たかがヤマト、されどヤマト

2013.7.31 長野県・蓼科山 クジャクチョウ   2013.8.6(記)

2013.7.31
8時からの朝食前にスキー場の脇の灌木地帯をみるものの針葉樹ばかり。草地にはヒョウモンやセセリが少し飛んでいた。草地の中に足を踏み入れたとたん、夜露でぐっしょりとなってしまったので諦め、前日、来る途中の道路にミズナラの林があったのを思い出し、車で行ってみたが、1度だけ高いところで卍飛翔を見ただけ。ヒメキマダラヒカゲ、アサギマダラにも見放される。

朝食後、蓼科山(2530m)に登るため、大河原峠に向かう。この峠の標高は2085mなので、標高差は500mもない。峠まですぐと思っていたら、とんでもない、カーナビのルートを確認するのを怠ったため、1時間近くかかってしまった。遠回りルートを指示されているとは知らなかった。峠の周りは針葉樹と笹ばかり、登山道を登り始めるとヒメキマダラヒカゲがいたので撮っておく。この先、チョウがいるとは限らない。
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針葉樹林帯に作られた岩だらけの登山道を登る。全般的になだらかであるけれど、急な箇所もあった。暗い登山道のわきで小さな網を持った人に出会った。聞くと蜂を探しているとのこと。以前、寄生蜂を専門の人にも会ったことがあるが、世の中、色々な人がいます。3コマ目は、最後の急登。
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この登山道には、高山植物はこの名前不詳の花(イチヤクソウと教えていただきました)と、ゴゼンタチバナくらいで何もなく、なんにも楽しくなかった。
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峠から少し登っただけで、ヒメキマダラヒカゲは姿を見せなくなった。急な所を喘いで登っているとき、大型のタテハが下のほうに飛んで行きとまった。せっかく登ったのだが、撮りに戻る。エルタテハかと思ったら、ヒオドシチョウだった。すぐ飛び去ったが舞い戻り、眼前の太い幹にとまり開翅。ヒオドシでなくエルなら蓼科風でもっとよかったのに。
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約2時間で頂上到着。しかし、あれだけ晴れていたのに、ガスが出始めた。八ヶ岳も一瞬しか見えなかった。カーナビのせいだと嘆いても、早く着いていたら、ヒオドシチョウには会えなかったことだし、何が幸いするかわからない。
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山頂は広大な岩塊。薄いガスがかかる中、ときおりアサギマダラがふわふわと横切る。タテハもいた。何かと思って、岩塊伝いに近づくとクジャクチョウだった。
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上とは別個体。逆光、その上-0.3EVだったので、真っ暗。RAWから起こした。
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ガスは上がらず、下山。帰りの岩場はちょっと大変。下りたら、八ヶ岳が見えるポイントがあった。山頂だけがガスだったかもしれない。
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コバイケイソウかなと思ってみていたらうごめく陰があったので、行ってみると、クジャクチョウ。おもいっきりの全開だった。
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はっきり言って、蓼科山はつまらなかった。高山植物はないし、針葉樹ばかりの歩きにくい、単調な登山道。せめて頂上で晴れていたら、つまらないとは思わなかったのだろうけれど、金峰山と同じような印象。どうも、この付近の山は苦手だ。


P.S.
おもいっきり開いたのは、こちらの方かな。下の目ん玉が全部見えた。
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by otto-N | 2013-08-06 10:25 | Comments(8)
Commented by naoggio at 2013-08-06 11:23 x
蓼科山、中学1年の時学校行事で登りました。懐かしいなあ。
でも山頂からは霧で何も見えませんでした。
草原を漂う霧の中から次々に現れる無数のコヒョウモンモドキが記憶に焼き付いています。
クジャクチョウもこんな風に撮ってもらえれば別格の美しさですね。
Commented by HOUNOKI at 2013-08-06 15:15 x
スケール感のある山の風景を背景に
黄色の花を吸蜜するクジャクチョウの写真、
とても、素敵です。
名前不詳の花はイチヤクソウ(一薬草)です。
Commented by H.A. at 2013-08-06 18:12 x
蓼科山、登ったことないですが、登った知り合いも、ガレていてあまり面白くないって言ってました。
でも、クジャクチョウの全開写真はいいですね。
この美しさは夏のこの時期がベストなので、ヒオドシの写真も合わせて、よかったんじゃないですか?
チョウに興味のない人ではこの山は面白くないのかもしれないですね。
Commented by otto-N at 2013-08-06 19:49 x
naoggioさん、一昔前には、信州の草原のどこにでもいたチョウが激減したようで、このままだと風前の灯ですね。
大部分は自然環境の変化だと思いますが、何とか現状を維持してほしいです。
クジャクチョウは、北海道で見慣れていたので、あまり熱心には撮っていないのですが、あまりにもチョウがいないので気合が入りました。
あの山頂を駆けずり回るのは、ちょっと危険でしたが。
Commented by otto-N at 2013-08-06 19:55 x
HOUNOKIさん、ありがとうございます。
山頂のクジャクチョウは、開いた翅をこちらに向けてくれるまで、ずいぶん待ちました。
絞りをかなり絞ったところまでは良かったのですが、EV補正まで頭がまわらずちょっと失敗です。
イチヤクソウは初めて見ました。たいてい見つけるのは妻です。
妻は花を探すため下、私は上ばかり見て山道を登ります。
Commented by otto-N at 2013-08-06 20:03 x
H.A.さん、ガレていることよりも、樹木は針葉樹ばかりで、高山植物もほとんどないのが、登っていて楽しくありませんでした。
拙ブログのタイトル、一応、地名とチョウ名なので、蓼科山・ヒオドシチョウではなんか締まりがなく、クジャクがいてくれてホッとしました。
コバケイソウでのクジャクは、これまでの私のベストだと思います。
Commented by himeoo27 at 2013-08-06 21:25
ヒオドシチョウの新鮮個体は絵になります。
私は4~5年前に上高地で出逢っただけなので
ぜひまた撮影してみたいです。
Commented by otto-N at 2013-08-07 17:31 x
Himeooさん、今年は立て続けに、高所でヒオドシチョウに会いました。
越冬後の個体と違って、綺麗ですね。
特に、木にとまっていると、撮るのに気合が入ります。
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