たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.9.18 台風18号が去って2日目、大陸性高気圧に覆われ、気温が低めで清々しい秋晴れ。自然教育園に行く。 池の周りにはシロバナサクラタデが咲いており、数頭のアオスジアゲハが来ていた。近くにもたくさん咲いているのだけれども、少し遠いところばかりで吸蜜していた。 アザミ(タイアザミ)の花の少しずつ咲いてきたようだ。アゲハが飛んでくるが、やはり、9月の中旬だと擦れている。でも、これはこれでいい。カラスアゲハのオスとメス、クロアゲハのメス。 タイアザミは1.5mから2mにも成長する。まだ蕾のものが多い。この日一番多かったのはカラスアゲハのオスだったが、園内の個体数はとても少ない。時間が変わってもアザミにやって来るのは同じ個体ばかりだった。 遠くにヒョウモンチョウを発見。とまったので証拠写真を撮っていたら、頭上を飛び越えて行った。飛んでいった先を探すと、すぐに見つかった。ミドリヒョウモンのメスだった。とまって休むこともあったが、アザミの花の間を飛び回る。広角で飛翔も撮ったがピンが合わないものばかりだった。 今年は北海道に行かなかったため、ミドリヒョウモンのメスの撮影はこれが初めて。黒っぽくて、とてもいい。 自然教育園では、この時期、ミドリヒョウモンとオオウラギンスジヒョウモンのメスが現れる。ただ、6月には、オオウラギンスジヒョウモンには会うが、ミドリヒョウモンに会ったことがない。秋に現れるミドリヒョウモンは、夏眠後、遠くからやってくるのか、ここで夏を眠るのか、全くわからない。山ではあまりマジには撮らないけれど、都心のここでは格別だ。 この日は、いつもより多くのチョウが出ていた。木陰で休むアカボシゴマダラ、年中無休のツマグロヒョウモン、サルトリイバラに突然ルリタテハがやってきたが、結局産卵はなかった。ヒカゲチョウはとても多かった。 大陸の冷たい高気圧に覆われ、ミンミンゼミもちょっとしか啼かなくなり、いよいよ秋の気配。夏枯れだった自然教育園にも、少しずつチョウが出てきた。その先駆けとして、ミドリヒョウモンと出会えたのはとても嬉しかった。そういえば、昨秋は、ミドリヒョウモンは見なかった気がする。
by otto-N
| 2013-09-25 13:24
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