たかがヤマト、されどヤマト | |||||
2013.11.29 少し気温が低く風も少しあるけれど、なんとか小春日和。マンション改修工事でめっきり減ってしまった近くのヤマトシジミのご機嫌うかがいに出向く。 最初、まるでいなかった。やっと、日だまりに飛んできたのは、メスだった。ぽつんぽつんと開いているカタバミの花の蜜を漁る。 この時期としては無傷とはいかない。それでも、できるだけ綺麗に写るよう、片膝をつき何枚も撮る。 いつのまにかオスがやってきて、ご挨拶をしたようだ。が、メスは全く無視。すぐには逃げず、吸蜜を続ける。カタバミに埋まっているのはドングリかと思ったら、スズメバチの死骸のようだった。 結局、この日だまりにやってきたのは、この2頭だけ。風が全く当たらないところだけで休んでいた。2コマ目、精一杯翅を拡げアピールするオス。メスは横目で見ているのかどうかはわからない。とてもいじましい。 2013.12.1 風もなく、とても小春日和。ヤマトシジミの日だまりに行くと、オス2頭が飛び回り、メスが1頭。メスは前々日と同じ個体のようだった。オスの1頭がとまったのでよく見ると、羽化直のように新鮮だった。しかし、左の前翅の先が少し縮れていた。 若いオス、メスにアピールするものの、あっさりと振られてしまった。 12月にこんな新鮮なオスを見たのは初めてかもしれない。 そのうち、ヤマトシジミが次々とまでいかないけれど、何頭かやってきてはカタバミで蜜を吸い、翅を開いて日向ぼっこに余念がなかった。 ここのカタバミ、秋に他の雑草といっしょに引き抜かれてから、なんか元気がない。それでも、ここにしか集まらざるをえないようだ。 ムラシ、ムラツ、ルーミスと、ムラサキ3兄弟ばかり追っているうちに、スーパーブルーをあまり撮らないうちに、12月になってしまった。自宅近くのヤマトシジミの溜まり場のカタバミがほとんどなくなってしまったことがよるのだが、今年はとにかく、ヤマトシジミの撮影枚数は少なかったような気がする。 (今夜から、少し旅行にでます。南のほうに行きますが、蝶々はほとんど期待できません)
by otto-N
| 2013-12-02 10:25
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Comments(8)
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22wn3288 at 2013-12-08 09:45
寒くなりましたが、まだヤマトシジミの活動が続いていますね。
綺麗な個体ですね。 頑張れと言いたくなるようなシーンですね。
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Sippo5655 at 2013-12-09 22:12
さすがヤマト 強い子♪
カタバミに埋もれる姿、沁みました・・ 私も先日、やっと1頭出会うことができました。 今、庭を改良中なので、カタバミがどっさり増えて 庭で繁殖するヤマトシジミがもっと増えてくれたら嬉しいな♪
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otto-N
at 2013-12-11 19:09
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旅友さん、風の当たらない日だまりに、やっと暖かくなったかなと思ったとき、ヤマトシジミが出てきてくれます。
翅の傷から個体識別できますが、まだまだ頑張ってくれると思います。
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otto-N
at 2013-12-11 19:14
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Favoniusさん、緑の葉のカタバミは、日陰だったり、ちびた葉だったり、結局この赤い葉が一番の場所でした。
青いメスは、この葉のほうが似合うかもしれませんね。 今秋はちょっとヤマトシジミに邪見にしたようです(反省)。
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otto-N
at 2013-12-11 19:20
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H.A.さん、さすがに11月末となると、青メスはくたびれていますが、それはそれでいい雰囲気で撮ることができました。
この場所は、例年スーパーブルーに会う確率が多かったのですが、高層マンションの外壁補修工事で敷地内に入れなくなりました。 工事終了が来年の夏、敷地内のカタバミはどうなることやら、危機的状況にあります。
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otto-N
at 2013-12-11 19:27
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Sippo☆さん、この場所の工事前に、写真撮影のしやすい場所にカタバミを移植したのですが、根付かず、移植作戦は失敗しました。
種から育てたほうが良かったのかなぁと思ってます。来年の作戦を考えなくては! しばらく留守にしていましたが、毎日(出来たらね)、様子を見に行きます。
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