たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.9.27 ミドリヒョウモンのメスが現れたので、こんどはオオウラギンスジヒョウモンを期待して、自然教育園に行く。この日も清々しい秋空だった。 今年はいつになくシロバナサクラタデが多い。先日はアオスジアゲハが来ていたが撮影は不良消化だった。何かいないかと思っていると、奥のほうにキタテハがきていた。でも、撮れたのはこの1枚。すぐ、遠くに行ってしまった。 教育園の一番奥、武蔵野植物園というポイントにはタイアザミが咲いており、多くのチョウが現れる。奥のほうにヒョウモンが飛んで来てとまった。行ってみると、オオウラギンスジヒョウモンのメス。木陰でかなり暗い中に咲くタイアザミで吸蜜後、どこかへ消えてしまった。ストロボを使えばよかったかもしれないが、この薄暗い雰囲気は悪くはない。 日の射す場所にもタイアザミはあり、アゲハがやって来る。いい位置にアオスジアゲハがきたので、かなりの枚数を撮った。やはり、このチョウ、逆光がいい。途中に介入してきたのはイチモンジセセリのようだ。久しぶりの9コマ。 比較的傷みのないクロアゲハ。 でも、スローシャッターでブレブレのこんなのも、好みです。 先日見たミドリヒョウモンのメスは見つからなかった。飛び廻っていたのはオスばかりだった。ときどき花に来るが、どうやら探雌飛翔がメインの様子。後で画像を調べたら、オスは3頭いたようだ。 多かったのはツマグロヒョウモン。あまり撮らなくなってしまったけれど、美しいヒョウモンだ。 水生植物園にはノアザミが咲いており、いつもツマグロヒョウモンがたむろしている。ここのベンチの下では、ちょっとした騒動があった。解説をすると、とめどもなく下に落ちる気がするので、余計なことは言わないけれど、この曲り具合は北斎か歌麿かというところ。なかなか決着がつかないので、シャッターを切るのを止めてしまったが、最後は、メスが完全に横倒しになって死んだふり。オスはやっと諦め、メスの勝ち。 ヤマトシジミとツバメシジミの黒いメス。ヤマトシジミは、虹色の幻光。羽化して間もなくのものは良く光るようだ。「あぶら光り」というのも、イメージが悪いので、「レインボウ・リフレクション」と呼ぶことにしようかなぁ、と思っています。 ヤマトシジミはこの園内にはそれほど多くはないのだが、もう黒縁の幅が狭い寒冷型のオスも出てきていた。いよいよ、秋! 今年もオオウラギンスジヒョウモンが現れた。ミドリヒョウモンは6月には一度も見たことがないが、オオウラギンスジは6月に新鮮な個体を見ている。両種とも、ここで羽化しここで夏眠後、秋に現れるのか、いったん郊外に移動し秋に戻ってくるのか、興味あるところ。でも、こんな都心で、郊外の山の中のヒョウモンチョウが見られるなんて、とても嬉しいことにつきます。
by otto-N
| 2013-09-30 14:04
|
Comments(2)
シロバナサクラタデという花は絵になりますね。
キタテハととても相性がいいように思いました。 でも蝶がすぐ飛んで行ってしまうというのは集客力がないのでしょうか。 オオウラギンスジのタイアザミ吸蜜もいいですね。とてもきれいです。 ストロボ使用しなくて正解のような気がします。
0
Commented
by
otto-N
at 2013-10-01 14:59
x
naoggioさん、この花は今年異常に咲いていますが、少し遠目に撮ると、どんな普通種も映えます。
モンシロチョウは撮れませんでしたが、いいですよー。 イヌタデよりはかなり大きいのですが、1つ1つの花の蜜の量が少なそうです。 やはり、暗くても、雰囲気優先ですね。
| |||||
ファン申請 |
||