たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.11.21 小春日和のこの日、千葉の公園にムラサキツバメを撮りに行く。今年3度目。 着いたのは9時半ころ。カクレミノにはムラサキツバメは1頭もおらず、ムラサキシジミが1頭翅を閉じてとまっているだけだった。アオキの塒に行くと4頭と1頭の2か所に別れ、まだ、寝入っていた。日が当たり始めてから来るとして、他を探したが日だまりには何もいない。アオキに戻ってみると、日が当たっており、残り2頭になっていた。暖かいと飛び出すのが早いようだ。出るときを見たかったので、ちょっと失敗。塒に残っているのが、いつ出てくるか待っているうち、近くにオスが1頭やってきて、翅を開き始めた。 なかなか全開にならなかったが、半開きのときに幻光をもっとも放つようだ。ピントがなかなか合わない。 いつの間にか、残りも飛び出したようで、待っていると近くで開翅した。 出ていったのが、戻ってきたようで、数が増えてきた。メスの半開きと少し翅の欠けたオス。狙いは光で透けた翅裏だったが、翅、立てすぎ。 ちらっと見える鱗粉の輝きもいい。 オスの翅の色は、撮る角度と太陽との角度で、微妙に変化する。 本来はムラサキではなくて、地味な銅茶色。虹色に輝くこともある。 そして、半開のとき、妖しげな色を放つ。開きすぎると、ただの銅茶色。 とまる位置を変え、翅をゆっくり開き閉じる。角度がちょっと違うだけで色が変わる。 全開したときは、頭から狙うと深みのある紫に輝く。 そして、メス。 最後は、絞りを少し開け、フィニッシュ。 このメスは、少し傷があり残念だが、一番きれいな個体だった。いつまでもいたので、翅を開くたびに撮った。 太陽の当たる角度で、左右の色が変わる。 いつのまにか3頭はアオキの塒に収まっていた。アオキに日が当たらなくなったが、2頭はまだ未帰還。日が当たるカクレミノの塒に行ったけれど、いつもの場所には1頭もいなかった。ただ、上の方に3頭。近くのシラカシに2頭見つけた。まだ帰ってきていないのか、分散してしまったのか、なかなか大集団にはならないようだ。近くにウラギンシジミが飛んできてとまった。翅を開くと、綺麗なメスだった。 この公園に通うこと3年目、今年3回目でやっと、ムラサキツバメのオスの幻光は少しは撮れたかな、と思って、帰ってきたものの、ファインダー越しに見るほど綺麗ではなかった。ピントが合うと、幻光は消えうせ、まさに幻光だった。でも、ほんとに幻?もっと輝く幻光があるはずだ。と思って、まだ通うことになるかもしれない。
by otto-N
| 2013-11-27 12:07
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Comments(6)
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tomotomo
at 2013-11-27 17:46
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先日も探したが発見できず。見たい〜
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otto-N
at 2013-11-28 12:01
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tomotomoさん、3年かかってやっと撮れたので、そう簡単にはお教えできません。
というのは冗談ですが、本気15%です。相談にのりますから、非公開コメントで、パソコンのメールアドレスをお知らせください。 確かに、ムラサキツバメはどこにでもいるわけではありませんね。
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at 2013-11-28 18:05
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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otto-N
at 2013-11-28 19:48
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鍵コメさん、そうですか、関西の方でしたか。後ほど、連絡いたします。
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mari
at 2013-11-29 15:41
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こんにちは。この撮影をされた時にたまたまご一緒させていただいたものです。お世話になりました。
確かにあの時この目で見た蝶の輝きがそのまま写しとられている・・・美しいですー。 蝶たちが次々に翅を開いて見せてくれたあの時間は今おもうと夢のような時間でした。わたしの写真はダメダメ(>_< )でしたが、こうして見せていただけてしあわせです。ありがとうございました。
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otto-N
at 2013-11-29 20:29
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