たかがヤマト、されどヤマト

2013.12.24 山梨県・竜ヶ岳   2013.12.26(記)

2013.12.24
二日連続の晴天との天気予報、急遽、冠雪した富士山を見に竜ヶ岳((1485m)に登る。10年ほど前(運動靴でしか山に登っていなかった頃)、夏に一度登ったことがある。せいぜい標高差は600mなのに、かんかん照りの直射のジグザグの登りはとてもキツかったことを覚えている。

首都高が事故渋滞のため、登山口である本栖湖キャンプ場に着くのが、1時間ほど遅くなってしまった。登り始めたのは11時。キャンプ場にはうっすらと雪が残り、登山道は雪に覆われていた。踏み跡がしっかり付いていた。右に本栖湖、左に富士山が木々の間から見え隠れする。実は、このルート、通常ルートの入口の標識を見落としてしまい予定とは異なるルート。しかし、結果的には間違ってラッキーだった。
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手が冷たい。日がほとんど差さない細かいジグザグの、ほとんど直登のルートを登り続けること1時間20分、急に視界が開けたと思ったら富士山が目の前にあった。
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そこから上は、笹の中の平な道、12時半ころ頂上に到着。風もなく、ヒオドシチョウが舞ってもいいほどの気持ちよさ。山頂には20分もいた。
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富士山の反対方向には、北岳や八ヶ岳が望めた。登ってきた方には本栖湖のブルー。登るときすれ違った登山客は2組。すれ違うときの挨拶は、「メリークリスマス」。頂上には誰もおらず、この景色は我々二人の貸切だった。
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無風・快晴、雲一つだけあった富士山。とても近い。細かい襞まで見える。年賀状に使えそうだが、今年はもう出してしまった。
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下山は、本来登るはずだったルート。正面に富士山の一面笹に覆われた道を下る。ただ、雪が溶け、ぬかるんでいて滑る。足元は泥だらけ。二人とも2回ずつ尻もちをつく。青木が原の樹海とおぼしきあたりがきれいだった。笹原を下ると再び林の中。ちらりと見える本栖湖が見えたが、足元は雪が少ない分、土が凍りつき、つるつる。思わぬところで、何度転びそうになったことか。午後3時ころ、なんとか駐車場に到着。下山でこんなに手こずるとは思わなかった。(夏に登るときも、涼しそうな本栖湖寄りの急登コースをお勧めします。帰りは、もちろん富士山を見ながらの通常ルート)
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この後は、本栖みちを下部町を抜け、南アルプス街道へ。この日の宿は、奈良田温泉・白根館。かなり前、9月ころ、一度行ったことがある。それにしても、下部町へ下る峠道は、碓氷峠の旧道のように楽しかった。

2013.12.25
奈良田温泉の目の前に広がる荒涼とした風景。向かいに土石流の跡、ほとんど土石で埋まったダム湖の中にシャベルカーが一台。ときどきしかやって来るダンプに、細々と土砂を積み込んでいた。この写真からでは、小さすぎて見えないが。朝8時半、深い谷底に日がやっと少しだけ射し込んできた。この渓谷は、ほんとうに急だった。南アルプス街道は、この先、広河原まで道が通じているが、奈良田温泉から1km先で通行止めとのことだ。
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温泉宿の裏には民家もあり、ダムの底から移転してきたとのこと。温泉は、ス・バ・ラ・シ・イ。以前に来たときは、まだ暑かったことと、人が多かったので、よくわからなかったけれど、この日は我々以外に女性が1人だけ。とても贅沢だった。(内風呂は、レンズがすぐ曇ってしまい、全然だめ)
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朝、10時出発。自宅へ帰るだけだった。途中、本栖湖の1000円札の逆さ富士のポイントに寄る。少し風があり、湖面にさざ波が立ち、逆さ富士は見られなかった。富士山の右に大きく写っているのが、前日登った竜ヶ岳。前日より気温が低く、車外に長く出ていられなかった。前日の登山は大正解。
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もう1か所、有名な忍野八海に立ち寄った。まだ行ったことがなかったのだが、湧き出る富士山の伏流水は素晴らしい透明度。でも、あまりにも観光地化されすぎ。北海道の裏摩周の「神の子池」のように、もっと自然を保存できていたならと思うのみ。もっとも、神の子池も知れ渡ってしまい、最近ではものすごい賑わいと聞いている。写真は、池に写った我々の影と、近くのそば屋の庭からの富士山。
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P.S.
12月22日のヤマトシジミ。買い物に出たとき、ちょっと寄ったらヤマトシジミのメスが飛んでいた。あわててカメラをとりに引き返し、撮った中の1枚。もしやと思い、12日に撮ったメスと較べてみた。さすがに傷が増えてはいるものの、翅に載った青鱗粉の位置から、同じ個体と判明。10日間もこの場所で生きていたとは・・・。
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by otto-N | 2013-12-26 11:44 | Comments(4)
Commented by himeoo27 at 2013-12-26 20:47
12月22日の保全協会の忘年会ではお世話になりました。
これがその日の都内で撮影された「ヤマトシジミ」ですか?
凄い生命力ですね!
Commented by HOUNOKI at 2013-12-26 21:41 x
こんばんは。
広がりのある富士山の風景、
理屈抜きにして美しいですね。
私は登山よりも温泉がいいです(^^♪
otto-Nさんは、いい旅をしていますね。
とても羨ましいです。
Commented by otto-N at 2013-12-27 11:38 x
himeooさん、こちらこそ楽しかったです。
そうです。この日の朝のヤマトです。
もう一度、顔を見せてほしいところですが、年内は寒そうなので難しそうです。
Commented by otto-N at 2013-12-27 11:49 x
HOUNOKIさん、富士を見にあちこちの山に登りましたが、ここが一番迫力があります。
温泉も結構回っており、評判どおりでないことの方が多く、一度行ってよかった所も二度目だと、こんなもんだたっけ?と思うことばかりですが、この奈良田温泉はそんなことはなく、すばらしいです。
旅行や山登りは、ほとんど妻の企画です。今後、ブログの文章にも少し
気をつかいたいと思ってます。
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