たかがヤマト、されどヤマト

2013.8.16 群馬県・浅間高原 キベリタテハ   2013.8.21(記)

2013.8.16
直前にとった新鹿沢温泉の宿に泊まったけれど、涼しいこと涼しいこと。クーラーの冷気と違ってとても気持ちがよく、生き返ったようだった。生き返ったといえば、前日、突然シャッターが動かなくなったカメラは、いつの間に直っていた。これで2台使える。さて、キベリタテハを撮りに出かけるのはいいが、妻はどうしたらいいのか、かなり悩む。前の日は、高峰山(2091m)に1人で登ってきたようだ。マツムシソウの群落があったとのこと。でも、行こうとしているキべりの場所には花もなさそう。とりあえず、鹿沢園地インフォメーションセンターに行き様子を聞くことにしたところ、村上山(1740m)のハイキングコースを紹介してもらった。11時に迎えに行く約束し、キベリタテハ探しに向かった。

走っている途中、何頭かキベリタテハが飛んでいるのを見たので、なんとかなりそうな予感。9時すぎ、前日下見をしたとき何頭ものアサギマダラが吸水していた崖に着いたものの、崖はほとんど日陰。アサギマダラはすでに吸水していたが、キベリは日が当たるまで待つよりしかたがない、と思っていたらすぐ1頭が飛んできた。最初は道路だったが、すぐに崖にとまり吸水を始めた。でも、翅を開いたのが日陰。暗すぎてくて色が出ないかもしれないと思いながら撮ったけれど、思ったより撮れていた。
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ときどき、飛び移りながら吸水場所を探す。けれど、暗い場所が好みのようだ。二翅狙うものは一翅も得ず。右優先と左優先。
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そのうち、この個体はぴったり翅を閉ざしてしまった。そのとき、「風任せ自由人」のmaximiechanさんと「蝶の玉手箱」のcactusさんがやってきた。3人で開くのを待つものの、その気配はなかった。しばらくして、ふいに飛び上がり近くの松の枝にとまった。下から、位置を変えながら何枚か撮った。
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その後は、崖のかなり高い所で翅を閉じたまま吸水。別の個体が飛んできたが、まるで落着きがなく、行ってしまう。お二方は別なポイントに移動されたが、私はここで待ち続けた。そのうち、2頭目が飛んできた。少し傷があるけれど、とても新鮮。これも動き回ってばかりで、開翅は1シーンしか撮れなかった。
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横からのキべり。ついでに横からのエルを並べます。
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この崖に飛来したチョウたち。エルタテハ、クジャクチョウ、ツバメシジミ。アサギマダラはたくさん吸水していたけれど、なぜか撮る気がしなかった。
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ときには、こんなツー・ショット。
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3頭目。左後翅の欠け方から1頭目と同じ個体だった。
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岩の上での開翅。実は、ぱたぱた開いたり閉じたりしている画像を閉→開の順に並べた。
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4コマ目と同一画像。
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4頭目(実際は3頭目)。この個体が飛んできたとき、横浜方面でよく会う方がやってきた。そして、浅間の煙さんも。三人で見守る中、この個体はいい場所にはなかなかとまってくれない。これが唯一の崖での開翅シーンだった。
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そして、最後は私の左手の甲にとまって汗を吸い始めた。もう2時間もここで粘っていたので、汗が濃縮されている?最短距離40cmのレンズなので、めいっぱい腕を伸ばして撮った。
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たっぷり汗を吸ったらしく、どこかへ飛んで行った。時間は11時少し前。鹿沢インフォメーションセンターまで急いで戻った。妻はというと、村上山に半分くらい登ったところで、数日前熊が出たということだし、あまりにも人がいないので、引き返して鹿沢園地の遊歩道に切り替えたようだ。「野草園」という所に花の群落があり素晴らしかったとのこと。

この後は、燕岳登山のベースとなる中房温泉に向かった。途中、オレンジ色の小さなチョウを探しに寄ったが、カンカン照りで暑いのか、探し方が悪かったのか、とにかく見つけることができなかった。でも、細いクヌギの木の根本にボロボロではあったけれど、オオムラサキのオスとメスがいた。高尾山の御神木が倒れて以来、オオムラサキに会っておらず、これはこれで嬉しかった。
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キベリタテハだけを目的に撮影することはなかったし、北海道でも、どちらかというと思いがけないところで見ることが多かった。本州では、秋の登山中に出会うものの、摺れた個体ばかり。それも、山小屋の壁や網戸など変な所ばかりにしかとまってくれない。今回、思ったよりチャンスは少なかったけれど、日陰と日向の両方で、かなり近づいて撮影することができた。それにしても、日陰と日向のどちらも、厚みのある黄色にはなかなか撮れないものですね。

by otto-N | 2013-08-21 17:13 | Comments(10)
Commented by himeoo27 at 2013-08-21 21:03
オオムラサキは多少痛みがあっても風格があって
素敵ですね!
浅間山系のキベリタテハかなりフレンドリーで羨ま
しいなあ~。
Commented by さっちゃん♪ at 2013-08-22 14:11 x
こんにちは^^
キベリタテハ・・・未撮影です^^;
高貴な装い・・・すっごく憧れています。
うっとりしながら拝見させて頂きました。
ん〜 今年撮影出来たらいいな〜♡
Commented by otto-N at 2013-08-22 16:07 x
himeooさん、多少どころかかなりの傷みでしたが、さすがの風格、同感です。
目的のチョウをさておき、開くのをかなりの時間待ち、やっと撮れました。
体にとまるは、ズボンにとまるはで、確かにフレンドリーなキべりでした。
himeooさんは確か、手乗りさせる名人でしたね。
Commented by otto-N at 2013-08-22 16:17 x
さっちゃん♪さん、黄色い縁取りとベルベットのような翅の色は、高貴ともいえますね。
でも、とまる場所が、地べたとか、アスファルトの道路とか、ガードレールとか、はたまた私の手とかで、決して高貴とはいえないようです。
緑の葉っぱの上にとまったのは、ちょっとしか撮ってません。
まだまだ新鮮なものが飛び回っているので、これからでも十分撮れると思います。
Commented by cactuss at 2013-08-23 22:38
当日は初めてお会いできて、良かったです。
キベリタテハをたくさん撮影されたのですね。
キベリタテハとエルタテハの開翅のツーショットはなかなか撮れないと思います。
Commented by otto-N at 2013-08-24 17:20 x
cactussさん、年初に、「どこかでお会いする気がします」とコメントしました。
出不精なのでダメかと思いましたが、やっとお会いできました。
キべりは、あれから4頭やって来ました。11時には引き上げなければならないので失礼しました。
開翅したキベリがエルに少しずつ近づきましたが、やはり偶然なんでしょうね。
Commented at 2013-08-24 21:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Shin at 2013-08-25 04:48 x
たった数時間でしたが私もキベリを満喫しました
この時期はタテハがたくさん出て賑やかなんですね
東京から車を飛ばせば3時間弱
手軽に行けるところですが、高速代とガソリン代の高さが年金生活者には辛いところです
Commented by otto-N at 2013-08-25 08:50 x
鍵コメさん、了解しました。メールいたします。
Commented by otto-N at 2013-08-25 08:56 x
Shinさん、タテハ好きには、いいシーズンでいい場所ですね。
私もShinさんも、関越に入るまでが1時間。
この1時間、のろのろ運転なので燃費も悪いですね。
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