たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.9.4 朝、起きたときには雨があがり、薄日が射していた。シャッター不調で修理に出していた1台が戻ってきたので、そのテストを兼ね、自然教育園に行った。昨日、自然教育園では、2年ぶりにテングチョウが出て来たとのことで、それを撮った「徘徊」のShinさんは、北海道でのオオイチモンジ♀撮影よりも嬉しいとのコメント。都心のチョウ探しは、こんなところにも楽しみがあります。 テングチョウはさておき、今日の目的は、教育園の塀の外に咲いているクサギに集まっているはずの黒系アゲハ。先日はまだ咲いていなかったが、あれから1週間、さすがに咲き始めていた。しかし、大きな枝がなくなり、残った枝にはあまりにも花の数が少なく、全然、アゲハはいなかった。今シーズンを含め、数年はダメかなと諦め、教育園に入る。入ったとたん、空が曇り始め、ポツポツと雨。キチョウとイチモンジセセリくらいしかいない。カメラのテストもできないまま、そこを教育園を出て自宅に帰る途中、通りの向こうの植え込みに、薄日が射す中、アオスジアゲハがたくさん飛んでいた。 横断歩道を渡ってみると、ヤブカラシの花にアオスジアゲハが集まっていた。撮影できる位置からは、ちょうど逆光。アオスジアゲハを撮るには最適の場所だった。ただ、車道にはみ出せば、時速60kmで車が通りすぎていくけれど。 アオスジアゲハの他、アゲハやクロアゲハもやってきたが、まるで少ない。1頭しか来なかったカラスアゲハは撮れなかった。 アオスジアゲハの静止時間は、どうしてというくらい短い。静止は同じような写真にしかならないので、飛び上がるかもしれないタイミングでシャッターを切った。 なかなかピントが来なかったけれど、4コマに並べると雰囲気だけはよろし。 少し暗いせいか、静止もピントが合わない、というより、せわしなくはばたきちょこまか動き続け、ピントが合う前に飛んでいってしまうアオスジアゲハの撮影は、楽しいが難しい。 今年は、アオスジアゲハを撮っていなかったので大満足の思いで自宅に帰ってきたが、PCで見ると愕然。ピントがまるで甘い。シャッター速度をかせぐために、絞りF6.3だったのが敗因とも考えられたが、このレンズとカメラの合焦スピードの問題かもしれない。リベンジになるか返り討ちになるかどうなるか判らないが、なかなかいい場所なので、明日もちょっと行ってみよう。
by otto-N
| 2013-09-04 20:19
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Comments(6)
アオスジアゲハの一連の飛翔写真は、
その場にいるような臨場感がありますね。 8枚構成の組写真は、肉眼で見えない世界を 見事に表現されています。
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otto-N
at 2013-09-05 20:15
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HOUNOKIさん、動きが速くて逃げられっぱなしでした。
1枚1枚で見るとダメですが、組にするとそれなりの動きが感じられるかもしれません。 ここでは、アオスジが浮かび上がる逆光条件が効いていると思います。
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otto-N
at 2013-09-05 20:26
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ダンダラさん、近くにクスノキ並木があるのですが、アオスジアゲハは探雌行動なのか全然とまりませんね。
ここは車道の脇ですが、長さ20mくらいあります。目の高さですし、偶然とはいえ、いい場所です。 今日は、2時すぎまで、厚い雲、時に雨。リベンジには出かけませんでした。 もっとも、行ったとしても返り討ちだったでしょうけど。
アゲハの集まる素晴しい穴場スポットを見つけましたね!
こんな場所なら仕事を休んで出かけたくなります。
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otto-N
at 2013-09-05 22:04
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ヒメオオさん、なくなったクサギの木の代わりですが、やっぱり、アオスジアゲハよりはカラスアゲハのほうがいいです。
半休でOKだと思いますが、車道の縁石と植え込みの間は1.5m。 ちょっと危険と言えば危険な場所なです。
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