たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.9.10 夏の終わりになって、近所のヤマトシジミがずいぶん増えてきた。ヤマトシジミと似ているシルビアシジミも増えているに違いないと、勝手な理屈をつけて、先日(6日)、栃木県に行きかけたけれど、雲が厚すぎたので途中で引き返した。この日は、そのリベンジ。 天気予報では、曇り時々晴れだったが、雲一つない晴れ。またもや、現地に着いたのは10時半になってしまった。早速、ミヤコグサの第一ポイントに行ってみると、黄色い花はほとんどない。春にはあんなにあったのに、夏を越せなかったのだろうか。もちろん、シルビアは見つからない。キチョウが飛んできたので、もしやと思い少し追いかけてみると、やはりツマグロキチョウだった。敏感。近づくとすぐ飛んでしまう。葉陰に潜り込んだところをやっと撮ることができた。 第二ポイントに移動する。しかし、ここでもミヤコグサは少なかった、50cmほどの草の中に隠れて、ぽつんぽつんと咲いている程度だった。しかし、シルビアはすぐ見つかった。これまで見たよりも飛翔速度が遅く、追跡は楽だった。でも、なかなかとまらない。複数飛んでおり、その1頭を追う。やっと、草の中に潜りこみとまり、すぐに翅を開き始めた。ところが、茂った草の奥。草と草との隙間をやっと見つけてなんとか撮影できた。オートフォーカスは、全然役に立たない。 もう少し上からというところで飛ばれたものの、今度は陰ができないところで、少し開いてくれた。が、やはり草に邪魔され、このアングルでしか撮影できなかった。そして、すぐ飛ばれた。 ここでは、次々とシルビアが見つかった。ヤマトも混じってはいると思うが、とまらない。とまらない。しかたがないので、いつものやけっぱち撮影。しかし、小さすぎ、その上、草の中を飛び回る。うまくはいかなかった。 ヤマトシジミは灰色っぽく写るので、シルビアで間違いないとは思うが・・・ 飛び回ってばかりいたが、ときどき、突然、花にとまる。しかし、いつも草の中で、なかなか思うように撮れない。撮り逃がしてばかりいた。 そのうち、シルビアは全くとまらなくなったので、ここを諦め別の場所へ移動した。途中に、ツマグロキチョウやミヤマシジミがいるはず、と思ってのことだったけど、ツマグロキチョウは秋型の出始めのようで少ししかいなかった。敏感で近づくと逃げられるが、望遠ズームに替えるのも面倒で追いかけなかった。ミヤマシジミは、ちゃんといるべきところにいた。しかし、日射しが強いせいか、翅を拡げてくれなかった。少し擦れたオスが目立ったが、メスも出ていた。 ちらちらと飛んできたのは何かと思ったけれど、ミヤマシジミの交尾カップル。オスの翅とメスの翅がフラットになるまで待ってから撮影した。 春に撮った場所で、シルビアを探す。しかし、いない。気温は30℃に達していないはずだったけど、日を遮るものもなく、ちょっとくたびれたので、河原の石に腰をおろし、しばらく川の流れを茫然と眺めながらやっと昼食。 (鬼怒川河川敷 (2)に続きます)
by otto-N
| 2013-09-12 17:37
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Comments(6)
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yoda-1 at 2013-09-13 06:15
シルビアがいいですね。
飛び回る状況でも、しっかり撮影できるだけ素晴らしいです。 ミヤマシジミの交尾では下が♀雌ですが、 ♀雌が♂雄より小さいカップルも珍しいシーンだと思いました。
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otto-N
at 2013-09-13 20:28
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yodaさん、ありがとうございます。ピカピカのオスは、初めてでした。
天気のせいか、半分しか開きませんでしたが、かろうじての草の間からの撮影。私としては、雰囲気が出ていたと思います。 ミヤマシジミのカップル、確かにメスのほうが小さいですね。全く気がつきませんでした。
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otto-N
at 2013-09-13 20:35
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naoggioさん、やはり、この3種のうち、シルビアが最大目標でした。
ミヤマシジミは、この日の午前中は暑いせいか、翅を拡げてくれませんでしたが、新鮮なオスのシルビアを撮影できたので、ほっとしました。 第2部に積み残しができそうなので、第3部まで引っ張ります。 といっても、種目には変更ありません。
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Akakokko
at 2013-09-13 23:45
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otto-N
at 2013-09-14 20:43
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Akakokkoさん、少し早めに行きましたが、シルビアは昨年より多い感じでした。
メスもそろそろ発生すると思います。 ツマグロの秋型もこれから本格的になるでしょうね。 クロツも撮りたいですが、ちょっと遠いので思案中です。
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