たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.7.30-31 天気が思わしくなく、先延ばしになっていた蓼科山に7月31日に登った。例によって、前の日は近くでチョウを探した。 2013.7.30 蓼科の温泉からは少し遠いけれど、ヒメヒカゲを見に行った。高速を降りたときは晴れていたが、山道を登り始めるとガスの中。山の上は霧雨かもしれないと、覚悟し狭い道を車を走らせた。狭い道をずいぶん上がったなと思ったら、突然、空が明るくなった。ガスが中腹に漂っていたのだけだった。後で調べると、標高1600mくらいだった。シロオビヒメヒカゲは、昨年、北海道で見たけれどヒメヒカゲは未見。11時すぎ、なだらかな山頂の草原っぽい中に入ったら、すぐに見つかった。でも、葉が邪魔で思うようには撮れなかった。この個体がヒメヒカゲ第1号。メスのようだ。 少し移動すると、次々とはいかないが、とにかく飛び出してくる。しかし、草の奥ばかりにとまり、アングルに苦労した。オスらしいのは、少しスレが目立ったけれど、よく飛び回っているので、いつのまにかオスばかり追いかけていたようだ。せっかくの吸蜜も草の奥だった。 メスのほうが新鮮、白い帯と銀のステッチがきれいだった。オスも、メスも眼紋の変化が大きい。4コマ目はただ花にとまっただけだった。 メスをしっかり横フラットに撮ろうと思ってもなかなかできず、そのうちオスしか見なくなった。飛翔をトライしたが、横方向に追いかけるのがなかなか難しかった。 ときおり日が射すが、絶えずガスが下から吹き上がってくる。やはり、高原はさわやかだった。 この高原にいるという、これも未見のアカセセリにも注意していた。最初見た個体(1、2コマ目)は、ちょっと面白い模様だと思ったら、ただスレていただけだった。アカセセリはたくさんいると思っていたけれど、とても少なかった。 ヒョウモンも飛んでおり、ほとんど擦れていたが、中にはきれいな個体もいた。ウラギンヒョウモンがほとんど。2コマ目は、ギンボシかもしれない。表だけで区別が難しい。一番多かったのはジャノメチョウだが、苦労の割には撮影が報われなかった。 撮影予定の1時間はとうに終わっており、急いで駐車場に戻ると、車にエルタテハがとまっていた。近づくと飛ばれてしまったが、別の1頭が地べたにいた。しかし、翅を立てたまま。10分待っても開かず、車に戻り諦めてエンジンをかけたら、翅を開いていた。そおーっと駆け寄り、やっと撮影できた。 この後、急いで山を下り、蓼科に行く前に、霧ヶ峰に寄ってみた。
by otto-N
| 2013-08-01 16:49
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Comments(4)
高原のヒメヒカゲは、
草が茂っていて、撮影は意外に難しそうですね。 オスを見る限り、少しピークが過ぎているような感じですね。 平地の湿原にいるイメージがあるため、 何か不思議な感じがします。
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otto-N
at 2013-08-01 22:12
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HOUNOKIさん、草といっても丈が低いので追いかけやすいのですが、この日はとまって休む場所が葉陰ばかりでした。
オスは10日くらい前がピークだったと思います。 ここのは、紋が小さいようなので、シロオビヒメヒカゲ(=乾燥した草地)と大きく印象は変わりませんでした。 そちらのヒメヒカゲとは別物という感じです(見たことがないですが)。
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yoda-1 at 2013-08-02 12:35
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otto-N
at 2013-08-02 19:58
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yodaさん、撮影だけのために遠くへは行けないので、全然です。
やはりギンボシでしたか。ウラギンのメス(色が黒いはず)との区別に自信なしです。 実は、yodaさんが教えてくれるだろうな、と思ってました。 ありがとうございました。
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