんど撮らなかったが、少しは撮った。
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コマクサは普通ピンクだが、白花もあり、その中間も咲いていた。まるで園芸種のようだ。ここは標高が高いので、まだ新鮮なヒメシジミが多かったが、撮影するには風が強すぎた。
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植物園からは五竜岳への登山道が伸びており、その途中にある小遠見山(2007m)に登ることにした。八方尾根がよく見渡せる。しかし、昨日登った唐松岳の山頂は雲で見えなかった。
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登山道はよく整備され、階段道が続く。でも、高山植物はとても少なく、ヒカゲチョウ類もあまり飛んでおらず、開けた尾根筋にキアゲハがいるだけだった。
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そして頂上。左から鹿島槍、五竜、唐松岳。しかし、いつまでたっても頂上の雲はとれなかった。(クリックで大きくなります)
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山頂にはキアゲハが舞っていた。風が強くて、キアゲハも思うようには飛べないようだったけれど、撮影するのもコースが読めなく大変だった。残念ながら、アルプス方向は逆光。
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これはちょっと良かったが、背景の方向が・・・
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五竜の雲がなかなか上がらず、キアゲハもいなくなったので下山することにした。途中、地蔵の頭(1676m)で、ミズナラの低木の上をのフジミドリ風の小型水色のゼフが飛んでいた。ブナが近くにあるのかもしれない。

ホテルに帰って、とりあえずのビール。そして、近くのゲレンデに行く。赤いセセリは、近所にいないのでとにかく撮っておく。コキマダラセセリのオスとメスか。ウラクロ♂らしきものが時々飛んできるがとまらず梢の彼方に消えてしまった。樹上高くにとまった不明のミドリシジミ。この日もテリ張りに忙しいルリタテハ。少し斑紋列が細いような気がする。
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暗くなってきたのでここを諦め、少し離れた場所に移動する。何か飛んでいたと思って近づくと、マンサクの葉の上に、ウラクロシジミがいた。ちょこまか動き、翅をすりすりする。ちらっと見えた翅表からメスのようだった。
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最後は、奥のほうに引っ込んでしまったが、葉の間から何とか撮影できた。
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八方尾根も、五竜遠見も、栂池もスキーゲレンデの縁ははミズナラ、マンサクが多い。やはり、ウラクロシジミはいましたね。メスだったけど、やっと撮れた。午前中には来る機会がなかったけれど、ジョウザンミドリがテリを張っているはずだ。

by otto-N | 2013-07-26 15:18 | Comments(4)
Commented by Shin at 2013-07-27 05:33 x
遠見尾根・・30年ほど前、白馬3山、五龍岳の帰り道に下山した記憶があります
その頃はチョウには目もくれず、だらだらの下り道を神代駅まで歩きました
Commented by himeoo27 at 2013-07-27 15:28
遠見尾根はこれほども蝶影が濃く、色々な高山植物が咲き乱れて
いるのですね!写真を見ながら避暑いたしました。
Commented by otto-N at 2013-07-27 18:22 x
Shinさん、この日、上から降りてくる方々が何組かいました。
五竜はガスで視界が効かないどこか、風が強く、さんざんだったと嘆いておられました。
ちょっと登りを楽しんでいるだけなので、条件が悪いとすぐ日和るのが我々の原則です。
今年は、シルバーの山ガールが目につきますが、若い本物の山ガールもずいぶん増えています。
Commented by otto-N at 2013-07-27 18:29 x
himeooさん、小遠見山までのトレッキングでしたが、汗もほとんどかかず快適でした。
ただ、昼食はゴンドラ終点駅の売店で買ったカレーパンだけ。おいしかったのですが、心もとなかったです。
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