たかがヤマト、されどヤマト

2013.11.13 白金の森 ムラサキツバメ   2013.11.13(記)

2013.11.13
完全な冬型の気圧配置。晴天なれど気温は低く、北風も強い。こんな日にムラサキが出てくるかどうかわからないが、今まで北風の日に行ったことはなかった。ひょっとすると、風が強いので地上に降りてくるかもしれない。

気温が低いので少し遅めに行く。薄いフリース(薄い→言わずと知れたユニクロ製)の上にウィンドブレーカー。こんな寒いときにチョウが来るわけないなぁと思いながら、ポイントで待つ。木は揺れ続けているが、散策路のの日溜まりはほとんど風がない。それでも、日陰は寒く日向で待つ。ムラサキシジミが1頭、樹上を飛んでいたが、さすがに気温が低いのか、それっきりだった。先日はムラサキシジミがたくさんいたけれど、そこにはツマグロヒョウモンが来ただけ。少し日向ぼっこをし、飛んでいった。
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しばらくしてShinさんが来たが、全然だった。新しく買ったE-M1の話を伺う。待てど暮らせど来ないので、このポイントを離れて、徘徊する。園内にはもう目ぼしい花は咲いていない。キタキチョウくらいしか飛んでいなかったが、こんな所でという場所でムラサキツバメを目撃。ひょっとしたら、日が当たり始める一角に来るかもしれないと、元のポイントに戻る。そこへ着いたら、飛んできた。11時57分。オス。
真後ろからだと、自分の影に入ってしまうので、少し横から撮るもダメ。光らない。
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頭の方に回り込む。これは少しは良かったが。
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再度、ぎりぎりの後ろに。でも飛ばれた。翅を開いてから飛び去るまで、約40秒。切ったシャッターは7回。またしても、幻光は撮影できず。マクロは近すぎ影を作るのでダメかもしれない。影を作らない望遠のほうがよさそうだ。でも、手持ちのズームは解像度が低く使う気になれない。12時を過ぎると、このポイントは日陰になるので、ここを撤収。その後、園内を一巡しても何もいなかった。
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自宅近くのヤマトシジミのポイントを覗くと、風のない日だまりに少しオスが飛んでいた。が、オスの飛び方とは違うヤマト。落着きがなくなかなか撮れなかったが、撮ってみると、スーパーブルー。ウルトラブルーといってもいいほど青面積が広く、青色も薄い。すぐ飛ばれ、1シーンしか撮れなかったけれど、「ドングリ」が一緒に写っていた。とても嬉しい1枚。
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ウルトラブルーには飛ばれてしまったけれど、青いメスは他にも見つかった。スーパーブルーといいたいところだが、前縁に青鱗粉が載っておらず、準スーパーというところ。ちょっと定義が厳しいかもしれない。時間がたってから飛んできた個体を合わせ、たくさん撮れたのでちょっと嬉しかったが、後でPCで調べてみると、同一個体のようだった。
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地べたではないところでいつも撮りたいものだと思っているが・・・。
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ほんとうは曇りの日に撮りたいのだけれど、こんなに寒くては出てこないし、カタバミの花は閉じたままだし、翅を拡げないだろうし・・・。
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ウルトラブルーの鱗粉の付き方は、スーパーブルーと違って細かく、青色も薄い。スーパーだと、青鱗粉がクラスター状(粒状)に固まって載っている感じがするけれど、ウルトラは基部から同心円状に鱗粉が載っている。鱗粉が均一に載っているので、青が薄く見えるのだろうと思う。
左:ウルトラ、中:この日の準スーパー(青鱗粉が前縁に載っていない)、右:10/23撮影の準スーパー(黒縁が平行で太い)。スーパーとかウルトラとかは、遊びで、私が好き勝手につけた名前なので、ご承知おきください。
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秋から冬へ変わった日だった。晴れていても、人間が寒いときはチョウも出て来ないだろうと思っていたが、風を避け日だまりには少しは出てくるようだ。ムラサキツバメは、またしても不満足。敵は自分で作る影かもしれない。影を作らないように、少しでも遠くで撮るために100ミリマクロに1.4のテレコンを噛ませてあるのに、それでも太陽が低すぎる。スーパーブルーのマイポイント、工事でフェンスの中に入ることができないが、なんとか今秋もいるようで安心した。

by otto-N | 2013-11-13 21:13 | Comments(8)
Commented by tomotomo at 2013-11-14 18:06 x
はじめまして、ムラサキツバメ見てみたいです。
Commented by otto-N at 2013-11-14 22:22 x
tomotomoさん、こちらこそ、はじめまして。
ムラサキツバメの食草のマテバシイは、植栽樹として公園によく植えられており、都心の公園でもいるようです。
でも、私が知っている場所には数が少なく、もっと沢山いる所を探しているところです。
このチョウは、11月から12月にかけて、マテバシイの木の近くの日当たりのよい場所で日向ぼっこをします。
翅を閉じていると地味で判りませんが、メスはあでやかです。
Commented by kenken at 2013-11-14 23:54 x
同じポイントで撮影していると、だんだん陽のさす方向や時間帯を考慮するようになりますね。自分の影ができるのであれば、むしろ傘など持参して影を作ってしまったほうが良いかもしれませんね。
ムラツ、深くて良い色が出ています。えぇもんです。
ヤマト、貴ブログ名「たかが、されど」の本領発揮ですね。どんぐりが「季語」のようで、お洒落です。
Commented by HOUNOKI at 2013-11-15 11:14 x
おはようございます。
ムラサキツバメの開翅した青色は、
味わい深くて、とても魅力的です。
どんな幻光が見られるのか、
楽しみですが、これだけでも十分美しいですね。
Commented by otto-N at 2013-11-15 16:33 x
kenkenさん、ありがとうございます。
横に移動するにもしゃがみこみ、自分の影が大敵になる季節ですね。
傘はいいアイディアですね。今は気温が低く、影になると翅を閉じてしまうので、来季に試してみます。半透明か白っぽい傘がいいかもです。
スーパーブルーは、曇ったときのほうがいい色が出ますが、開いてなんぼのシジミ、11月では寒すぎ晴れないと開かないのが残念です。
ムラツは、まだまだ修行が足りてません。翅が傷まないうちにもう少し頑張ります。
いやいや、「季語」という言葉、とてもお洒落です。
Commented by otto-N at 2013-11-15 16:51 x
HOUNOKIさん、この時期、毎年、ムラツ・オスのムラサキの幻光を撮りたくて、近くをうろうろしてます。
一度見たあの色を撮り損ね3年目に入りましたが、とても微妙な角度。敵もさる者、なかなかいい色を見せてくれません。
返り討ち覚悟ですが、性懲りもなく出かけてしまいます。
Commented by tomotomo at 2013-11-15 18:35 x
初めて見たムラサキシジミに感動して、今年一眼デビューしました。
今は、色んな蝶を見て撮影したい病にかかってしまったみたいです。
Commented by otto-N at 2013-11-15 21:46 x
tomotomoさん、私は、北海道で昆虫採集少年でした。その後は無関心だったのですが、リタイア後、奄美大島にしかいないはずのアカボシゴマダラと、生(ナマ)のムラサキシジミを見たのが、この病を再発するきっかけでした。あまり熱中すると、うまくいかないことが出てくるのでほどほどがいいですよっ。でも、ムラシのオスはたまりませんね。
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